【個人向け国債】最新金利は最高「1.89%」! 定期預金と何が違う? 100万円買った時の利子額をシミュレーション

「個人向け国債」の選び方と、変動10年・固定5年・固定3年それぞれの最新条件も一覧で確認

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【個人向け国債】最新金利は最高「1.89%」!定期預金と何が違う?100万円買った時の利子額をシミュレーション

「預金だけでは増えにくいけれど、投資の値動きは不安」。

こうした悩みを抱える人にとって、選択肢の一つとなるのが「個人向け国債」です。

日本政府が発行する金融商品であり、元本割れリスクが比較的小さいとされることから、安全性を重視する資産運用先として注目されています。

一方で、個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があり、「どれを選ぶべきか分からない」「金利が上がっている今、申し込むタイミングはいつがよいのか」と迷う人も少なくありません。

そこで本記事では、それぞれの特徴や2026年5月募集分の金利水準を整理するとともに、変動10年の金利推移や向いている人の特徴について詳しく見ていきます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

個人向け国債「変動10年・固定5年・固定3年」の違いとは?

「個人向け国債」は、日本国政府が個人向けに発行している債券で、安全性の高い金融商品として知られています。

個人向け国債には、以下の3種類があります。

・変動金利10年

・固定金利5年

・固定金利3年

それぞれ仕組みが異なるため、特徴を確認しておきましょう。

変動金利10年の特徴

・金利は半年ごとに見直される

・最低でも年0.05%の金利保証がある

・市場金利が上昇すると、受け取れる利息も増える可能性がある

固定金利5年の特徴

・購入時に決まった金利が、満期まで変わらない

固定金利3年の特徴

・購入時に設定された金利が、満期まで一定となる

では、2026年5月募集分の個人向け国債では、どの程度の金利が設定されたのでしょうか。

【最新情報】2026年5月募集の「個人向け国債」の金利は?

2026年5月募集分の適用利率は、3タイプすべてで1%台となりました。

日本銀行の利上げや市場金利の上昇を背景に、個人向け国債の利率も以前より高い水準となっており、安全性を重視した資産運用先として注目されています。

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出所:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」

2026年5月募集分の金利は、変動10年タイプが年1.67%、固定5年タイプが年1.89%、固定3年タイプが年1.57%で、3商品の中では固定5年タイプが最も高い利率となっています。

金利上昇局面が続いていることもあり、「今後さらに上がるのか」「変動と固定のどちらを選ぶべきか」と悩む人もいるかもしれません。

とくに変動10年タイプは、市場金利の動向によって受け取れる利息が変わる仕組みのため、これまでの金利推移を確認しておくことも判断材料の一つとなります。

次章以降では、個人向け国債「変動10年」の適用利率がこれまでどのように変化してきたのかを見ていきましょう。

【これまでの推移】個人向け国債「変動10年」の金利はどのように変化した?

2024年3月にマイナス金利政策が終了して以降、日本では金利上昇局面がみられています。

こうした環境変化を受けて、個人向け国債の金利がどのように推移してきたのか、具体的なデータをもとに見ていきましょう。

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個人向け国債「変動10年(第158回債)」受取利子シミュレーション

個人向け国債「変動10年(第158回債)」の適用利率(税引前)の推移を見る

・2023年6月16日~2023年12月15日:0.28%

・2023年12月16日~2024年6月15日:0.60%

・2024年6月16日~2024年12月15日:0.57%

・2024年12月16日~2025年6月15日:0.65%

・2025年6月16日~2025年12月15日:0.84%

・2025年12月16日~2026年6月15日:1.10%

発行時には0.28%だった変動10年(第158回債)の適用利率は、その後上昇し、足元では1.10%まで上がっています。

では、この国債を100万円分購入したケースで、どの程度の利子を受け取れるのか確認してみましょう。

変動10年(第158回債)を100万円分購入した場合の受取利子額をシミュレーション

・2023年6月16日~2023年12月15日:1400円(税引後:1116円)

・2023年12月16日~2024年6月15日:3000円(税引後:2390円)

・2024年6月16日~2024年12月15日:2850円(税引後:2271円)

・2024年12月16日~2025年6月15日:3250円(税引後:2589円)

・2025年6月16日~2025年12月15日:4200円(税引後:3346円)

・2025年12月16日~2026年6月15日:5500円(税引後:4382円)

※利子は受取時に20.315%の税金が差し引かれます

最初の半年間に受け取れる利子は、税引後で1116円です。

その後、一時的に利率が下がった時期もありましたが、全体としては上昇傾向となっており、2年半後には税引後4382円まで増加しています。

もっとも、途中で換金する際の条件についても把握しておく必要があります。

個人向け国債は、発行から1年が経過すると中途換金が可能です。

ただし、直近2回分の利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます。

売却時期によっては、直近1年分の利子がほとんど残らないケースも考えられるため、基本的には余裕資金で保有することが前提といえるでしょう。

また、適用利率が今後も上昇し続けるとは限りません。

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出典:財務省「国債金利情報」

市場金利の変化によっては、将来的に適用利率が低下する可能性もあるため、その点も踏まえて検討することが大切です。

「個人向け国債」はどのような人に適している?

個人向け国債は、日本政府が発行する債券であり、元本割れリスクが比較的小さい金融商品とされています。

そのため、「価格変動の大きい商品は避けたい人」や「安定性を重視しながら資産を保有したい人」に向いているといえるでしょう。

また、1万円から購入できるため、まとまった資金がなくても始めやすい点も特徴の一つです。

預貯金だけで資産を管理するのではなく、安全性を意識しながら分散して保有したいと考える場合、有力な選択肢となるでしょう。

加えて、変動10年タイプは市場金利にあわせて利率が見直される仕組みで、金利上昇局面では、受け取れる利息が増える可能性があります。

そのため、しばらく使う予定のないお金を、比較的安定的に運用したい人にも活用しやすい商品といえます。

一方で、中途換金時には利子相当額の一部が差し引かれる仕組みがあるため、短期間で売却する前提の運用にはあまり向いていません。

購入を考える際は、資金の使い道や運用期間を踏まえ、自身の目的に合っているか確認することが大切です。

個人向け国債は「目的と運用期間」に合わせた選択が重要

本記事では、個人向け国債の特徴や2026年5月募集分の金利水準について紹介しました。

個人向け国債は、日本政府が発行する安全性の高い金融商品で、「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプから目的に応じて選べる点が特徴です。

とくに変動10年は、市場金利に応じて利率が見直されるため、金利上昇局面では受取利息の増加が期待できます。

一方で、途中換金時には利子相当額の一部が差し引かれる仕組みがあり、短期運用には向きません。

また、金利は今後も上がり続けるとは限らず、市場環境次第で低下する可能性もあります。

そのため、「しばらく使う予定のない資金を安定的に運用したいのか」「一定期間金利を固定したいのか」といった目的を整理し、自身の資金計画に合った商品を選ぶことが大切です。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

参考資料

・日本銀行「2025年12月金融政策決定会合での決定内容」

・財務省「個人向け国債」

・財務省「個人向け利付国庫債券(変動・10年)第158回の発行条件」

・財務省「国債金利情報」

・財務省「個人向け国債 教えて!コクサイ先生」

・財務省「個人向け国債 受取利子シミュレーション」

・財務省「個人向け国債の発行条件等」

・財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」

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