男子ツアーのグリーン上でじわり流行の兆し 「〇グリップ」その絶大な効果とは?

10本の指に力が入らないという植竹勇太
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(1日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)
植竹勇太がオデッセイの新作「Square 2 Square TRI-HOT」のツノ型(#7)を試していた。話を聞こうと練習を見ていると…グリップがなんか変だぞ。パターグリップではなく、ショット用のグリップが挿さっているではないか。

エリートグリップのスタッフに挿してもらったグリップ
アイアンやウェッジの感覚で、パッティングもしたいからだろうか。植竹は「それは関係ないですね」ときっぱり。「グリップの丸さがポイントで、丸いと変なところに力が入らないんですよ。10本の指のどこかに力が入ることがない。ヘッドの線を目標に合わせて構えて、ただ打つだけでいい」と効果を説明してくれた。
植竹はクロスハンドで握っていたが、「握りは特に関係ないです。お先だったら順手で打っていますしね」とのこと。
練習グリーンを見渡すと、他にも勝亦悠斗が植竹と同様にショット用の丸グリップに変更していた。石川遼もこの丸グリップに興味を示し、オデッセイのスタッフにショット用のグリップを挿したパターをオーダー。その後、丸グリップで球を転がしていた。

橋本真和氏からレクチャーを受ける
今シーズン、オデッセイ契約のパターコーチとして試合会場にいる橋本真和氏は「(丸グリップだと)パンチが減って距離感が出しやすいと思います。グリップに面があると、その面を真っすぐ出そうとしやすく、どうしてもヘッドを自ら加速させてしまう。そうすると、変なところにトルクがかかりやすく、ミスになりやすいんです」と解説した。
また、アライメントにも効果があるようだ。「(パターグリップによくある)面があるとフェース向きとグリップ面とのズレを感じてしまい、気になってしまう。つま先上がりなど傾斜時等で特にそれを感じやすいが、丸グリップならズレを感じにくい」

ショット用のグリップを挿す
アライメントの取りやすさは植竹も認めていて、「右手でヘッドのサイトラインと目標をセットし、決まればあとはストロークするだけ。考えることが減りましたね。今まではグリップの面があることで、そこの真っすぐも気になっていました。構えたときに見え方が毎回一緒になったのは大きい」と話す。
ちなみに植竹の丸グリップは、ショット用のクラブを組んでもらっているエリートグリップの担当者が他のクラブと同じように挿しているという。たかがグリップ、されどグリップ。このアイデア、真似したくなってきた。(愛知県みよし市/服部謙二郎)