私は大学在学中の2年間、ずっと「車中泊」で生活していた。そのため無借金のまま卒業できた

筆者は学士号取得のために、節約して無借金で卒業するため、Facebookのマーケットプレイスでミニバンを格安で購入し、約2年間生活した。
- 学士号取得を目指していた期間、私はほぼ2年間ミニバンの中で生活した。
- 幸運なことにキャンパスの施設を利用できたし、たまに友人宅に泊まることもできた。
- 住居費を節約できたおかげで、授業料の支払いや貯蓄に充てる資金を増やすことができた。
フルタイムで働きながら大学に通っていた当時、私の収入で賄えるのは、授業料・家賃・車両費という3つの出費のうち2つだけだった。
キャンパス内の住居は高額で、他人の住宅ローンを肩代わりするような賃貸にも魅力を感じなかった。結局、車という移動の自由を選ぶことにした――適切な車を選べば、住む場所にもなり得ると考えたからだ。
そこで、Facebookのマーケットプレイスで格安のミニバンを購入し、小さな移動式住居に改造した。
手頃な価格でまともなミニバンを購入し、そこからどう活用するかを考えた

7人乗りのバンで、いくつかの異なるレイアウトを試した。
前の車が故障した直後にバンの購入を決めたため、車探しは急ぎ足で切羽詰まったものだった。この方法は、他の人におすすめできない。
フォルクスワーゲン(Volkswagen Vanagon)やスプリンター(Sprinter)のような、バンライフの定番車両となる大型モデルは、価格面で選択肢に入らなかった。中古でも通常5桁(数万ドル:数百万円)の金額が必要だ。
試乗の感覚がまずまずで、走行距離が30万キロメートル未満の何とか住めそうなバンをFacebookマーケットプレイスで見つけて、私は購入した。
オーナーと交渉した結果、2005年式のマツダMPVを約1000カナダドル(約730ドル:約11万円)で手に入れた。それはタイヤがすり減り、必要な書類も一部欠けていた。
この一般的な7人乗りミニバンの車内に、2×4材と合板を釘で打ち付けたぐらつくベッドを作るなど、いくつか内装のレイアウトを試した。
最終的に落ち着いたのは、運転席と助手席以外の座席をすべて取り外し、屋外用クッションや枕、大量のブランケットを使ってバンの床にねぐらを作るというスタイルだった。

お気に入りのレイアウトには枕とブランケットをたっぷり使った。
衣類はダッフルバッグに収納し、食料用に大型クーラーボックスとミルクケースを用意し、キャンプ用調理器具は別の大きなプラスチックボックスに入れた。
また、反射断熱シートを正方形に切り、マジックテープを使って窓に着脱できるカバーも自作した。

バンにはクーラーボックスと調理器具を積んでいた。
ミニバンは車中泊に最適な車だとわかった。夜間に駐車したい場所でも、目立たず周囲に溶け込めるからだ。
お気に入りの駐車スポットは、静かな住宅街の路地、公共レクリエーションセンターの駐車場、公園の登山口などだ。多くの場合、大学の駐車場の暗い隅に停めていた。
駐車違反で警備員や警察に起こされたのは1〜2回だけだった。それ以外はトラブルもほとんどなく、バンでの生活は概ね安全だと感じていた。
工夫を凝らすことで、キャンパスライフに必要な最低限のニーズをほぼ満たした

バンをさまざまな場所に駐車した。
数年間で、バンのメンテナンス、修理、燃料代に数千ドル(数十万円)を費やした。それでも、部屋を借りるよりはるかに安上がりだった。
あらゆるキャンパス内の施設を最大限に活用し、授業料を有効活用する方法を学んだ。
朝は学生会館内のキッチンでコーヒーを淹れた。体育館にはシャワーがあり、図書館には静かな自習スペースがあった。歯磨きができる、できるだけ人目につかないトイレを求めてキャンパス中を探し回った。
また、非常に親切な友人たちのおかげで、余分な食料品を彼らの冷蔵庫や冷凍庫に保管させてもらったり、耐えられないほど寒い夜にはソファで泊めてもらったりすることもできた。

本当に寒い夜は、近くに住む友人の家に泊めてもらうことができた。
食事については、週末に母の家で大量のスープを作り置きし、ガラス瓶に入れて冷凍してからキャンプ用クーラーに保管し、週を通して食べることが多かった。温めるときは、キャンパス内の建物に点在する電子レンジを利用した。
また、果物や、ほとんど調理不要で保存しやすいシンプルな食品も買いだめしていた。サンドイッチ用のピーナッツバター、ジャム、パン、電子レンジで調理できるヌードル、ベーグルとクリームチーズ、そして箱入りマカロニ&チーズ(刻んだホットドッグと合わせると、まさに絶品だ)などだ。
この生活スタイルは約2年間うまく機能した

寒い冬の時期は、バン生活が過酷になった。
2019年は公共施設や友人の家を自由に使えたので、生活しやすかった。
しかし、2020年に新型コロナウイルスがカナダで広がると、友人のソファや共用シャワーといったあらゆるリソースにアクセスできなくなってしまった。
夏の間はキャンプ用コンロでピクニックテーブルの上で食事を作り、近くの湖で体を洗い、公園の仮設トイレを使っていたから、何とかなった。
11月になって寒さが本格化すると、屋内の公共スペースに気軽にアクセスできない状況でバンの中で3度目の冬を乗り越えることは無理だと悟り、とても親切な女性から大学近くの部屋を借りることにした。
その時点まで、部屋を借りる経済的な余裕があったこと、そして車中泊が真の必要性からではなく自らの選択で過ごすことができたのは幸運だった。それ以降、ミニバンは通学用の車となり、廃車にするまでの間、たまにキャンプに行くときだけ生活空間として使うようになった。
試練の連続だが、無借金で卒業できた

バンで生活していた間、多くの資源と大切な人たちのサポートを得られたことは幸運だった。
約2年間バンで生活したことは、間違いなく苦労の連続であり、創意工夫を学ぶ最高の訓練だった。しかし、その時間を後悔したことは一度もない。結果として、借金ゼロで大学を卒業でき、銀行口座にいくらかの貯蓄も残すことができたからだ。
今は彼氏と愛犬とともに、小さなアパートで快適に暮らしている。
真夜中にトイレを使えること、本がぎっしり並んだ本棚を持てること、友人を招いたり誰かをもてなしたりできる空間があること——そうしたことを、当たり前だと思うことはないだろう。
その後、別のバンを購入した。さらに古い車種で、荷台にはベッドとキャンプ用品がたっぷり積んである。愛犬や彼氏とのロードトリップに十分な広さがありながら、アパートの前に駐車できる手頃なサイズでもある。
お金に困った学生時代はもう終わったが、車中泊だけはやめられそうにない。