【引退迫る211系顔 #3】40年で初のスカ色!「長野の211系」東京・上野口の生き証人は今

211系 2026年01月31日撮影

JR東日本は2026年1月から、横須賀色の帯をまとった211系の運行を開始しました。対象は「N608編成」の6両で、2015年まで中央本線などで運行していた115系の塗色をイメージした青15号とクリーム1号の「横須賀色(スカ色)」の帯に変更。運行地域の活性化を図ることを目的としています。

【関連記事:キハ110系「秋田リレー号色」と211系「スカ色」、長野に降臨!撮影会・運行開始はいつ?(2025年12月配信)】

211系 2026年02月08日撮影

©レイルラボ カムイさん

登場から40年以上を迎える211系ですが、横須賀色の帯をまとったのは実は今回が初めてのこと。全国各地で活躍し様々なカラーバリエーションが特徴の211系において、新たな形態が誕生したと言えます。しかし、一部報道では長野の211系に関して置き換えの情報も。そこで今回は「引退迫る211系顔」シリーズ第3弾として、長野で今も活躍を続ける211系について、その歩みと現状をご紹介します。

▪️東チタ・高タカから集結 東京口・上野口の生き証人「長野の211系」

長野地区では、現在192両の211系が活躍中。0番台・2000番台の6両編成14本と、1000番台・3000番台の3両編成36本が長野車両センターに所属しています。2026年2月現在、中央東線をはじめ、篠ノ井線、飯田線や大糸線の一部区間などで運用されています。

実は長野の211系は、主に3種類の来歴が存在。このうち、6両編成の0番台・2000番台の車両はかつて田町車両センターに所属し、東海道本線で活躍した車両です。東京口ではE231系やE233系と同様にグリーン車2両を連結した10両編成でした。2012年4月をもって東海道線から撤退し、グリーン車と中間付随車を除いた6両編成として、今も長野で活躍しています。

211系 2008年03月09日撮影

©レイルラボ Tomo-Papaさん

一方の3両編成には2種類の来歴が存在し、そのうちの一つが上野口の運用後に長野へ転入した車両。高崎車両センターに所属した1000番台・3000番台の一部がこれにあたります。もう一つは、上野口から千葉地区での転属後、さらに長野へ転入したパターン。3000番台の一部はかつて幕張車両センターに所属し、113系の後継として5両編成で内房線や外房線、総武本線などで活躍。209系の転入によって、中間付随車を2両除いて3両化され長野で活躍を続けています。

211系 2006年04月04日撮影

©レイルラボ ポン太さん

211系 2009年05月05日撮影

©レイルラボ ちっとろむさん

▪️立川撤退に後継導入へ 変わりゆく長野の211系の未来

192両が在籍し今や211系の最大勢力と言える長野地区ですが、近年ではその牙城にも動きが。3両編成は長野車両センターで延命化工事が実施されていますが、6両編成については置き換えに関する報道や情報が明かされています。2025年4月には、労組資料から長野車両センターに今後E131系を投入予定と判明。さらに9月には、報道でも2026年度以降の長野エリアへのE131系投入が公表されており、長野の211系は一部が置き換えられるものと見られています。

211系 2026年02月10日撮影

©レイルラボ おれんじさん

また、2026年3月改正では211系の高尾以東への乗り入れが廃止に。中央快速線でのホームトア設置に伴う動きですが、立川や八王子から高尾以西へ通しで利用できた光景も過去のものとなりそうです。

以上、長野地区で今も活躍する211系についてご紹介しました。長野の211系は中央東線の定番であるだけでなく、車両基地から高輪ゲートウェイシティなど不動産開発の舞台へと変わったかつての「田町車両センター」や、上野東京ライン開業前の上野口・東京口を知る生き証人。国鉄末期から平成、令和と激動の時代を歩む長野の211系も、今後後継導入などの動きに注目です。

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