米国は関税前に「駆け込み需要」 国内車大手、24年度は米中で明暗

大黒ふ頭に並べられた輸出用の自動車と自動車運搬船=2025年4月8日午前11時42分、横浜市鶴見区、朝日新聞社ヘリから、恵原弘太郎撮影
国内の自動車大手8社が24日、2024年度の世界販売の実績を発表した。中国での競争激化に苦しむメーカーが目立った一方、北米では「トランプ関税」を見越して年度末に駆け込み需要とみられる追い風があった。
トヨタ自動車(レクサスを含む)は1027万3千台(前年度比0.3%減)で、2年連続で1千万台を超えた。年度前半に認証不正やリコール問題などの影響があった国内での生産が、後半に回復した。北米での販売は、ほぼ前年並みの273万台だった。とくにハイブリッド車(HV)が前年度比42.1%増の114万台と好調だった。インド(26.0%増)や中南米(4.2%増)なども好調だった。
一方、中国は5.9%減の178万台、国内は1.6%減の150万台だった。中国では政府の補助金や販売店によるキャンペーンなどの効果で、1~3月は回復傾向にあるという。