阪神・伏見寅威「2人のどっちかが沢村賞を取るんじゃないですかね」新天地で迎える14年目捕手が大予言

阪神・伏見寅威は新天地で迎える14年目に沢村賞を大予言

日本ハムから移籍した阪神・伏見寅威捕手(35)がサンケイスポーツのインタビューに応じ、新天地で迎える14年目への意気込みを語った。これまで2人の沢村賞投手とバッテリーを組んできたベテランは今季、村上か才木のどちらかが受賞すると〝予言〟。自身の経験値を生かして投手陣とチームを支えていく。(聞き手・秋葉元)

――タイガースの投手陣の印象は

伏見「レベルが高いと思います。オリックス、日本ハムもいい投手が多かったですけど、タイガースの投手陣から感じるのは意識の高さですね。160キロを投げられる投手はいないですけど、『どうやったら抑えられるか』という共通認識みたいなものをどの投手も持っている。『この球をどういう風に投げたいか』という意思が球に宿っている。それはタイガースの伝統なのかもしれないですけど、何も考えないで、ただ必死に投げている投手はいない」

村上頌樹

――村上、才木のダブルエースについて

「正反対な2人ですよね。球種が多い村上と、パワーでどんどん押していく才木。タイプが違うと思いますけど、2人ともいい投手というのは間違いないですね」

才木浩人

――オリックスで山本由伸(ドジャース)、日本ハムで伊藤大海という沢村賞投手とバッテリーを組んできた。沢村賞投手の共通点は

「やっぱり責任じゃないですか。自分の成績はもちろんですけど、チームのために投げる、エースの自覚というかね。由伸も、大海も、長いイニングを投げてチームのために頑張りたいという強い意思を感じました。『こんなところでマウンドを降りていたら駄目だ』と、ピンチになればなるほどギアが上がるのは共通していたかなと思います」

――阪神で同じものを感じる投手は

「まだシーズンを通してゲームをやったことがないので、この人というのはなかなか言い切れないですけど、去年の投げっぷりを見たら、才木と村上はチームの柱となって投げていた。この2人のどっちかが今年、沢村賞を取るんじゃないですかね」

インタビューに応じる伏見寅威

――若手投手の成長も手助けしてきた

「みんなに期待していますね。若手が台頭してくることでチームは活性化されて、どんどんチーム力は上がっていくところをこれまでも見てきている。去年はあまり投げなかった投手でも、今年一気に化ける選手はたくさんいると思う。全員にチャンスがあると思っているので、期待しかないですね」

――チームメートは今の阪神にいないタイプの捕手と評している

「特別、肩が強いとか、バッティングがいいとかそういうのはないですけど、それ以外でチームが勝つために、どうやったら貢献できるかを常に考えながらやっています」

――個人的な今季の目標は

「非常に目標が立てづらい立ち位置というのは間違いなくて、具体的な数字とかは上げられない。出たところで自分の実力をしっかり出して、シーズンが終わった後に『いてくれてよかった』と思ってもらえるような成績を残せるように頑張る。それだけですね」

■伏見 寅威(ふしみ・とらい) 1990(平成2)年5月12日生まれ、35歳。北海道出身。東海大四高から東海大を経て2013年D3位でオリックス入団。国内フリーエージェント権を行使し23年に日本ハム入り。昨年11月にトレードで阪神に加入。昨季は64試合出場で打率・241、2本塁打、11打点。通算633試合出場、打率・233、21本塁打、142打点。26年オープン戦は4試合出場で打率・143(7打数1安打、13日現在)。年俸1億円。182センチ、89キロ。右投げ右打ち。背番号「17」。