阪神・佐藤輝明、ドラ1カルテット爆誕祝砲12号2ラン「違和感なくプレーできるように」立石待ってたぞ!

三回、12号2ランを放つ佐藤輝明=倉敷マスカットスタジアム(撮影・水島啓輔)
(セ・リーグ、阪神4-2中日、10回戦、阪神8勝2敗、19日、倉敷)倉敷の夜空に高々と白球が舞い上がった。甲子園の浜風とは真逆の右翼向きの風に乗ったボールは、右中間スタンドへ消えていく。一年に一度の晴れの国での一戦でも、阪神・佐藤輝明内野手(27)が勝利をもたらす一発で虎党を喜ばせた。
「最高の形で追加点を取ることができた。良いスイングができましたし、一球で仕留めることができてよかった」
今日しか見られないファンの前で、力を存分に披露した。1―0の三回、1死一塁から先発・金丸のフォークを捉えた。広く、フェンスも高いマスカットスタジアムもものともせずに12号2ラン。勝負を避けられていた佐藤にとって、走者ありでの本塁打は4月16日の巨人戦(甲子園)以来、約1カ月ぶりとなった。

五回終了後、球場の上空には花火が打ち上がった(撮影・甘利慈)
一回には先制の左前適時打を放ち、五回にも追加点を呼ぶ左前打。3安打3打点の大暴れで両リーグトップとなる8度目の猛打賞を記録し、5月にしてキャリアハイに並んだ。
入団から4戦目となった同球場で初めて本塁打を放った。岡山は母方の祖父母が住んでおり、縁が深い地でもある。本塁打を放った際にはダイヤモンドを回りながら手を挙げ、「じいちゃん、ばあちゃんが来ていたので、いいところを見せられてよかった」とはにかんだ。この日の3安打で同球場での通算成績は15打数8安打、打率・533。祖父母の声援を力に変える虎の倉敷男が、最高のお返しを届けた。

阪神・倉敷での最近の試合
ドライチの先輩として、後輩への歓迎弾ともなった。この日、D1位・立石(創価大)が1軍に合流。佐藤は試合前練習で立石を見つけると、両手を大きく広げてハグで迎え入れた。
「違和感なくプレーできるように、僕たちが接してあげたい」
3番の森下、5番の大山に続いて立石は「6番・左翼」に入り、虎は〝ドラ1カルテット〟を形成。かわいい後輩が初安打を放った試合を勝ち試合にしてみせた。
「熱い声援ありがとうございます。また熱い戦いが続いていきますけど、皆さんの応援が力になりますので、よろしくお願いします」

試合前練習では立石(左)を抱きしめた=倉敷マスカットスタジアム(撮影・松永渉平)
お立ち台からファンに呼びかけた。4番としてドラ1カルテットを引っ張っていく。(中屋友那)