【今夜はイタリアンおかず!】万能イタリア野菜を使って家族全員がよろこぶ「ズッキーニの肉詰め」を作ろう

「ズッキーニの肉詰め」。
イタリア野菜といえば? と聞かれたら直ぐに思い当たるのではないでしょうか。
ズッキーニはイタリア語でズッカ(かぼちゃ)に、小さいを意味する接尾語が付きズッキーナZucchina(小さいカボチャ)と名付けられたイタリア野菜。
見た目からキュウリやナスの仲間かと思いきや、意外にもかぼちゃの仲間。日本のスーパーでも手に入りやすいですよね。
しかし! 美味しいのは重々分かっているものの意外にどうしていいか分からない野菜だったりもしませんか?
ズッキーニに触れるか触れないかまで手を伸ばしたのにやっぱり止めてしまう。
はい、その気持ち、ちょっとわかります。でも、本来そんな微妙なポジションに甘んじるような野菜ではないのです、ズッキーニは! 実際私もイタリアに住んでみてわかりました。ズッキーニはスーパーメジャー野菜なのでありました。
しかもズッキーニ自体の種類も豊富で、少なくとも10種類くらいあることに驚きました。

種類豊富なズッキーニたち。フィレンツェ産やローマ産、黄色や白や丸型など本当に種類豊富なズッキーニ。ちなみに日本で良く見るズッキーニは「ミラノ産黒ズッキーニ」と呼ばれている種類。
もちろん調理方法も多彩。
パスタはもちろん、オリーブオイルでソテーしたり、トマトで煮込んだり、生で食べたり揚げたりオイルに漬けたり、ついには花までも。
偏愛過ぎでしょズッキーニ!
いろいろな食べ方ができるのも魅力
では、どんな風に偏愛しているかイタリア人が愛してやまないズッキーニの調理法をいくつかご紹介します。
◆ズッキーニのオーブンパン粉焼き

迷ったらこれ! 失敗もなくある程度の美味しさを確実に担保出来るお助けメニュー。
この料理、友達のホームパーティや急なお呼ばれなどでめちゃくちゃよく遭遇します。
ズッキーニを切り、塩胡椒してパン粉を振りかけてオーブンへイン! うまい! 簡単! 早い! 安い! の四拍子揃った万能料理です。
◆ズッキーニのソテー

ズッキーニ・インパデッラ、又はズッキー二・トリフォラーティとも呼ぶド定番料理。イタリアンパセリの他、夏はミントを入れる場合も多い。
シンプルだけど無限系の家庭料理。
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、ズッキーニとイタリアンパセリを入れて焦げ目がつくまで焼くのみ。
◆ズッキーニの花のリピエーノ

春から初夏にかけて出回るズッキーニの花。「カボチャの花」という名前でスーパーや市場に出回ります。
初夏にしかお目見えしないイタリア人が大好きなズッキーニの花。
生のままサラダに入れたり、フリットにしたりオーブンで焼いたり。見た目ほどハードルの高さがなく比較的何をやっても美味しい万能な材料。
中でもリコッタチーズやハムなどを花の中に入れオーブンで焼くリピエーノは別格の美味しさで、自分で作るのはやや手間だけど、作ってくれたら思わずノリで結婚しそうになるくらい気の利いた嬉しい料理。
初夏にイタリアに行かれる際は是非食べて欲しい一品です。
◆ズッキーニの肉詰め

肉詰めに良く使われる丸い形のズッキーニ。キュートな見た目とボリューミーな食べ応えで子供にも大人気。
ピーマンの定番料理と言えば? と聞かれたら即答で肉詰め、ですよね? その感覚に限りなく近いのが、ズッキーニの肉詰め。
とりあえず肉を詰めれば何とかなる的な、マンマの救世主レシピ。
ピーマンのような苦味もないので子供から年配の方まで絶大な支持を得ている一品です。
マンマの味、「ズッキーニの肉詰め」のレシピをご紹介!
ということで、今回はイタリア人が愛してやまないズッキーニの定番料理「ズッキーニの肉詰め」レシピをご紹介します。
■材料(2人分)
・ズッキーニ 2本
・牛ひき肉 120g
・卵 1個
・オリーブオイル 大さじ1
・パルミジャーノ・レッジャーノチーズ 大さじ1
・塩・こしょう 適量
・食パン 30g
・牛乳 適量(パンをやわらかくする)
■下準備
・オーブンを180度で予熱しておく。
■作り方(所有時間50分)
(1)ズッキーニを半分に切り、スプーンなどで底に穴を開けないよう気をつけながらくり抜く。

肉だねの入る部分です。
(2)くり抜いたズッキーニを細かく刻む。

くり抜いた部分も具に。
(3)食パンに牛乳を浸す。

つなぎになります。
(4)ボールにひき肉、(2)のズッキーニ、卵、(3)の食パン、塩、こしょう、パルミジャーノを入れよくこねる。

粘りが出るように。
(5)くり抜いたズッキーニに具材を乗せ、上からオリーブオイルをかける。

香りも最高!
(6)180度のオーブンで40分程焼く。

あとは待つだけ。

完成!
★POINT
*肉は合い挽きでも鶏肉でもお好みでOK。
*食パンがない場合はパン粉でもOK。大さじ3くらい、水っぽくならない程度に入れてください。
齊藤奈津子(さいとう なつこ)
イタリア料理研究家。TVディレクターとして様々なジャンルのテレビ番組を制作するうちにイタリア料理の素晴らしさに目覚め、2009年、イタリア料理研究家1級を取得し翌年イタリアのフィレンツェへ料理留学。帰国後、イタリア各州の郷土料理を紹介する「イタリア家庭料理教室180℃」を開業。イタリアの食文化、そしてチョコレートを広める活動を続けている。
Instagram @natsukosaito0104