球界ここだけの話 村上宗隆がホワイトソックスに与えた影響 チームメートの証言をもとにひも解く

生還し、ベンチで迎えられるホワイトソックス・村上宗隆=米イリノイ州シカゴのレートフィールド
日本から来た「MURAKAMI」の影響力は大きい。米大リーグ、ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は、すっかりチームに溶け込んでいる。TOTO社製のビデの設置を実現させたこともあり、クラブハウス内では人気者、プレーヤーとしては尊敬の念を集めている。
打順は主に2番を任されることが多い村上。2021年のMLBドラフトで1巡目(全体22位)指名を受け、メジャーデビューした昨季、71試合で21本塁打を放ったコルソン・モンゴメリー内野手(24)は4番を任されることが多く、攻撃面での存在の大きさを口にする。
「同じ長打を打つ左打者として、ムネがラインアップの中で自分の前の2番を打つことで、助言をもらったり、配球とか投手の戦略がわかってくる。すごく手助けになっているよ。今までそういうことはなかったから、すごくいい環境になっている」
村上の加入によってチーム内には〝化学反応〟も起こっているようだ。昨季111試合に出場したエドガー・ケーロ捕手(23)は村上をリスペクトしつつ、影響を実感した。
「もちろんパワーヒッターであることもそうだし、選球眼がよくて、四球もしっかり選んでいる。パワーだけじゃなくて、打席へのアプローチ含めて秀でている選手だと思う。よく打撃のことも教えてくれる。すごくいい選手だし、チームに加わったことで、相乗効果が生まれている。彼のような選手が入ったことが、ホワイトソックスにとって非常に大きなポイントになる。ホワイトソックスに入ってくれて本当にうれしいよ」

ブルージェイズに勝利して歓喜するホワイトソックス・村上宗隆 =米イリノイ州シカゴのレートフィールド
ホワイトソックスは昨季まで3年連続100敗以上を喫したチーム。今季も再建途上ではあるが、村上の加入は主力を担う若手選手にとっても大きいようだ。開幕カードのブルワーズ戦が行われたミルウォーキー(米ウィスコンシン州)では、八木通訳を含めて数人の選手と村上でイタリア料理を食べに行ったという。

試合前、言葉を交わすホワイトソックス・村上宗隆(左)とミゲル・バルガス=米イリノイ州シカゴのレートフィールド
そのうちの一人で、昨季122試合に出場したチェース・マイドロス内野手(24)は「本当に素晴らしいと思う。彼のことは大好きだし、人としてもとても魅力的で、打者としても優れている。毎日ラインアップにいるのは非常に心強いし、チームにもたらすものは計り知れない」。打撃についても話をするが、二塁手として村上と一、二塁間を守るだけに「お互い守備でもレベルを高めたいと思っている」と意気込んだ。
首脳陣、選手、ファン。あらゆる人に影響を与えている村上。どこにいっても、誰にとっても、村上は大きな存在のようだ。(赤尾裕希)