これぞ飛んで曲がらないトータルパフォーマンスドライバー! アマチュアがフィッティングで体感した“最適化”の力

タイトリスト「GTS」ドライバー, 突き詰められた「トータルパフォーマンス」がスコアメイクへとつながる, GTSの真価をフィッティングセンターで検証, パワーヒッターの課題は安定したスピンだった, アマチュア試打テスター長谷亮太郎さん, スピン量過多のライターIには「GTS2」がベストマッチ, クラブを"最適化"することがトータルパフォーマンスを引き上げる, 安定した弾道を極限のスピードで, スピードと操作性を高レベルで制する, スピード+ロースピンでもっと前へ

これぞ飛んで曲がらないトータルパフォーマンスドライバー! アマチュアがフィッティングで体感した“最適化”の力

新設計の「フルサーモフォームボディ」と「スプリット・マス・フレーム」を核に、大きな進化をとげたタイトリストの新ドライバー「GTS」シリーズ。しかし、その性能はヘッド単体で語り尽くせるものではなかった! 今回は「タイトリスト フィッティングセンター」でアマチュアゴルファーが実際に試打。3モデルの違い、フィッティングによる弾道の変化、そして「自分に合う1本」を見つけるプロセスをレポートする。

タイトリスト「GTS」ドライバー

突き詰められた「トータルパフォーマンス」がスコアメイクへとつながる

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単にボール初速を上げるだけではなく、スピード、許容性、スピン安定性、調整機能、そして打音・打感までを高次元で融合させることを目指した、タイトリストらしい「トータルパフォーマンス設計」のドライバー。ラインナップは、高い許容性と安定感を備えた「GTS2」、スピードと操作性を両立する「GTS3」、ロースピン性能を追求した「GTS4」の3モデル。幅広いゴルファーに対して、最適な弾道を引き出せる構成となっている。

GTSシリーズのキーテクノロジーとなるのが、新設計の「フルサーモフォームボディ」と「スプリット・マス・フレーム」だ。独自のマトリックスポリマーを用いた軽量ボディにより生み出された余剰重量を後方、そして低く前方にも配置することで、高い慣性モーメントによる安定性と、ボールスピード性能の両立を図っている。

フェースには新開発の「スピード・シンク・フェース」を採用。フェース全体の反発性能を最適化し、打点がズレたときにもボールスピードの低下を抑える設計だ。

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GTSの真価をフィッティングセンターで検証

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今回、そのGTSの性能を確かめるべく訪れたのが、ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉県)内にある「タイトリスト フィッティングセンター」。最新の弾道計測器を備えた打撃スペースから、300ヤードを超える屋外フィールドへ向かって実際にボールを打てるため、数値だけでなく、飛び出しの高さ、曲がり幅、落ち際の弾道まで目で確認できるのが大きな特徴だ。

フィッティングは、タイトリストのフィッティングスペシャリストがマンツーマンで実施。ヘッド、ロフト、シャフト、SureFitホーゼル、ウェイト設定を組み合わせながら、プレーヤーごとに最適な弾道を探っていく。

パワーヒッターの課題は安定したスピンだった

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最初にフィッティングを受けたのは長谷さん。まずはマイクラブで現状をチェックし、見えてきた課題は「スピン量の少なさ」だった。

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アマチュア試打テスター長谷亮太郎さん

ヘッドスピードは40m/秒台後半。普段から250ヤード以上を飛ばすパワーヒッター。現在の使用クラブはタイトリスト「TSR4」。持ち球はドローで、強く振れるがゆえに弾道の安定感に欠けることが悩み

スピン量は2000回転を下回るショットもあり、低スピンで強く飛び出す反面、ランディングアングルが浅くなり、キャリーを十分にかせぎきれていない。

フィッティングでは、まず「GTS4」「GTS3」「GTS2」の順にヘッドをテスト。マイクラブ「TSR4」の流れをくむ、低スピン性能に特化した「GTS4」ではやはりスピン量不足が顕在化。弾道の高さやスピン量、曲がり幅を比較した結果、もっともスピン量が安定したヘッドは「GTS3」だった。シャフトもさまざまなものをテストしたが、結果的には使い慣れた「VENTUS BLACK 6S」が好結果に。スピン量が2000回転台で安定し、ランディングアングルも適正になった。低スピンすぎてキャリーを失っていたマイクラブの弾道から、強さと高さを兼ね備えた弾道へと変化した。

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ヘッドの前後のウェイトを調整できる「デュアル・ウェイト・システム」で重心位置を最適化。自身に合った「飛んで曲がらない重心」を徹底的に追求できる

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元々パワーがあった長谷さんだが、フィッティングによって導き出されたクラブでは安定感が大幅アップ。フェアウェイの幅をとらえながら大きく飛ばせる弾道を手に入れた

その後、さらに「SureFitホーゼル」や「デュアル・ウェイト・システム」も調整したが、ホーゼルは標準のA-1、ウェイトポジションもスタンダードがベスト。キャリー260ヤード超えを連発する結果には長谷さんも驚きを隠せなかったようだ。

長谷さんのフィッティングは、ヘッドを替えることで単純に飛距離を伸ばすというより、すでにあるパワーをより効率よくキャリーと安定感に変える好例となった。

スピン量過多のライターIには「GTS2」がベストマッチ

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ドライバーが苦手なライターIだが「GTS2」の安定性能で飛距離も正確性も向上。とくに打点ブレへの強さには脱帽していた

長谷さんとは逆で、スピン量過多に悩むライターIも同じ流れでフィッティングを受けた。ヘッドスピードは40m/秒台前半。マイクラブでの計測では、スピン量が3000回転を超えるショットも多く、打球を“前”に飛ばせていなかった。

3モデルを打ち比べた結果、もっともマッチしたのは「GTS2」。印象的だったのは、ミスヒット時のバラつきの少なさだ。ミスすると打点がフェース上部に当たる傾向があったライターIだが、GTSの「スピード・シンク・フェース」はフェース上部でのヒット時のパフォーマンス向上も狙った設計。実際に打ってみても、打点が上にズレたショットで極端に飛距離が落ちる感覚が少なく、キャリーと方向性が安定していた。

クラブを"最適化"することがトータルパフォーマンスを引き上げる

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GTSの3モデルは、それぞれに性能特性が異なる。今回の試打で見えたのは、単純に「どれが1番飛ぶか」ではなく「どのモデルをどう最適化すれば、自分にとって飛んで曲がらない弾道になるか」という視点の重要性だった。長谷さんとライターIはまったく異なるタイプの悩みを抱えていたが、フィッティングによってそれぞれが課題を解決。ヘッドの進化とフィッティングの精度が組み合わさることで、ドライバーの飛びはまだ変えられる。タイトリスト「GTS」ドライバーは、自分のスイングに合う1本を探したいゴルファーにとって、試す価値のあるシリーズといえるだろう。

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GTS2

安定した弾道を極限のスピードで

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高い許容性とスピードを兼ね備え、フェース全体で安定したパフォーマンスを求めるゴルファー向け。高弾道・中スピン設計で、安心感のあるヘッド形状が特徴

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GTS3

スピードと操作性を高レベルで制する

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スピードと弾道をより細かくコントロールしたいゴルファー向け。GTS2に比べて打ち出しの高さとスピン量を抑えやすく、コンパクトかつディープフェース設計

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GTS4

スピード+ロースピンでもっと前へ

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シリーズのなかでもっともスピン量を抑えやすく、飛距離最大化を目指すゴルファー向け。460ccヘッドに大型化され、前作の「4」モデルと比較して許容性も向上

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SPEC●ヘッド体積/460cc●ロフト角/8、9、10、11度(11度はGTS2、GTS3のみ展開)●ライ角/58.5度(A1 SureFit Hoselポジション)●長さ/45.5インチ●シャフト/TENSEI 1K Red 55 RIP、TENSEI 1K Blue 55 RIP、TENSEI 1K White 65 RIPほか●価格/11万5500円〜

構成=石川大祐、写真=田中宏幸