【おひとりさまの貯蓄額】30歳代~60歳代「みんなの平均・中央値はどのくらい?」私は標準以上?標準以下?

「貯蓄を持っている人」と「貯蓄を持っていない人」の違いとは?

【おひとりさまの貯蓄事情】年代別に「単身世帯の平均貯蓄額」をチェック, 【30歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?, 【40歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?, 【50歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?, 【60歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?, 「貯蓄を持っている人」と「貯蓄を持っていない人」の違いとは?, 違い1:「具体的なお金」を把握しているか・していないか, 違い2:自動で貯まる「先取り貯蓄」をしているか・していないか, 違い3:「お金の情報」を取り入れているか・取り入れていないか

【おひとりさまの貯蓄額】30歳代~60歳代「みんなの平均・中央値はどのくらい?」私は標準以上?標準以下?

総務省が2026年4月24日に公表した「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年度(令和7年度)平均」によれば、総合指数は前年度比2.6%の上昇を記録しており、物価高が家計に及ぼす影響は依然として続いています。

日々の生活費のやりくりに工夫が求められる一方で、将来に向けた老後資金もしっかりと貯めていきたいもの。「老後2000万円問題」が一時期話題になりましたが、まとまった資金を築くには時間をかけてコツコツと備えることが重要です。

連休の出費が落ち着き、家計を見直すのにちょうど良い今の時期。今回は「おひとりさま(単身世帯)」に視点をあて、年代別に貯蓄額の平均&中央値と、貯蓄を持っている人と持っていない人の違いをみていきます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【おひとりさまの貯蓄事情】年代別に「単身世帯の平均貯蓄額」をチェック

金融経済教育推進機構の「2025年家計の金融行動に関する世論調査」をもとに、直近のおひとりさまの貯蓄額を見ていきます。

世代別平均貯蓄額

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出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

【30歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?

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出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」をもとにLIMO編集部作成

・金融資産非保有:32.3%

・100万円未満:14.2%

・100~200万円未満:14.2%

・200~300万円未満:4.9%

・300~400万円未満:4.3%

・400~500万円未満:2.8%

・500~700万円未満:5.5%

・700~1000万円未満:3.1%

・1000~1500万円未満:5.5%

・1500~2000万円未満:4.3%

・2000~3000万円未満:2.5%

・3000万円以上:3.4%

・無回答:3.1%

平均と中央値

・平均:501万円

・中央値:100万円

30歳代では、平均値が500万円を上回る一方、中央値は100万円という結果でした。

内訳を金額帯で確認すると、金融資産を保有していない人が32.3%、100万円未満が14.2%を占める一方で、3000万円以上を保有する層も3.4%存在しています。

【40歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?

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【40歳代】おひとりさまの貯蓄額

・金融資産非保有:32.1%

・100万円未満:15.1%

・100~200万円未満:7.1%

・200~300万円未満:5.9%

・300~400万円未満:4.3%

・400~500万円未満:2.2%

・500~700万円未満:6.2%

・700~1000万円未満:4.6%

・1000~1500万円未満:6.2%

・1500~2000万円未満:1.2%

・2000~3000万円未満:2.8%

・3000万円以上:9.9%

・無回答:2.5%

平均と中央値

・平均:859万円

・中央値:100万円

40歳代の中央値は、30歳代と同様に100万円でした。

一方で平均額は30歳代より300万円以上増加しており、3000万円以上を保有する人は約1割ほどとなっています。

【50歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?

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【50歳代】おひとりさまの貯蓄額

・金融資産非保有:35.2%

・100万円未満:10.1%

・100~200万円未満:7.4%

・200~300万円未満:4.6%

・300~400万円未満:2.7%

・400~500万円未満:3.3%

・500~700万円未満:4.9%

・700~1000万円未満:4.6%

・1000~1500万円未満:6.0%

・1500~2000万円未満:3.3%

・2000~3000万円未満:5.5%

・3000万円以上:10.4%

・無回答:1.9%

平均と中央値

・平均:999万円

・中央値:120万円

50歳代では中央値が上昇し、平均額も1000万円に迫る水準となりました。

一定の貯蓄を確保している世帯が見られる一方で、金融資産を持たない世帯が35.2%、100万円未満が10.1%と、資産面に不安を抱える層も少なくありません。

【60歳代】おひとりさまの貯蓄額(平均・中央値)はいくら?

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【60歳代】おひとりさまの貯蓄額

・金融資産非保有:30.4%

・100万円未満:9.1%

・100~200万円未満:4.3%

・200~300万円未満:2.4%

・300~400万円未満:4.5%

・400~500万円未満:3.1%

・500~700万円未満:6.0%

・700~1000万円未満:4.8%

・1000~1500万円未満:8.1%

・1500~2000万円未満:4.1%

・2000~3000万円未満:5.5%

・3000万円以上:15.6%

・無回答:2.2%

平均と中央値

・平均:1364万円

・中央値:300万円

60歳代では中央値が300万円まで上昇していますが、その背景には退職金や相続による資産が影響していると考えられます。

平均額は1364万円となったものの、60歳代でも約4割が貯蓄100万円未満(金融資産非保有を含む)にとどまっています。

「貯蓄を持っている人」と「貯蓄を持っていない人」の違いとは?

年代ごとの平均値と中央値を確認してきましたが、貯蓄状況には大きなばらつきがあることが分かります。

貯蓄を十分に確保している人と、そうでない人との違いは、主に次のような点に表れていると考えられます。

違い1:「具体的なお金」を把握しているか・していないか

貯蓄の有無で差が生じやすい要因の一つに、「お金をどれだけ具体的に把握しているか」という点が挙げられます。

たとえば家計収支では、収入と支出を可視化することで、貯蓄が増えない理由が見えやすくなります。

あわせて、何にお金を使い、どこを抑えるのか、どのような生活水準が適切なのかを考える手がかりにもなるでしょう。

貯蓄額についても、現時点の残高や毎月の積立額、今のペースを続けた場合に将来いくらになるのかなど、具体的に把握しておくことが重要です。

年収に関しても、自身の状況だけでなく、平均的な水準や業種・職種ごとの違いを知ることは、今後のキャリアを考えるうえで役立ちます。

違い2:自動で貯まる「先取り貯蓄」をしているか・していないか

日々の忙しさから、こまめにお金を確認できない人は少なくありません。

だからこそ、「自動で貯まる先取り貯金」の仕組みを活用することが重要です。

金融機関によっては、給料日にあわせて一定額を自動的に積み立てる定期貯金などのサービスを用意しています。

こうした制度を利用すれば、意識せずとも貯蓄が進む環境を整えられるでしょう。

違い3:「お金の情報」を取り入れているか・取り入れていないか

iDeCoや新NISAの開始など、お金を取り巻く制度や環境は常に変わっています。

以前と比べて投資は始めやすくなり、情報も入手しやすい状況になりました。

一方で、資産運用にはリスクが伴い、難しそうという印象から、「不安だから」「よく分からず面倒だから」と敬遠し、最初から情報に触れない人も少なくありません。

しかし、情報を把握しているかどうかで、将来選べる行動は大きく変わってきます。

資産運用にはリスクがあるものの、効率的に資産を増やせる可能性もあります。

「リスクを理解してリターンを得る」という姿勢は資産運用に限らず、あらゆる物事に共通する考え方です。

上記をふまえ、お金に関する情報も過度に避けず、前向きに取り入れていきましょう。

まとめ

今回は、おひとりさま(単身世帯)の年代別貯蓄額と、貯蓄の有無を分けるポイントについて見てきました。

平均額と中央値のギャップからも分かるように、同じ年代でも資産状況の二極化は進んでいます。特に単身世帯の場合、将来の生活を支えるのは自分自身の備えです。

日々の生活が物価高で圧迫される中、まとまった老後資金を築くためには、まずは「自分の現在地(家計収支や貯蓄額)」を正確に把握することが第一歩となります。

その上で、「先取り貯蓄」で強制的に貯める仕組みを作り、新NISAやiDeCoなどの制度を前向きに活用していくことが重要です。

大型連休が終わり、ホッと一息つける今の時期に、ぜひご自身のマネープランを見つめ直し、将来に向けた行動を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

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