「朝1分シャワー」で加齢臭を撃退! 体の悩みを解決する入浴法2つ
お風呂で当たり前のようにやっていることが、じつは肌を傷つけているかもしれません。ここでは温泉療法専門医の早坂信哉先生が、美肌に効果のある入浴法を解説します。また、年齢とともに気になる加齢臭も、「朝1分のシャワーで改善できる」のだとか。その理由と正しいケア方法を紹介します。
※ この記事は『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(アスコム刊)より一部抜粋、再構成の上作成しております。
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美肌を目指すなら「石けんは2~3日に1回」で十分

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「石けんで体を洗うのは2~3日に1回で十分です」
講演会でこうお話しすると、多くの方が驚かれます。しかし、
・肌を清潔に保つこと=美肌ではない
のです。肌に汚れがついたままなのはよくありませんが、洗いすぎは肌のバリア機能を低下させ、肌トラブルの原因になります。美肌になろうと、ゴシゴシ洗ったら、逆に美肌から遠ざかってしまうというわけです。
お湯に浸かると皮膚はふやけた状態になり、刺激に弱くなります。このタイミングで石けんを使うと、皮脂や保湿成分まで洗い流されてしまい、かえって乾燥や肌荒れが起きやすくなってしまうのです。
とくに高齢の方は皮脂量が少ないため、手足など乾燥しやすい部分については、石けんによる洗浄は2~3日に1回程度にとどめるのが理想的です。
もちろん、ゴシゴシ洗いは避け、石けんをよく泡立てて、泡でなでるようにやさしく洗うようにしましょう。
ただ、皮脂が多く分泌される部位は例外です。「頭部、顔、背中の上部、わきの下、陰部、足指の間」などは、皮脂や汚れがたまりやすく、においや肌トラブルの原因になることがあります。こうした部分は、石けんを使って毎日洗うようにしてください。
美肌に重要なのは保湿です。肌の水分量は入浴中に一時的に増えますが、出た後は急激に蒸発します。ですから、保湿は入浴直後に、できれば脱衣所に保湿剤を置いて、体についた水滴をふき取った直後に全身に塗ってください。最近では浴室内で濡れた体に塗るタイプの保湿剤もあります。
保湿剤は、セラミド、ヒアルロン酸、グリセリンなどの保湿成分を含むものがおすすめです。ただ、肌との相性があるので、自分の肌質に合ったものを選んでください。
「朝1分シャワー」で加齢臭を抑える

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朝起きると、自分の枕がなんとなくにおう。洗ったはずの服に袖をとおすと、ほんのりとにおいが残っている…。年齢を重ねると感じる、こうしたにおい。いわゆる「加齢臭」というものです。
加齢臭のにおいは、皮脂に含まれる脂肪酸が分解・酸化されて発生します。とくに「9−ヘキサデセン酸」という脂肪酸が、空気や常在菌に触れることで、加齢臭の原因物質「ノネナール」が生じることがわかっています。
この脂肪酸は加齢とともに増えるため、40代以降の男性に多い傾向がありますが、女性にも起こりうる現象です。
デオドラントスプレーを使うのもいいですが、もっと手軽な方法で防げます。
・朝1分、41℃のシャワーを浴びる
たったこれだけです。皮脂の分泌が多い部分にシャワーを当てるようにすれば、加齢臭の原因となる脂肪酸やノネナールの元を洗い流すことができます。東京ガス都市生活研究所の実験でも、石けんなしでも皮脂量が減り、夕方までにおいが抑えられることが確認されています。
お湯を当てると効果的なのは、汗や皮脂がたまりやすく、加齢臭の発生源となりやすい「額、胸の間、背中の真ん中、わきの下、足の裏」です。ただし、1分を超えて長く浴びると汗をかき始め、かえって皮脂が再分泌されてしまうため逆効果です。短時間ですませることが、加齢臭を撃退するための朝シャワーの最大のポイントです。