コクヨのIoT文具「大人のやる気ペン」12日発売。勉強時間の「見える化」を試してみた

コクヨの「大人のやる気ペン」。

コクヨのIoT文具「大人のやる気ペン」(以下、やる気ペン)が、5月12日に一般発売された。クラウドファンディングサイトで先行販売された製品が、アマゾンや楽天などのECサイトでも購入できるようになった。

やる気ペンは、普段使用しているペンに装着して使うことで、アプリと連携しながら勉強への取り組みを可視化できるユニークな製品だ。リスキリングや、資格取得のための勉強をサポートする。

今回は、やる気ペンの使用感を試した。

大人のやる気ペン
  • メーカー:コクヨ
  • 直販価格:9900円(税込)
  • 発売時期:2025年5月

クリップ型で丸みを帯びたデザイン

丸みを帯びたデザインだ。

やる気ペンは、ペンを挟み込むように装着するクリップタイプの製品で、そら豆くらいのサイズ感だ。装着したペンの動きを検知し、アプリと連携してデータを蓄積する仕組み。

挟む部分は柔らかさがあり、スタイラスペンなどを含めて多くのペンに対応できるようになっている。直径9~13mmのペンに対応するが、鉛筆には非対応となる。

細すぎるペンの場合は、使っているうちにズレたり外れたりすることがあるので注意が必要だ。

挟む部分は柔らかさがあり、多くのペンに対応する。

ペンへの装着イメージ。

重さは約8g(公称値)と軽量だが、ペンに装着して字を書いていると多少重心のズレを感じる。

慣れればそれほど気にならなくなるが、普段使っているペンの使用感が少し変わるので注意したい。

本体のバッテリーは充電ケースで充電する。

バッテリーは付属の充電ケースで充電する仕組みで、1日2時間使用する想定だと、約7日間持続する。

アプリと連携して詳細なデータをチェック

アプリ連携が特徴だが、やる気ペン本体のLEDライトが10段階の色に光ることで、どれだけペンを動かしたかを確認できるようにもなっている。

やる気ペンを装着したペンで字を書いている時間は、スマホ向けの専用アプリと連携して可視化できる。アプリ連携の方法もシンプルで、アプリ起動後にやる気ペンのボタンを長押しするだけだ。

実際に使う時は、ペンに装着したやる気ペンを起動して字を書いていくだけ。ペンが動いた時間のデータがやる気ペン本体に蓄積されていく。このタイミングではアプリを起動していなくてもいい。

勉強後にはアプリを起動し、「やる気パワーを注ぐ」をタップ。やる気ペン本体をスマホに近づけてから振ると、Bluetooth通信により、蓄積した勉強時間をアプリに記録できる。

勉強中に何かする必要はなく、勉強前にスイッチオン→勉強後にやる気パワーを注ぐという簡単な手順なので、記録を続けやすい。

アプリを開き、「やる気パワーを注ぐ」をタップして勉強時間を蓄積していく。

グラフなどを確認できる。

集計されたデータは「1日」「1週間」「1カ月」という単位で、カレンダーに記録されていく。

勉強時間のグラフを確認できるだけでなく、メモの作成にも対応しているので、勉強した内容なども残せる。

やる気を出させてくれるさまざまな工夫も

モチベーションを高めるコメントも表示される。

データの可視化だけでなく、モチベーションを高めてくれる機能もある。

1週間の勉強時間を記録すると、前週との勉強時間の比較に加え、叱咤激励のコメントを表示する。

使用開始から間もない筆者は前向きなコメントをもらっているが、怠けた場合は叱責の言葉が表示されるようで、二人三脚といった感じがある。

また、勉強時間や姿勢に応じて獲得した「リンゴ」の数によって、ゲーム内の「スゴロク」のマスを移動できるようになっている。

ゲーム性のある「スゴロク」機能。

スゴロクを進めていくと、ユーザーの相棒として設定できるキャラクター「ポット族」の着せ替えアイテムが獲得できるので、「もう1マス分勉強しよう」というようにモチベーションにつなげやすい。

スゴロクを進めていくと、ほかのユーザーのアバターと出会うこともあるようだ。出会ったユーザーの「ナカマカード」には、学習内容や学習のきっかけ、目標などが書かれていることもあるようで、自分自身の刺激にできる。

「ナカマカード」で他のユーザーの目標などが表示され、自分の刺激にできる。

やる気ペンは、ペンに装着した際の重心のズレなど、慣れるまでに時間が必要な点もあるが、勉強時間を自動的に集計してくれる点がユニークだ。

リスキリングや資格取得に興味があるが、どうしても腰が重くなりがちな人は、「相棒」としてやる気ペンを試してみるのも良さそうだ。