約2万円のスマホ「moto g05」はどこまで使えるのか。価格なりだが評価できるポイントも多い

モトローラのエントリーモデル「moto g05」。

円安の影響などを受けて物価高が続く今、スマートフォンも例外ではない。なるべく価格を抑えた上で、「そこそこ使える」スマホが欲しいビジネスパーソンも多いはずだ。

3月に発売されたモトローラの「moto g05」は、直販価格が2万800円(税込)と手頃なエントリーモデル。それでいて約6.7インチの大画面や5200mAhのバッテリーを搭載するなど、低価格ながら悪くないスペックを備えている。

そこで今回は、moto g05がどの程度使えるのかを確かめた。

moto g05
  • メーカー:モトローラ
  • 直販価格:2万800円(税込)
  • 発売時期:2025年3月

滑らかに動作する約6.7インチの大画面

約6.7インチのディスプレイを搭載する。

moto g05は約6.7インチのディスプレイを搭載。画面解像度は1612×720ドット(HD+)でそれほど高くないが、使っていて極端に不満を感じるシーンは少なかった。ただ、動画を視聴する時などに画面をよく見ると、やや粗さもある。

安価なモデルながら、画面描画速度(リフレッシュレート)は最大90Hzに対応。ウェブページのスクロールも滑らかで、価格に対して満足度は高い。

moto g05の大きさは約165.67×75.98×8.17mm、重さ(公称値)は約188.8g。見た目よりもかなり軽い印象だ。背面の素材にはさらっとした手触りのヴィーガンレザーを採用し、指紋が付着しづらい。

3.5mmイヤホンジャックを搭載している。

また、最近のスマホとしては珍しく、本体上部に3.5mmイヤホンジャックを搭載。有線イヤホンを使える点はメリットの1つだ。

加えて、本体を保護できるクリアカバーが同梱されているので、別途ケースを購入せずに済む。

約5000万画素の背面カメラを搭載

背面カメラは2眼構成に見えるが、1つは環境照度センサーだ。

moto g05は背面に約5000万画素のシングルカメラを搭載。画角の広い超広角カメラや、遠くの被写体をきれいに撮れる望遠カメラは搭載していないので注意が必要だ。なお、デジタルズームは6倍まで対応している。

1倍での撮影は、エントリーモデルとは思えないほどきれいな仕上がり。若干暗めの写真にはなるが、素朴な仕上がりで必要十分だと感じる。

例えば、ビジネスパーソンが書類やQRコードをスキャンする程度の使い方であれば、まったく問題ないだろう。

やや暗めになるが素朴な仕上がりだ。

暗所向けの「ナイトビジョンモード」も備える。

moto g05は暗所向けの「ナイトビジョンモード」やポートレート撮影にも対応しており、撮影体験は悪くない。

「Google フォト」アプリを使えば「編集マジック」のようなAI機能も使えるため、撮影後の編集も楽しめる。

便利なデュアルSIMと5200mAhの大容量バッテリー

デュアルSIMに対応している。

moto g05は物理SIMカード2枚を使えるデュアルSIMに対応している。5G通信には対応していない。2つの通信事業者を契約しておけば、片方の業者で通信障害が発生しても安心だ。

バッテリー容量は5200mAh。1回の充電で最大2日間連続使用できると案内されている。筆者が試用してみた限りでは、おおむね案内通りのバッテリー持続時間だと感じた。なお、ワイヤレス充電には非対応で、充電速度は18Wとなる。

チップセットはエントリークラスの「MediaTek Helio G81 Extreme」を搭載。メモリーは8GBで、ストレージは128GB。最大1TBのmicroSDカードも使用できる。

比較的大きなメモリーを備えているが操作性は価格なりといった印象で、アプリの立ち上げなどでもたつくシーンも見られた。

ハイエンドのスマホに慣れていると、moto g05では若干ストレスを感じるかもしれない。とはいえ価格を考慮すれば十分な動作で、「Gemini」などのAI関連アプリもしっかり動いた。

生体認証は電源ボタンでの指紋認証に対応している。

moto g05は、約2万円で購入できるエントリースマホとして、5G通信やワイヤレス充電、「おサイフケータイ」機能などの要素は削られている。

一方で、6.7インチのディスプレイや必要十分なカメラ、大容量のバッテリーなど、評価できるポイントも多い。ゲームプレイなどには向かないが、メールや電話中心のビジネス用端末であればこれで十分だと感じた。