来月、10月15日は支給日【年金生活者支援給付金】もし、夫婦で対象だと「2人分で合計で最大約13万円もらえる?」
年金生活者支援給付金、障害年金の受給者の支給要件とは?

来月、10月15日は支給日【年金生活者支援給付金】もし、夫婦で対象だと「2人分で合計で最大約13万円もらえる?」
9月に入りましたが、まだまだ暑さが続きます。秋晴れの心地よい風が待ち遠しい季節ですが、来月10月15日は年金支給日。今年の支給は残すところ10月と12月の2回です。実はこの年金支給日と同じ日に、一定の条件を満たせば「年金生活者支援給付金」も受け取れる可能性があります。

年金生活者支援給付金
厚生労働省では現在、年金生活者支援給付金の特設サイトやYouTube動画など様々な情報発信を行っています。年金生活者支援給付金には《老齢年金・障害年金・遺族年金》の受給者へ向けた3つの種類があります。今回はそのしくみや金額、対象者について整理します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
年金生活者支援給付金、老齢年金受給者の支給要件とは?

老齢基礎年金を受給されている方へ
下記の支給要件をすべて満たす方が、老齢年金生活者支援給付金の支給対象となります。
・65歳以上の老齢基礎年金の受給者
・同一世帯の全員が市町村民税非課税
・前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は90万9000円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は90万6700円以下(※2)
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 昭和31年4月2日以後に生まれた方で80万9000円を超え90万9000円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で80万6700円を超え90万6700円以下である方には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給される
老齢年金生活者支援給付金はいくらもらえる?
月額5450円を基準額として、保険料納付済期間や保険料免除期間などをもとに実際の給付金額が計算されることになります。
年金生活者支援給付金、障害年金受給者の支給要件とは?

障害基礎年金を受給されている方へ
下記の支給要件をすべて満たす方が、障害年金生活者支援給付金の支給対象となります。
・障害基礎年金の受給者である
・前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 障害年金等の非課税収入は除く
障害年金生活者支援給付金はいくらもらえる?
障害年金生活者支援給付金は障害等級1級と2級では給付月額がことなります。
・障害年金生活者支援給付金:ひと月あたり1級6813円・2級5450円
年金生活者支援給付金、遺族年金受給者の支給要件とは?

遺族基礎年金を受給されている方へ
下記の支給要件をすべて満たす方が、遺族年金生活者支援給付金の支給対象となります。
・遺族基礎年金の受給者である
・前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 遺族年金等の非課税収入は除く
遺族年金生活者支援給付金はいくらもらえる?
・遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円
ただし、2人以上の子が遺族基礎年金を受給している場合については、5450円を子の数で割った金額がそれぞれに支給されます。
年金生活者支援給付金、もし夫婦で対象だと「2人分で合計で最大約13万円もらえる?」
夫婦2人暮らしをされている世帯で、それぞれ支給要件を満たしている方もいると思います。そんな時は、夫婦それぞれに年金生活者支援給付金は支給されます。
例えば、夫婦2人が老齢年金生活者支援給付金の支給要件を満たし、対象者になったとします。
老齢年金生活者支援給付金の基準額(月額)は5450円です。夫婦2人とも、この金額通り受給できる場合、1人あたり年間で最大約6万5千円を受け取れます。そのため、夫婦2人合わせると、年間で最大約13万円を受け取ることができ、生活費や医療費の補填として大きな助けになります。

3カ所の記入でかんたん手続き
また、給付金の手続きをした翌月分から原則支給の対象となります。すでに年金を受給していて新たな給付金の対象者には、毎年9月の第1営業日から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次郵送されます。必要事項を記載し、切手を貼ってポストに投函すれば手続きは完了です。
【年金生活者支援給付金】一度の手続きで「いつからいつまで」もらえる?
年金生活者支援給付金は、一度手続きをしてしまえば、原則として2年目以降のお手続きは不要です。毎年、前年の所得などに基づいて自動的に支給判定が行われ、その結果がその年の10月分から翌年9月分までの1年間に反映される仕組みになっています。
年金生活者支援給付金、「確認と申請」が大切
今回は、年金生活者支援給付金について、老齢・障害・遺族の3種類それぞれの対象や金額、申請方法を整理しました。
この給付金は、年金を受給している方でも一定の所得要件を満たさなければ支給されません。また、申請をしなければ1円も受け取れない点は大切なポイントです。
夫婦で対象になれば、年間で最大約13万円を受け取れる可能性もあります。暮らしの安心につながる制度ですが、意外と知られていないことも少なくありません。
自分やご家族が対象となるかどうかを確認することが第一歩です。厚生労働省や日本年金機構の公式情報も活用しながら、しっかり手続きしていきましょう。制度を知り、前向きに暮らしに取り入れることが、安心した生活への近道になります。
参考資料
・厚生労働省「年金生活者支援給付金制度 特設サイト」
・厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
・厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
・厚生労働省「年金生活者支援給付金制度 特設サイト・広告ギャラリー ポスター」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
・日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
・日本年金機構「障害基礎年金の受給要件・請求時期・年金額」