【年金生活者支援給付金】年金支給日の12月15日に「ひとり1万900円」上乗せされる対象者とは?《支給対象になる条件・請求手続き》を解説!
- 【厚生年金・国民年金】平均月額はいくら?個人差もチェック
- 〈全体〉平均年金月額
- 〈男性〉平均年金月額
- 〈女性〉平均年金月額
- 年金生活者支援給付金はいくらもらえる?「ひとり1万900円」上乗せされる対象者とは?
- 前年度の年金生活者支援給付金「平均給付月額」はいくらだった?
- 【年金生活者支援給付金】12月15日の年金支給日に上乗せ支給される対象者とは?
- 老齢年金生活者支援給付金「支給要件」
- 障害年金生活者支援給付金「支給要件」
- 遺族年金生活者支援給付金「支給要件」
- 【申請しないともらえない】年金生活者支援給付金の請求方法は?
- 【年金生活者支援給付金でわからないことは?】「給付金専用ダイヤル」
- 将来に向けた「備え」について考えておきましょう
【厚生年金・国民年金】平均月額と個人差もチェック

【年金生活者支援給付金】年金支給日の12月15日に「ひとり1万900円」上乗せされる対象者とは?《支給対象になる条件・請求手続き》を解説!
山々の紅葉が深まり、冷たい風が吹き始める晩秋の時節となりました。
2025年も11月となり、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。
食料品など、生活に必要なあらゆるものが値上がりするなか、とくに年金で暮らすシニア世帯にとって日々の生活費のやりくりは大きな課題です。
こうした状況で、次回の12月15日の年金支給日には、年金に上乗せして「年金生活者支援給付金」が支給されるケースがあります。

老齢基礎年金を受給されている方へ「老齢年金生活者支援給付金」
この給付金は、基礎年金を受給している方のうち、所得が一定基準以下の世帯の生活を下支えするために国が設けた制度によるものです。
ただし、年金生活者支援給付金を受け取るには、支給要件を満たしていて、請求手続きを行う必要があります。
この記事では、「年金生活者支援給付金」の対象者、そして請求方法についてわかりやすく解説します。
「厚生年金・国民年金」の平均月額や個人差もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【厚生年金・国民年金】平均月額はいくら?個人差もチェック
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、「厚生年金と国民年金」の平均月額をについて解説します。
※厚生年金の金額は、国民年金部分を含む

厚生年金・国民年金の平均月額
〈全体〉平均年金月額
・厚生年金:14万6429円
・国民年金:5万7584円
〈男性〉平均年金月額
・厚生年金:16万6606円
・国民年金:5万9965円
〈女性〉平均年金月額
・厚生年金:10万7200円
・国民年金:5万5777円
基礎年金部分を含めた厚生年金の平均月額は、14万6429円です。
厚生年金と国民年金を両方受け取るケースの場合、男女間で約6万円の差が生じています。
なお、厚生年金の受給額は、収入や年金の加入期間などに大きく左右される傾向にあり、実際の支給額は1万円未満~30万円以上と個人差が大きです。
基礎年金などの収入が一定水準以下だと「年金生活者支援給付金制度」の支給対象となる場合があるため、金額や支給要件を確認しておきましょう。
年金生活者支援給付金はいくらもらえる?「ひとり1万900円」上乗せされる対象者とは?
2025年度は物価上昇などの影響を受け、給付基準額が前年より2.7%引き上げられました。
・老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(+140円)
・障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円(+175円)・2級5450円(+140円)
・遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円(+140円)
ただし実際の、年金生活者支援給付金の支給額は、上記の給付基準額をもとに「保険料納付済期間などに応じて計算される」しくみとなっています。
たとえば、老齢年金生活者支援給付金の支給対象者が、給付基準額と同じ額を受給できる場合、次回の年金支給日となる12月15日に、老齢年金生活者支援給付金が1万900円上乗せされる※ことになります。
※10月分と11月分の年金生活者支援給付金を合わせた額です。
前年度の年金生活者支援給付金「平均給付月額」はいくらだった?
「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2024年3月における平均給付月額は以下のとおりです。
・老齢年金生活者支援給付金:4014円
・障害年金生活者支援給付金:5555円
・遺族年金生活者支援給付金:5057円
【年金生活者支援給付金】12月15日の年金支給日に上乗せ支給される対象者とは?
基礎年金を受給していて、年金などの収入が一定基準を下回る方を対象に、年金に上乗せして「年金生活者支援給付金」が支給されます。

年金生活者支援給付金制度
老齢年金生活者支援給付金「支給要件」
【支給要件】
・65歳以上の老齢基礎年金の受給者
・同一世帯の全員が市町村民税非課税
・前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は90万9000円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は90万6700円以下(※2)
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は含まれません。
※2 昭和31年4月2日以後に生まれた方で80万9000円を超え90万9000円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で80万6700円を超え90万6700円以下である方には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給されます。
障害年金生活者支援給付金「支給要件」
【支給要件】
・障害基礎年金の受給者
・前年の所得(※1)が479万4000円(※2)以下
※1 障害年金等の非課税収入は、給付金の判定に用いる所得には含まれません。
※2 扶養親族等の数に応じて増額。
遺族年金生活者支援給付金「支給要件」
【支給要件】
・遺族基礎年金の受給者
・前年の所得(※1)が479万4000円(※2)以下
※1 遺族年金等の非課税収入は、給付金の判定に用いる所得には含まれません。
※2 扶養親族等の数に応じて増額。
【申請しないともらえない】年金生活者支援給付金の請求方法は?
年金生活者支援給付金の注意点は、申請しないともらえないことです。
たとえ支給要件を満たしていても、請求手続きを行わなければ受給できませんのでご注意ください。
なお、すでに年金を受給している方が、新たに年金生活者支援給付金の支給要件を満たしたケースだと、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が毎年9月以降に郵送されます。

年金生活者支援給付金の申請方法
「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」に必要事項(氏名、電話番号等、日付)を記入して、指定された期限までに返送すると申請が完了するしくみです。
一度給付金の受給が認められた場合、支給要件を翌年以降も満たしているのであれば、基本的に再申請の必要はありません。
【年金生活者支援給付金でわからないことは?】「給付金専用ダイヤル」
年金生活者支援給付金について、日本年金機構の公式サイトで最新の「制度概要」や「手続き方法」をご確認いただけます。
疑問がある場合は、年金生活者支援給付金に関する一般的な質問や確認ができる「給付金専用ダイヤル」で直接相談できます。
耳や発声が不自由で電話相談が難しい方場合は、ファクシミリによる年金相談にも対応しています。
「給付金専用ダイヤル」に問い合わせするときには、相談対象者の基礎年金番号が分かる書類(年金手帳や年金証書など)を手元に用意しておくようにしましょう。
代理人(2親等以内)の場合も同様に、代理人本人の基礎年金番号が必要になります。

年金生活者支援給付金に関する一般的な問い合わせ
・ナビダイヤル:0570-05-4092
・050で始まる電話の場合(一般電話):03-5539-2216(東京)
【受付時間】
・月曜日:8時30分〜19時
・火曜日〜金曜日:8時30分〜17時15分
・第2土曜日:9時30分〜16時
※月曜日が祝日の場合は、翌開所日が19時まで受付
※土・日・祝日(第2土曜を除く)および12月29日〜1月3日は休業
将来に向けた「備え」について考えておきましょう

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今回は「年金生活者支援給付金」の支給対象になるのは、どんな人なのか「支給要件」について確認してきました。
年金生活を支えてくれる恒久的な支援制度ですが、自動的に受け取れるものではありません。
請求手続きが必要になりますので、ご自身やご家族が支給要件を満たしていないかよく確認しておきましょう。
2025年度の年金生活者支援給付金は、前年度と比較して2.7%の増額改定となりましたが、物価の上昇には追い付いていません。
そのため、年金生活者支援給付金の受給により、家計が大きく改善されるわけではないことが考えられます。
給付金以外にも、将来に向けた「備え」について考えておく必要があるでしょう。
参考資料
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
・厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金の概要」
・厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
・日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求される方の請求手続きの流れ」
・厚生労働省「年金生活者支援給付金 よくあるご質問(Q&A)」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金」
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