「生活に余裕がない」人の投資額は毎月いくらが妥当?失敗しない算出方法&投資額をムリなく増やすコツを伝授!【45歳からの資産形成・第5回】
このコラムでは、長期投資を行うにあたっては、毎月、あるいは毎年など、定期的に一定額をコツコツと積み上げていくことが大事だということを繰り返し申し上げてきました。いつの時点で、株価がいくらになるのかについて事前に予測することはできませんから、「今、買えば上がるだろう」「今、売って利益を得よう」という考え方は間違っているということになります。
一方で、企業やその活動の集大成である経済というのは、長期で見れば確実に成長していくものですから(世界経済が継続的にマイナスになったことは過去一度もありません)、常に一定額の投資を続けていれば、上下変動を繰り返しながらも、長い目で見れば資産額は増えていくと予想されます。これが長期投資の基本的な考え方と思ってよいでしょう。
しかしながら、一定額の投資を継続するのは簡単なことではありません。私が若い頃はお金がありませんでしたから、金欠になる月はしょっちゅうでした。前回のコラムでは、お金がない月はアルバイト(今で言えば副業)をして資金を捻出した経験について書いたのですが、この記事には、多くの読者の方から質問をいただきました。
もっとも多かったのは、「投資額はどのぐらいが妥当なのでしょうか」という声でした。
少しはぐらかしてしまうようで申し訳ありませんが、投資額について絶対的に正しいという数字はありません。つまり、金額はいくらでも良いのです。毎月あるいは毎年、投資する金額が多くなればなるほど、最終的に得られる資産額は増えますし、毎年の投資額が少なければ最終的に得られる資産額も小さくなるという話です。
以前のコラムでも説明しましたが、株式市場というのは上下変動を繰り返しながらも、長期的には年間6%程度の利回りが見込めるといわれます。6%という数字を前提にすると、毎月10万円の投資を続けた場合、30年後の理論上の資産額は約1億円になります(あくまで年6%と仮定したシミュレーションですから、この額が確定しているわけではありません。投資ですから、元本割れする可能性もあることはよく理解しておいてください)。一方、毎月の投資額を1万円にした場合には、同じ条件で30年後に得られる資産額は1000万円ほどにしかなりません。
結局のところたくさん投資すればたくさん儲かり、損をする場合も、多額の投資をしているほど損失額が大きくなるという関係が成立することになります。