「ロシア本土攻撃はここから本番か」ゼレンスキー氏、長距離ドローン攻撃の拡大を予告

ウクライナ、ロシア本土攻撃を拡大へ…ゼレンスキー大統領が自信示す

引用:Daum

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が来月にもロシア内陸部への追加攻撃を予告し、戦況への自信を示した。

19日(現地時間)ゼレンスキー大統領は夕方の演説で「6月にロシアに対する長距離攻撃をより創造的な形で拡大していく」とし「5月にその威力を証明した長距離攻撃能力をさらに発展させる」と述べた。

さらに「今月は我々に有利な方向へ戦況が変化した」とし「我々はより多くの拠点を掌握し、より大きな打撃を与えている」と自信を見せた。

引用:Daum

ウクライナ、16日と17日にロシア本土を連続攻撃

ゼレンスキー大統領のこうした発言は最近相次いだ長距離ドローン攻撃の成果があるとみられる。

実際、ウクライナはロシア軍による首都キーウへの大規模攻撃への報復として、16日と17日の2日連続でモスクワを含むロシア本土に対し600機以上のドローンを投入した大規模空爆を実施した。

この攻撃では少なくとも4人が死亡し、主要な軍事施設や製油施設で火災が発生したほか高層住宅も破壊した。

特に、標的までの距離が500kmに達していたことから、ウクライナの長距離攻撃能力が改めて証明されたとの評価が出ている。

またウクライナは今年に入り、ロシア各地の製油施設、石油貯蔵タンク、輸出入港湾などを重点的に攻撃し、ロシアの原油輸出に打撃を与えている。

これについてゼレンスキー大統領は「過去5カ月間のロシア国家予算の赤字は当初想定されていた年間赤字をすでに上回った」と主張し「すでに多くの地域が財政破綻状態にあり、プーチン大統領はロシアを破綻へ追い込んでいる」と批判した。

引用:Daum

ウクライナの反撃でロシア苦戦との分析も

現在のロシアとウクライナ戦争は、ロシアが軍事的優位を維持しながら消耗戦の様相を強めている。

ロシア軍は東部ドネツク戦線などで支配地域を拡大し、戦況全体の主導権を握っているほか、キーウを含むエネルギー施設や港湾インフラへの攻撃も続けている。

一方で、今年に入りウクライナ側の反撃によって、ロシア軍が徐々に消耗しているとの分析も浮上している。

米シンクタンク・戦争研究所(ISW)によると、ロシア軍は無理な春季攻勢によって大きな人的損失を被り、逆に支配地域が縮小する現象も確認されたという。

さらに、ロシアの石油精製能力や輸出にも打撃が及び、戦費調達への圧力が強まっている。

米CNNも20日、プーチン大統領が戦略的敗北に直面する可能性があると分析した。

CNNは「戦争の最終的な評価は地図上の境界線ではなく、当初掲げた政治的目標を達成できたかどうかにかかっている」とし「ロシアの当初目標はウクライナの完全服従、NATOの弱体化、そしてロシアをユーラシアの覇権国家として復活させることだったが、その達成はますます困難になっている」と評価した。

実際、ロシアが現在戦場で確保している成果はウクライナ東部ドンバス地域に集中しており、当初目標だったキーウ制圧の可能性は事実上消滅したとの見方が強い。

また、ドナルド・トランプ米大統領による批判にもかかわらず、NATOはロシア侵攻前よりも規模を拡大している。フィンランドとスウェーデンが加盟したほか、加盟各国も国防費増額を進めている。

一方、米国が仲介してきたロシアとウクライナの終戦交渉はイラン戦争以降、中断された状態だ。

最大の争点は現在ロシア軍が大部分を掌握しているドンバス地域の領土割譲問題で、ゼレンスキー大統領はこれを頑なに拒否している。

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