【高齢者の平均的な所得】年約315万円「仕事による収入」と「公的年金収入」はいくらか?生活「苦しい」約5割・「普通」約4割に

高齢者の平均的貯蓄額はいくら?

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老後資金に不安を抱える方は少なくないですが、では、実際にどのような生活となるかは具体的にイメージできていない人も多いでしょう。

2025年7月4日に公表された厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」では、高齢者世帯の平均的な年間の所得金額が公表されています。

同資料より、高齢者世帯の所得はいくらか、そのうち年金や仕事による収入はいくらかをみていきましょう。

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【高齢者の平均的な所得】年約315万円「仕事による収入」と「公的年金収入」はいくらか?

厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」によれば、高齢者世帯の平均所得金額は以下の通り。

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高齢者の年間所得の平均

高齢者世帯の平均所得金額

・総所得:314万8000円

※雇用者所得:世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額で、税金や社会保険料を含む。

高齢者世帯の平均的な所得金額は年314万8000円 。

そのうち仕事による所得は66万5000円でした。月にすると約5万5000円となります。

公的年金の収入をみると200万円なので、月にして約16万6000円になります。実際には年金額は個人差が大きくなっています。

ちなみに厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば平均年金月額は以下の通りです。

国民年金の平均年金月額

・平均年金月額(全体):5万7584円

・平均年金月額(男性):5万9965円

・平均年金月額(女性):5万5777円

厚生年金の平均年金月額

・平均年金月額(全体):14万6429円

・平均年金月額(男性):16万6606円

・平均年金月額(女性):10万7200円

※国民年金の金額を含む

【高齢者世帯】生活意識「苦しい」約5割・「普通」約4割に

同調査より、高齢者の生活意識をみてみましょう。

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高齢者の生活意識

・大変苦しい:25.2%

・やや苦しい:30.6%

・普通:40.1%

・ゆとりがある:3.6%

・大変ゆとりがある:0.6%

苦しいを合計すると55.8%となり、苦しいと感じている人が最も多くなります。普通と感じている人も約4割となりました。

全世帯と子どもがいる世帯と比べると、苦しいと答えている人は少なくなっています。

【65歳以上の平均貯蓄額】はいくらか

他の世帯に比べて苦しいと答える人が少ない理由の一つとして、貯蓄が多いことが考えられます。

総務省統計局が公開した「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」より、世帯主が65歳以上の世帯の貯蓄額をみていきましょう。

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【65歳以上】2人以上世帯の貯蓄額

・平均値:2509万円

・中央値:1658万円(貯蓄保有世帯の中央値)

平均は2500万円を超えました。一方で、貯蓄保有世帯の中央値は1600万円台となっています。

平均と中央値の差が大きくなっていますが、中央値でも1500万円を超えていますね。

ただグラフをみると貯蓄100万円未満の世帯が8.1%あるなど、世帯差が大きいとわかります。

老後に向けて年金見込み額を確認し、貯蓄の計画を

現代シニアの収入や貯蓄をみてきましたが、実際には個人差があります。

老後の生活を支える「年金」と「貯蓄」については、現役時代の働き方や生活が反映されることとなるでしょう。現役時代のうちから年金見込み額をねんきんネットなどで確認し、公的年金を増やしたり、私的年金や貯蓄を増やすことはしたいものです。

高齢者世帯の稼働所得をみれば平均月5.5万円となっていますが、誰しもいつまでも元気に働けるわけではありません。

仕事による収入も大切ですが、仕事による収入だけに頼ることがないよう、資産形成について考えてましょう。

参考資料

・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

・厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」