「自分の間をちゃんと取って」原英莉花が“絶望の78”から「69」でトップ10圏内急浮上

2番でロングパットを沈めてバーディを奪った原英莉花

◇米国女子◇アラムコ選手権 3日目(4日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6765yd(パー72)

6オーバー48位で決勝ラウンドに進出した原英莉花は「通れると思ってもいなかった」と言う。午前組で回った2日目は「78」でイーブンパーから大きく後退し、ホールアウト時は予選通過圏外。しかし、強風もあって全体のスコアが落ち込み、カットラインが7オーバーになったことに救われた。

前日は「78」の大崩れ

前日は平均スコア「76.614」になる難コンディションに悩まされたが、それ以上に納得のいかないショットに翻弄された自分に悔しさが募った。「2試合連続で2日目を落としちゃった形で。コースが難しかった、というよりは12番でよく分からないミスから崩れてモヤモヤが残った」と振り返る。

フェアウェイから得意の9Iの2打目が大きく左に曲がり、カート道で跳ねたボールは13番方向まで転がった。アンプレヤブルを宣言してトリプルボギーをたたき、15番、17番もボギー。18番(パー5)ではフェアウェイから低く出た2打目を右サイドの池に入れてダブルボギー。「(12番は)感触は良かったけど、運悪くいきなり風が変わっちゃった…と受け止めている。でも、もうちょっとどうにか打てたんじゃないかなというのもあって」。一打を引きずったことを反省した。

人生をかけた一打を大事にしたい

2週前の「ファウンダーズカップ」で競技委員にプレースピードを計測されたことも、その後にうまくスコアメークできなかったことに影響したかもしれない。同伴競技者が遅い場合もグループで計測されるため、スロープレーのペナルティを食らわないよう早いプレーを心掛けていた。「周りに迷惑をかけないのはもちろん大前提だけど、自分の人生を懸けて打っている一打。そこは妥協しないで、納得できるものを打って自分でスコアを作っていきたい」と思い直した。

「今日は予選を通れたことに有難いと思って前向きなテンションでプレーすることができた」と振り返る3日目は5バーディ、2ボギーの「69」。予選2日間でダブルボギー、ボギーだった17番(パー3)でもバーディを奪った。「マイナス思考も相まって、うまくスイングができないというのも多かった」という一日に、決め打ちを心掛けてスコアを伸ばした。

今季2度目のトップ10を視界に入れた

通算3オーバー9位で迎える最終日。「難しいコンディションだからこそ、自分の“間”をちゃんと持ってプレーできるようにしたい」。ルーキーイヤーの4戦目、3月の初戦「ブルーベイLPGA」以来2度目のトップ10を目指しながら、さらに上位もうかがっていく。(ネバダ州ラスベガス/石井操)