江川卓氏が初めて「空白の一日」について明かす 4月14日、21日BSフジ「プロ野球レジェン堂」出演

4月14日、21日のBSフジ「プロ野球レジェン堂」に出演する江川卓氏(中)。親交の深い徳光和夫アナ(右)に次々と秘話を明かした。左はフジテレビ遠藤玲子アナウンサー
プロ野球、巨人OBで野球評論家、江川卓氏(70)が4月14、21日放送のBSフジ「プロ野球レジェン堂」(火曜後10・0)に出演し、空白の一日について初めて語ることが11日、分かった。親交の深い司会のフリーアナウンサー、徳光和夫(85)に激白。プロ野球ファン必見の歴史的証言がめじろ押しだ。
あの〝空白の一日〟の真相が初めて明かされる。昭和のプロ野球に大きな足跡を残した名選手の功績、伝説、裏話を徳光が引き出す人気番組に、江川氏が出演。巨人の現役時代から深く付き合い、引退後は日本テレビの番組で共演した徳光のオファーに応え、「レジェン堂」に初登場する。
江川氏は78年、いわゆる空白の一日(注)を経て、巨人に入団。野球協約の盲点をついて希望球団に入ったが、そのやり方を巡り世間を揺るがす大騒動になった。
江川氏は、これまで自身のエピソードを語るトーク番組への出演を控えており、番組で「過去がいろいろあったものですから、(トーク番組に)出るとそういう話になるじゃないですか」と説明。ここまで踏み込んで当事者が舞台裏を明かすのは初めてとみられる。
番組は江川氏の野球人生をたどる内容。ホップすると言われた剛速球を生んだ少年時代のトレーニング方法や、作新学院高時代の思い出、法大入学の経緯などを振り返り、巨人時代の同僚が江川怪物伝説も紹介する。
注目はやはり巨人入りの経緯についてだ。ドラフト会議前日に巨人と契約し、大騒動となった空白の一日について興味深い証言が続々。父親から国際電話があり、ドラフト会議前日に緊急帰国し、関係者から聞かされた契約内容について、江川氏が漏らした〝本音〟とは。エキサイトした報道陣に会見で「興奮しないでやりましょう」と呼びかけたのはなぜ? その決着として、翌79年のキャンプイン前日の1月31日に、阪神との間で成立した小林繁とのトレードについてどう感じていたのか。48年の時を超え、当時の心境と真相を江川氏の言葉で初めて語られる。

4月14日、21日に放送されるBSフジ「プロ野球レジェン堂」に出演した江川卓氏
江川氏は「徳さんだから、本当の話をしないとね」と話した。2人の信頼関係に基づいたトークは見逃せない。
★空白の一日

4月14日、21日に放送されるBSフジ「プロ野球レジェン堂」に出演した江川卓氏(右)、左からフジテレビ遠藤玲子アナ、徳光和夫アナ
法大・江川は4年時の77年に「意中の球団以外は指名しないで」と異例の会見を開いたが、ドラフトではクラウンライター(78年オフに西武が買収、交渉権も引き継ぐ)が指名。江川は入団を拒否して米国へ留学した。翌78年11月20日に緊急帰国し、ドラフト会議前日の21日に巨人と電撃契約。当時の野球協約には前年の交渉権はドラフト会議の前々日までとされており、ドラフト前日=「空白の一日」は自由に契約できると巨人は主張した。しかし、セ・リーグの鈴木龍二会長は巨人の支配下選手登録申請を却下。巨人はドラフト会議を欠席し、交渉権は阪神が獲得した。日本中を騒然とさせた事態は、金子鋭コミッショナーの〝強い要望〟で江川は阪神と契約、翌79年1月31日、キャンプイン前日に小林繁とのトレードで巨人に入団することで決着した。

4月14日、21日に放送されるBSフジ「プロ野球レジェン堂」に出演した江川卓氏(右)、徳光和夫アナに空白の一日の真相を語る