マルケス、FP1の高速クラッシュで体中に痛み「週末を通して少し苦労するだろう」
ドゥカティのマルク・マルケスはMotoGPアメリカズGPの初日FP1で高速クラッシュを経験。プラクティスでは最速となったものの、そのクラッシュの影響を懸念しているようだ。
週末最初のセッションであるFP1で、マルケスは徐々にペースを上げていた序盤にターン10で転倒。このコーナーは速度が出る場所だったこともあり、時速190kmを超える速さでの転倒となってしまった。マルケスはアスファルトとグラベルを滑走しマシンとともにバリアにヒットした。
マルケスは不快感を示しつつも自力でコースを後にし、その後のメディカルチェックで骨折などが無いことを確かめ、FP1終盤10分で復帰し4番手タイムを記録。そして午後のプラクティスでは、ライバルを上回りトップタイムでQ2へ直接進出した。
こうした結果から転倒の影響は無いようにも思えるが、マルケスは週末を通じての影響を懸念しているようだ。
「今日は完全に自分のミスだった。ターン10は自分が好きで得意なコーナーのひとつなんだ。あそこは僕のライディングスタイルにとって強みのひとつとなる場所だからね」
「コーナーの走り方には“記憶”があるけど、3〜4周目でいつも通りに攻めてしまった。だけどこのサーキットでは年ごとに新しいバンプ(凹凸)ができていることに注意を払っていなかった。多くのライダーがあのコーナーで危ない場面を経験しているように、バイクを倒し込む前に多くのバンプがあるんだ」
「午後に向けてはラインを少し変えたが、最初のラップでは楽観的すぎた。結果的にクラッシュは抑えられたが、週末を通して少し苦労するだろう。問題は高速で壁に当たったことだ」

Marc Marquez, Ducati Team
痛みについて訊かれると、マルケスはこう続けた。
「腕、指、どこもかしこもだ。このタイプのクラッシュでは全身にくるが、特に背中と首が一番ひどい。まだ体が温まっている状態なので、明日起きた時にどうなるか様子を見たい」
一方で2025年インドネシアGPで負傷した右肩については問題ないとし、「むしろ他の部分に痛みが集中しているので、肩の痛みは少なく感じる」と冗談交じりに語った。
そして転倒したターン10に対して、マルケスは安全性が限界に近づいているとも指摘した。
「すでに何人かのライダーがあのコーナーで壁まで進んでしまう状態なんだ。200km/h近い速度で進入するため、限界に近いよ」
「スロットルを開け始めた瞬間にフロントを失うと、さらに速度が乗ってしまう。実際、僕も高速でバリアに到達した。だから、あそこはもう少しランオフエリアを広げた方がいいだろう。来年はMotoGPが850ccになるとはいえ、Moto2でも壁に到達する可能性はあると思う」
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