おはようOBで「もう恐怖」 原英莉花はトリ発進からカムバック

思わぬ滑り出しから…原英莉花は「恐怖」の時間を耐え抜いた
◇米国女子◇フォーティネット ファウンダーズカップ 2日目(20日)◇シャロンハイツG&CC(カリフォルニア州)◇6542yd(パー72)
3アンダー12位で迎えた出だしの10番は、伸ばして流れを作りたいパー5。原英莉花が気合を込めて打った最初の1Wショットが、最後まで恐怖を引きずる一発になるとは思ってもいなかった。
「きのう(第2ラウンドの)からピン位置が難しいな」と感じたこともあり、少しでも距離を稼いでバーディの確率を高めたい。そんな狙いで放ったティショットは右側ロープ外のOBエリアへ消えた。「いきなりの一発で、もう恐怖」。打ち直しの2球目も「引っ掛けた」と大きく左に曲がった。4打目のライが悪かったこともあり、6打目でようやくグリーンをキャッチ。ピン奥から2.5mの下りフックラインを読み切れず、6オン2パットのトリプルボギーを喫した。

ショットの再調整を急ぐ
1ホールで一気に前日の“貯金”を使い切り、上位を目指すどころか予選カットライン上のイーブンパーまでスコアを落とした。「今日の目標を変えないといけない感じで。『きょう、どうした?』って」。想定外のプレッシャーが押し寄せたが、ここで気持ちを立て直せたことが大きい。「ティショットさえ真っすぐに打てればバーディチャンスにつけられるかな、というのはあった」という。
ともにフェアウェイをとらえた14番で1.5m、15番で5mを決めて連続バーディ。後半もボギーなしの2バーディとスコアを伸ばし、トリ発進から4つ伸ばす「71」のナイスカムバックだった。

粘り強いプレーでアンダーパーに
フェアウェイキープ率は78.6%(11/14)と立て直しながらも、常にティショットの恐怖がちらついた緊張の18ホール。ホールアウト後は「疲れた…」と思わず大きなため息が出る。「とりあえず予選通過できてよかったです」とホッと胸をなでおろした。

ティショットさえ真っすぐ行けば
4アンダー17位で臨む週末に向けて「バーディはしっかり獲れている。引き続きチャンスにつけていくということと、大きなミスをしないように頑張っていきたい」と話す。2週前のルーキーシーズン初戦「ブルーベイLPGA」でも、ダブルボギー発進した初日を4連続バーディで締めてみせた。残り36ホールも、粘り強くトップとの7打差を追いかける。(カリフォルニア州シャロンハイツ/石井操)