ディズニーシー25周年 4月15日から祝賀イベント、華やかに演出「特別な年に」

東日本大震災の影響で休園していた東京ディズニーシーが再開。オープンとともに始まったステージで観客に手を振るミッキーマウス=平成23年4月28日、千葉県浦安市

東京ディズニーシー(千葉県浦安市)では、25周年を祝うイベント「スパークリング・ジュビリー」が4月15日から開催される。ディズニーシーのテーマである海の魅力から着想を得た青色、「ジュビリーブルー」をテーマカラーにし、パーク全体が華やかな装飾で彩られるなど、25周年の特別感を感じることができる催しだ。このイベントを企画しているオリエンタルランドのリゾート開発部コンテンツ開発グループの高橋知里さん(34)は「特別な1年間を楽しんでほしい」と話している。

東京ディズニーシー25周年イベント「スパークリング・ジュビリー」を企画している高橋知里さん (梶山裕生撮影)

パークの世界観が統一「雰囲気に特別感」

東京ディズニーシーで新エリアのファンタジースプリングスがオープン。オープニングセレモニーでオープン宣言が行われた=令和6年6月、千葉県浦安市の東京ディズニーシー(松井英幸撮影)

高橋さんは大学生のころ、東京ディズニーリゾートが30周年を迎えた平成25年に行われていたイベント「ザ・ハピネス・イヤー」を来園者として楽しんだ。

幸せにあふれる世界観が表現されたパレードや、パーク中に表現されている華やかな装飾。「パークの世界観が統一されて、みんなでお祝いしている雰囲気に特別感があった」と振り返る。

その時にしかない雰囲気を味わえる周年イベントに興味を持った。「特別な思い出になるようなパークのコンテンツを作る仕事をしたい」と平成26年にオリエンタルランドに入社した。

高橋さんは約4年前から季節ごとのイベントや、周年のイベントを企画、実施する部署に所属し、今回の「スパークリング・ジュビリー」は企画の立ち上げから関わっている。「25周年を迎えられたのは来園者の皆さんのおかげ。感謝を伝えつつ、皆さんと一緒にお祝いする特別な1年間を作って、思い出に残るものにしたい」とイベントの準備に取り組んでいる。

20周年の3年度はコロナ禍で来園者半分以下に

東京ディズニーシーの前回の周年イベントは、令和3年9月から4年9月にかけて開催されていた20周年のイベント「タイム・トゥ・シャイン!」。新型コロナウイルスの感染拡大を受けていた。

東京ディズニーリゾート35周年のイベントが行われた平成30年度の東京ディズニーランド・シーの来園者数は約3256万人だったが、令和3年度は入園者数の制限やソーシャルディスタンスの確保のため、来園者は約1205万人と、来園者が半分以下になった。

高橋さんは「社会情勢的にも厳しく、思うように来園してもらえない状況だった。私たちとしてももう少しお祝いしたかった」と振り返る。

6年6月には「アナと雪の女王」や「塔の上のラプンツェル」、「ピーターパン」の世界観を楽しめる新エリア「ファンタジースプリングス」が開業し、「東京ディズニーシーにとって大きな転機となった」という。スパークリング・ジュビリーでは「より盛大にお祝いし、ファンタジースプリングスが加わって東京ディズニーシーが進化した様子を感じていただきたい」と話す。

4月に向け最終調整「楽しんでもらいたい」

25周年のイベントはこれからも続いていく東京ディズニーシーの歴史の中でたった1年きり。この1年しかないからこそ、来園者の期待も高まる。それに応えようと、パークで働くキャストやパークを運営するオリエンタルランドの社員も周年のイベントに懸ける思いは強い。高橋さんは「パークの歴史の一部を担うという思いで取り組んでいる」と話す。

イベント開催までは、あと約2カ月半。最終調整も山場になっている。高橋さんは「(イベントは)私たちだけで作るものではなく、来園者の皆さんに楽しんでいただいて完成するもの」だと話す。パークを訪れる人の笑顔を思い浮かべながら、スパークリング・ジュビリーの成功に向けて走り続けている。

(弓場珠希)