元CAが語る、長距離フライトを台無しにする「11のNG行為」

元客室乗務員(CA)として国際線に勤務していた私は、これまで多くの旅行者が同じ間違いを繰り返すのを目撃してきた。
- 元客室乗務員として、私は旅のストレスを軽減し、より快適なものにするためのノウハウを蓄積してきた。
- フライト前や機内では、炭酸飲料やお腹にガスが溜まりやすい食べ物は避けるのが賢明だ。
- デバイスの充電を忘れ、重ね着の準備も怠った乗客を待っているのは、過酷なフライト体験だ。
私はかつて国際線の客室乗務員(CA)として世界中を飛び回り、現在はトラベルライターとして活動している。ファーストクラスのスイートから、エコノミー最後尾の忌々しい中央席まで、機内のあらゆる座席を経験してきた。
その経験から、多くの旅行者が無意識のうちに自らの快適さを損なっている「失敗」を何度も目にしてきた。長距離フライトを快適に過ごすために避けるべきポイントを紹介しよう。
1. 靴下や裸足で機内を歩き回る

Tiffany Hawk
フライト中に靴を脱ぎ、リラックスするのは最高だ。ファーストクラスならアメニティの靴下を履くこともあるだろう。しかし、その靴下は座席で履くためのもので、通路を歩くためのものではない。
CAとしての経験上、機内のカーペットはそれほど頻繁にディープクリーニングされているわけではない。さらに、機体が揺れることを考えれば、化粧室の床に落ちている液体は単なる「水」ではない可能性が高い。機内を歩くなら、スリッパを持参して床との接触を避けるのが賢明だ。
2. ネックピローを事前に試さない

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U字型のネックピローを愛用する人もいるが、多くの場合は「かさばる荷物」になるだけだ。機内に持ち込んだものの、いざ使ってみると寝心地が悪く、結局座席に吊るしたままにしている乗客を何度も見てきた。
大きなピローを機内に持ち込む前に、それが自分の体にフィットするか、自宅で一度テストしておくべきだ。
3. 機内で新しい睡眠薬を試す

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睡眠薬を飲めばちょうど良い時間だけ眠れると思い込んではいけない。薬の種類によっては強い倦怠感や副作用が出る場合があるし、何より緊急時には、すぐに目を覚まして意識をはっきりさせる必要がある。
初めて使う薬が体に合わず、CAが目の前で困惑している中で目を覚ます……といった事態は避けたい。処方薬はもちろん、市販薬であっても事前に医師に相談し、指示に従うことが重要だ。
4. フライト中ずっと画面を見続ける

Tiffany Hawk
親が子どもをなだめるために映画を見せ続けるのを、私は決して責めない。しかし、塗り絵やシールブックといった「アナログな娯楽」を混ぜなければ、子供の脳は興奮し続け、眠りにつくことができなくなる。
これは大人も同じだ。一睡もせずに画面を見続ければ、翌日の凄惨な時差ボケは避けられないだろう。
5. 水分を摂らない&持ち込まない

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「トイレに立つのが面倒だから」と水を飲まないのは、健康上のリスクを伴う。機内の乾燥した空気と高い高度は、あっという間に体を脱水状態にする。これは時差ボケを悪化させるだけでなく、他の体調不良にもつながる。
CAが頻繁に水を配りに来ない場合は、遠慮なくリクエストすべきだ。保安検査場を通過した後に、空のボトルに水を満たして持ち込むのが、最も確実な方法だろう。
6. 重ね着をしていない

A plane.
世界中を飛び回る航空機の機内温度を、全員が満足するように調整するのは至難の業だ。ある時点では暑すぎ、またある時点では凍えるように寒くなる。
CAに温度調整を頼むことはできるが、別の乗客が反対のリクエストをしているかもしれない。脱ぎ着しやすい「レイヤード(重ね着)」を準備しておくのが、自衛のための鉄則だ。
7. 機内エンターテインメントに依存しすぎる

Tiffany Hawk
最新映画を楽しみにしていたとしても、目の前のモニターが動かない可能性は常にゼロではない。座席が満席なら移動もできない。機内で眠れないタイプなら、予備の娯楽を自分のデバイスに入れておくべきだ。
8. デバイスの充電を後回しにする

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機内で映画や電子書籍を楽しみたいなら、搭乗前にフル充電を済ませておくことだ。機内のコンセントやUSBポートは、特定の座席、あるいは機体全体で故障していることが珍しくない。
念のため、電池を消費しない紙の本やポッドキャストを用意しておけば、万が一の際も一晩中退屈せずに済む。
9. アルコールを飲みすぎる

Tiffany Hawk
低気圧と低湿度により、機内ではアルコールの影響が通常よりも強く出る。
「自分はお酒に強い」と豪語していた乗客が、醜態をさらしたり、喧嘩を始めたり、挙句の果てに嘔吐したりする場面を、私は何度も見てきた。夕食のワイン一杯を否定はしないが、過度な飲酒と脱水の組み合わせは、凄まじい時差ボケを招くことを覚悟してほしい。
10. 「小さな必需品」を持ち込まない

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ファーストクラスならアメニティキットが配られるが、そうでなければ自分で用意する必要がある。
乾燥した機内ではリップクリームや保湿ローションが欠かせない。また、騒音や他人の気配を遮断する耳栓やアイマスク、そして起床後に口内をリフレッシュするための歯ブラシセットがあれば、フライトの快適度は劇的に向上する。
11. 炭酸飲料やガスが発生しやすい食べ物を避けない

機内食のメニューが自分の口に合うという保証はない。万が一に備えて、軽食を持参するのが賢明だ
機内の気圧が下がると、体内のガスは膨張する。スナック菓子の袋がパンパンに膨らむのと同じことが、あなたの胃腸の中でも起きているのだ。炭酸飲料やガスが溜まりやすい食品(豆類など)は避けたほうがいい。腹痛や不快な膨満感は苦しいものだ。
ちなみに私の航空会社では、ガスの苦痛を和らげるために「おならを出しやすくする姿勢」を乗客に促すよう、CAを訓練していたほどだ。