厚生年金、あなたは同年代よりもらってる? “年齢別・受給額一覧表” でわかる日本の実態
- 公的年金の仕組みとは
- 1階部分:国民年金
- 2階部分:厚生年金
- 【2025年度】厚生年金と国民年金は「1.9%増額」
- 2025年度の国民年金と厚生年金の年金額例
- 【年金一覧表】60歳~90歳以上「厚生年金」の平均月額はいくら?
- 【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金一覧表
- 【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金一覧表
- 【80歳代(80〜89歳)】厚生年金の年金一覧表
- 【90歳以上】厚生年金の年金一覧表
- 【年金一覧表】60歳~90歳以上「国民年金」の平均月額はいくら?
- 【60歳代(60〜69歳)】国民年金の年金一覧表
- 【70歳代(70〜79歳)】国民年金の年金一覧表
- 【80歳代(80〜89歳)】国民年金の年金一覧表
- 【90歳以上】国民年金の年金一覧表
- 「厚生年金と国民年金」平均年金月額はいくら?1万円刻みの受給権者数とは
- 「厚生年金」の平均年金月額
- 「国民年金(老齢基礎年金)」の平均年金月額

厚生年金、あなたは同年代よりもらってる? “年齢別・受給額一覧表” でわかる日本の実態
2025年7月、梅雨が明け、厳しい夏の暑さが本格化してきました。冷房費など、家計の負担が増える季節に、老後の生活資金について考える方も多いのではないでしょうか。特に、公的年金が実際にどれくらいもらえるのか、自分の将来の年金額が十分なのか、といった疑問は尽きません。
2025年度の年金額は1.9%増額されていますが、平均的な年金額はどのくらいで、自身の年金受給額と比べて多いのか少ないのか、気になっている方も多いでしょう。
本記事では、日本の公的年金制度の仕組みを改めて確認するとともに、厚生年金と国民年金の年齢別平均月額、さらには年金月額ごとの受給権者数まで、具体的なデータを用いて詳細に解説していきます。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
公的年金の仕組みとは
日本の公的年金制度を確認しましょう。

1階部分:国民年金
・加入者:日本に住む20歳以上から60歳未満の全ての人が原則加入
・保険料:全員一律
・受給額:保険料を40年間欠かさず納めれば満額
2階部分:厚生年金
・加入者:会社員や公務員、またパートで特定適用事業所に働き一定要件を満たした方が、国民年金に上乗せで加入
・保険料:収入に応じて(上限あり)変わる
・受給額:加入期間や納めた保険料により個人差あり
日本の年金は国民年金と厚生年金の2階建てです。
国民年金は20歳以上60歳未満のすべての人が原則加入し、保険料は一律です。
一方で厚生年金は会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入し、収入に応じた保険料を支払うという違いがあります。
【2025年度】厚生年金と国民年金は「1.9%増額」
年金額は毎年度改定されます。厚生労働省によると、2025年度の年金額例は以下の通りです。

令和7年度の年金額の例
2025年度の国民年金と厚生年金の年金額例
・国民年金(老齢基礎年金(満額):1人分):6万9308円(+1308円)
・厚生年金:23万2784円(夫婦2人分)(+4412円)
※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準
2025年度は前年度に比べて1.9%の増額となり、国民年金は満額で月6万9308円です。
厚生年金は会社員の夫と国民年金の妻をモデルとして、月23万2784円です。
では、平均的な年金月額はいくらでしょうか。年齢別や全体、男女別に確認していきましょう。
【年金一覧表】60歳~90歳以上「厚生年金」の平均月額はいくら?
厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、年齢ごとの平均年金月額を確認しましょう。
はじめに厚生年金です(厚生年金には国民年金部分が含まれます)。
【60歳代(60〜69歳)】厚生年金の年金一覧表

60歳代の厚生年金額
・60歳:厚生年金9万6492円
・61歳:厚生年金10万317円
・62歳:厚生年金6万3244円
・63歳:厚生年金6万5313円
・64歳:厚生年金8万1700円
・65歳:厚生年金14万5876円
・66歳:厚生年金14万8285円
・67歳:厚生年金14万9205円
・68歳:厚生年金14万7862円
・69歳:厚生年金14万5960円
【70歳代(70〜79歳)】厚生年金の年金一覧表

70歳代の厚生年金額
・70歳:厚生年金14万4773円
・71歳:厚生年金14万3521円
・72歳:厚生年金14万2248円
・73歳:厚生年金14万4251円
・74歳:厚生年金14万7684円
・75歳:厚生年金14万7455円
・76歳:厚生年金14万7152円
・77歳:厚生年金14万7070円
・78歳:厚生年金14万9232円
・79歳:厚生年金14万9883円
【80歳代(80〜89歳)】厚生年金の年金一覧表

80歳代の厚生年金額
・80歳:厚生年金15万1580円
・81歳:厚生年金15万3834円
・82歳:厚生年金15万6103円
・83歳:厚生年金15万8631円
・84歳:厚生年金16万59円
・85歳:厚生年金16万1684円
・86歳:厚生年金16万1870円
・87歳:厚生年金16万2514円
・88歳:厚生年金16万3198円
・89歳:厚生年金16万2841円
【90歳以上】厚生年金の年金一覧表

90歳代の厚生年金額
・90歳以上:厚生年金16万721円
※厚生年金には国民年金部分が含まれる。
※65歳未満の厚生年金受給者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢が引き上げられたため、報酬比例部分のみ受給している方も含む。
一般的な年金受給開始年齢は65歳からです。
65歳以降でみると、厚生年金の平均月額は14~16万円台でした。
【年金一覧表】60歳~90歳以上「国民年金」の平均月額はいくら?
次に国民年金を確認します。
【60歳代(60〜69歳)】国民年金の年金一覧表

60歳代の国民年金額
・60歳:国民年金4万3638円
・61歳:国民年金4万4663円
・62歳:国民年金4万3477円
・63歳:国民年金4万5035円
・64歳:国民年金4万6053円
・65歳:国民年金5万9599円
・66歳:国民年金5万9510円
・67歳:国民年金5万9475円
・68歳:国民年金5万9194円
・69歳:国民年金5万8972円
【70歳代(70〜79歳)】国民年金の年金一覧表

70歳代の国民年金額
・70歳:国民年金5万8956円
・71歳:国民年金5万8569円
・72歳:国民年金5万8429円
・73歳:国民年金5万8220円
・74歳:国民年金5万8070円
・75歳:国民年金5万7973円
・76歳:国民年金5万7774円
・77歳:国民年金5万7561円
・78歳:国民年金5万7119円
・79歳:国民年金5万7078円
【80歳代(80〜89歳)】国民年金の年金一覧表

80歳代の国民年金額
・80歳:国民年金5万6736円
・81歳:国民年金5万6487円
・82歳:国民年金5万6351円
・83歳:国民年金5万8112円
・84歳:国民年金5万7879円
・85歳:国民年金5万7693円
・86歳:国民年金5万7685円
・87歳:国民年金5万7244円
・88歳:国民年金5万7076円
・89歳:国民年金5万6796円
【90歳以上】国民年金の年金一覧表

90歳代の国民年金額
・90歳以上:国民年金5万3621円
※65歳未満で受給している国民年金の受給者は繰上げ受給を選択した方。
65歳以降の国民年金の平均月額はいずれの年齢も5万円台でした。
「厚生年金と国民年金」平均年金月額はいくら?1万円刻みの受給権者数とは
年齢ごとの平均年金月額は確認しましたが、全体の平均年金月額はいくらでしょうか。
厚生年金と国民年金の平均年金月額と、1万円刻みの受給権者数も確認します。
「厚生年金」の平均年金月額

厚生年金の平均額(全年齢)
・〈全体〉平均年金月額:14万6429円
・〈男性〉平均年金月額:16万6606円
・〈女性〉平均年金月額:10万7200円
※国民年金部分を含む
年金月額階級ごとの受給権者数
・1万円未満:4万4420人
・1万円以上~2万円未満:1万4367人
・2万円以上~3万円未満:5万231人
・3万円以上~4万円未満:9万2746人
・4万円以上~5万円未満:9万8464人
・5万円以上~6万円未満:13万6190人
・6万円以上~7万円未満:37万5940人
・7万円以上~8万円未満:63万7624人
・8万円以上~9万円未満:87万3828人
・9万円以上~10万円未満:107万9767人
・10万円以上~11万円未満:112万6181人
・11万円以上~12万円未満:105万4333人
・12万円以上~13万円未満:95万7855人
・13万円以上~14万円未満:92万3629人
・14万円以上~15万円未満:94万5907人
・15万円以上~16万円未満:98万6257人
・16万円以上~17万円未満:102万6399人
・17万円以上~18万円未満:105万3851人
・18万円以上~19万円未満:102万2699人
・19万円以上~20万円未満:93万6884人
・20万円以上~21万円未満:80万1770人
・21万円以上~22万円未満:62万6732人
・22万円以上~23万円未満:43万6137人
・23万円以上~24万円未満:28万6572人
・24万円以上~25万円未満:18万9132人
・25万円以上~26万円未満:11万9942人
・26万円以上~27万円未満:7万1648人
・27万円以上~28万円未満:4万268人
・28万円以上~29万円未満:2万1012人
・29万円以上~30万円未満:9652人
・30万円以上~:1万4292人
厚生年金の平均月額は全体で14万6429円でした。
男女別にみると男性は16万6606円、女性は10万7200円です。
また、1万円刻みのボリュームゾーンをみると「9万~12万円未満」「16万~19万円未満」がそれぞれ100万人超でした。
「国民年金(老齢基礎年金)」の平均年金月額
国民年金は以下の通りです。

国民年金の平均額(全年齢)
・〈全体〉平均年金月額:5万7584円
・〈男性〉平均年金月額:5万9965円
・〈女性〉平均年金月額:5万5777円
年金月額階級ごとの受給者数
・1万円未満:5万8811人
・1万円以上~2万円未満:24万5852人
・2万円以上~3万円未満:78万8047人
・3万円以上~4万円未満:236万5373人
・4万円以上~5万円未満:431万5062人
・5万円以上~6万円未満:743万2768人
・6万円以上~7万円未満:1597万6775人
・7万円以上~:227万3098人
国民年金の場合、全体、男女ともに平均月額は5万円台です。
金額ごとにみると「6万円以上~7万円未満」が最も多く、次に「5万円以上~6万円未満」、「4万円以上~5万円未満」と続いています。
まとめ
ここまで年齢別の厚生年金額について詳しく見てきました。
日本の年金事情を見ると年金だけでの生活は難しいと感じるのではないのでしょうか。
このようなことから現役世代の方は今のうちから年金を増やす方法について考えてもいいかもしれません。
具体的な方法としては国民年金基金を利用するという方法の他に年金受給日を繰り下げる方法や今の年収を増やすことで年金を増やす方法もあります。
まずは国民年金基金の活用から考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」