【チャンピオンズC】単複回収率100%超のSpecial内包馬に注目 3歳ナルカミは文句なしの血統

【チャンピオンズC】単複回収率100%超のSpecial内包馬に注目 3歳ナルカミは文句なしの血統

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傾向解説

中京ダート1800mで行われる下半期のダートGⅠ・チャンピオンズカップ。中央GⅠとあってメンバーレベルは相当高い反面、内有利の傾向が顕著なイス取りゲーム的側面も外せない視点となっています。

過去10年のチャンピオンズCでも、勝ち馬に限れば8/10頭が一桁馬番。同コース全体の成績では外枠不利の傾向がより顕著になります。好走パターンも「先行」あるいは「イン差し」がセオリーで、特異なコースのひとつといえるでしょう。

<馬番別成績>

1~9番【8-5-8-69/90】

勝率8.9%/連対率14.4%/複勝率23.3%/単回収率127%/複回収率103%

10~16番【2-5-2-57/66】

勝率3.0%/連対率10.6%/複勝率13.6%/単回収率25%/複回収率67%

※過去10年

また、ダート重賞共通の傾向として「前走クラス別成績」は要注目のデータです。

芝ほどレース選択に幅がないダート路線においては格の高いレースに素直に実力馬が集結する傾向にあり、どこを使ってきたかという視点は前走着順以上に重要となってきます。

チャンピオンズCも前走ダートGⅠ・JpnⅠ組の成績は非常に良く、今年もこの中から軸馬を選ぶのがベターでしょう。

ただし、注意点としては前走1着馬の成績が悪いということ。特に地方交流GⅠでパフォーマンスを上げる馬の多くは少頭数だからこそ能力を発揮できている馬が多い印象です。

そのため、機動力が求められるチャンピオンズCでは能力を発揮し切れないことがほとんど。むしろ勝ち切れなかった馬の人気落ちを狙うのがチャンピオンズCのセオリーといえそうです。

<前走ダートGⅠ・JpnⅠ組>

該当馬【8-7-4-43/62】

勝率12.9%/連対率24.2%/複勝率30.6%/単回収率193%/複回収率139%

※過去10年

血統面での最注目はNureyev。日本ではゴールドアリュールやKingmamboの母父としてよく見られる種牡馬です。

中京ダ1800mはコーナーでの減速が求められやすいため、機動力に優れたNureyevの血が活きやすい舞台のひとつといえるでしょう。

ちなみに、2017年勝ち馬ゴールドドリームと2021年勝ち馬テーオーケインズはNureyevの3/4同血の妹Numberを持つ血統馬で、データではNureyevやNumberの母である名繁殖牝馬Specialを対象に集計しています。

また、サンデーサイレンス系の活躍が目立つ点もチャンピオンズCの特徴。これらと併せて、芝中距離適性を高めた馬に向くのがチャンピオンズCというダートGⅠです。

<Special内包馬>

該当馬【8-5-7-62/82】

勝率9.8%/連対率15.9%/複勝率24.4%/単回収率139%/複回収率113%

※過去10年

【注目血統馬】

☆ナルカミ

3代母マンデラに遡る牝系に属し、母母ヴァレリカはワールドエース=ワールドプレミアが半弟にいる良血馬。母オムニプレゼンスは両馬の3/4同血の姪にあたり、現役時代には芝1600mで1勝を挙げています。

本馬はサンダースノー産駒の初仔で、父はSadler's Wells≒Nureyevの6×6・4を持つを持つ点が特徴的。さらに、His Majesty=Graustarkの6・8×5を持つことから底力にも優れ、ダート中長距離戦ならスローペースでもハイペースでも堅実な走りを期待できる配合馬です。

チャンピオンズCにおいてはチュウワウィザードやレモンポップと同様にKingmambo+Robertoの組み合わせを持つ点も魅力大でしょう。

☆ウィリアムバローズ

母ダイアナバローズは2009年紫苑S勝ち馬で、本馬は母父シンボリクリスエス似の胴が長めな中長距離馬体型。父ミッキーアイル譲りのスピードも兼備しており、マイペースの逃げからロングスパート勝負に持ち込む形が最も強みが活きる競馬でしょう。

チャンピオンズCと相性が良いNureyevの血を持つ欧州血統主体の配合馬で、マイペースの逃げが叶った時の大駆けには要注意の一頭です。

《ライタープロフィール》

坂上明大

1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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