“自動車並走”区間で時速50km! 広電、全国初「軌道運転規則」の速度超え試験スタート

広電1000形 2023年12月29日撮影

広島電鉄広島電鉄は2026年3月4日より、路面電車の速度向上試験を開始しました。道路上を自動車と並走する区間で時速40kmを超えて運転する取り組みは、全国で初めて。実施期間は当面の間です。

試験は横川線の十日市町停留場〜別院前停留場間で実施されます。現在は時速40km以下で走行している1000形試運転車両を、時速50km以下で運転します。交通信号や道路状況などに応じて運転するため、常に時速50kmで走行するものではありません。

対象区間:横川線 十日市町~別院前

©広島電鉄

1000形試運転車両のイメージ

©広島電鉄

7号線(横川駅~広島港)と8号線(横川駅~江波)のうち、十日市町停留場から別院前停留場間以外の区間の最高速度は従来通り時速40kmです。また、1000形試運転車両以外の車両も従来通り時速40km以下で運転されます。

この取り組みは、国土交通省と警察庁、有識者や軌道事業者で構成される「路面電車の速度向上に係る検討会」における検証の一環として実施されます。路面電車の最高速度は軌道運転規則で毎時40km以下と定められており、今回の試運転にあたり広島電鉄は国土交通省に軌道運転規則の例外取扱い許可申請を提出し、許可を受けて実施します。

今後、試運転を継続して問題がないことが確認された場合は、利用者が乗車する7号線と8号線の営業車両についても、十日市町停留場〜別院前停留場間の最高速度を時速50kmとする計画です。これにより、自動車との速度差の縮小や接触事故の減少、将来的な速達性の向上につながる可能性があるとしています。

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