アジア初の民間月面着陸に失敗 2度目の挑戦、減速できず衝突か

着陸船「レジリエンス(再起)」の月面着陸の結果を待つ人たち=6日未明、東京都千代田区
宇宙企業ispace(アイスペース、東京)は6日、着陸船「レジリエンス(再起)」が月面着陸に失敗したと明らかにした。午前4時過ぎの着陸に向け、上空100キロの周回軌道から降下を試みたが、十分に減速できず、月面に衝突したとみている。2023年4月に試みた民間として世界初の着陸は失敗し、その後に米企業が成功。今回はアジアの民間企業として初の着陸を目指したが果たせなかった。
記者会見で結果を報告した袴田武史最高経営責任者は「残念だし、支援してくれた方に申し訳ない」と述べた。原因分析に努め、27年に新たな着陸船で予定する次の挑戦に臨むと表明した。
着陸船は高さ約2.3メートル、幅約2.6メートル。今年1月に米フロリダ州からスペースXのロケットで出発し、5月に月の周回軌道に入った。
6月6日は午前3時過ぎに降下を開始。時速5800キロから時速2キロ程度まで減速、月の北半球に降りるはずだった。だが想定より降下スピードが速いまま、高度192メートルを最後にデータが途絶えた。高度センサーの不具合が疑われる。

記者会見で着陸船「レジリエンス(再起)」が月面着陸に失敗したとの見解を表明するispaceの袴田武史最高経営責任者=6日午前、東京都千代田区

宇宙船「レジリエンス」をのせ、打ち上げられるロケット=1月15日、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センター(AP=共同)
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