【新NISA・つみたて投資枠】「月額5000円VS月額2万円」投資期間15年→10年間ほったらかし!最終的な資産額はいくらになる?シミュレーション

《FP1級保有者が解説》積立投資で「必ず押さえておきたい」2つのポイント

【新NISA・つみたて投資枠】「月5000円VS月2万円」投資期間15年→ほったらかし!最終的な資産額はいくら?シミュレーション結果, 積立投資パターン1:「月額5000円」×利回り3%, 「月額5000円」:少額でも「長期投資」することである程度まとまった金額になる, 積立投資パターン2:「月額2万円」×利回り3%, 「月額2万円」:より豊かな老後が期待できる, 積立投資で「必ず押さえておきたい」2つのポイント, ポイント1:シミュレーション通りには推移しない, ポイント2:長期積立投資の重要性

【新NISA・つみたて投資枠】「月額5000円VS月額2万円」投資期間15年→10年間ほったらかし!最終的な資産額はいくらになる?シミュレーション

資産形成という言葉が広く知られるようになった現在でも、実際に投資を始める一歩を踏み出せない方は少なくありません。

金融庁の調査によると、投資未経験者の半数以上が「余裕資金がないから」という理由で投資をためらっています。

【新NISA・つみたて投資枠】「月5000円VS月2万円」投資期間15年→ほったらかし!最終的な資産額はいくら?シミュレーション結果, 積立投資パターン1:「月額5000円」×利回り3%, 「月額5000円」:少額でも「長期投資」することである程度まとまった金額になる, 積立投資パターン2:「月額2万円」×利回り3%, 「月額2万円」:より豊かな老後が期待できる, 積立投資で「必ず押さえておきたい」2つのポイント, ポイント1:シミュレーション通りには推移しない, ポイント2:長期積立投資の重要性

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しかし、投資は決して大きな資金がなければ始められないものではありません。むしろ、少額からコツコツと積み立て、長期間保有することで、時間の力を味方につけた堅実な資産形成が可能になるのです。

10月に入り、今年も残りわずかとなりました。年末に向けて家計やお金の使い方を見直すこの時期は、「来年からの資産形成をどう始めるか」を考える絶好のタイミングです。新NISA制度もスタートから1年以上が経ち、多くの方が改めてその仕組みや効果に関心を寄せています。

今回は新NISA制度のつみたて投資枠を活用した2つのシミュレーションをご紹介します。

月々5000円と2万円という異なる金額で15年間積み立てた後、さらに10年間そのまま保有し続けた場合、最終的な資産がどのように変化するかを具体的な数字で見ていきます。

老後の生活に少しでも余裕を持たせたい方、将来のために今からできることを知りたい方に、このシミュレーションが新たな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【新NISA・つみたて投資枠】「月5000円VS月2万円」投資期間15年→ほったらかし!最終的な資産額はいくら?シミュレーション結果

今回は、2パターンの金額で、積立投資と保有をそれぞれ15年間した場合の、最終的な利益をシミュレーションしていきます。

【前提条件】

・投資期間:15年間

・保管期間:10年間

※例えば、50歳から65歳まで積立を行い、その後75歳までの10年間は、口座で寝かせておくケースなどが想定できます。

・利回り:3%

・投資方法:15年間は毎月定額投資、その後10年は保有のみ

・投資金額:月5000円と2万円の2パターン

積立投資パターン1:「月額5000円」×利回り3%

【15年積立後】

・総投資額: 90万円

・運用益: 23万円

・積立後の資産:113万円

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将来の運用資産額(月5000円積立)

【さらに10年保管後】

・運用益:39万円

・最終資産:152万円

※(113万円 × 1.03^10)で算出

25年間の合計運用利益:62万円(23万円+39万円)

「月額5000円」:少額でも「長期投資」することである程度まとまった金額になる

パターン1では、積立投資は「いつからでも」「わずかでも」実施する価値がある、ということがわかるのではないでしょうか。

月5000円という、決して大きな数字ではなくても、コツコツと継続をして、さらにそれを長期間運用・保有していくことで、将来的にまとまった金額を受け取れる可能性があるのです。

例えば定年退職後、年金収入と貯蓄を取り崩す生活をする場合、生活費以外の余裕がない時に、まとまったお金を受け取って娯楽費として生活の潤いを向上させる、という使い道も考えられます。

積立投資パターン2:「月額2万円」×利回り3%

【15年積立後】

・総投資額: 360万円

・運用益: 94万円

・積立後の資産: 454万円

【新NISA・つみたて投資枠】「月5000円VS月2万円」投資期間15年→ほったらかし!最終的な資産額はいくら?シミュレーション結果, 積立投資パターン1:「月額5000円」×利回り3%, 「月額5000円」:少額でも「長期投資」することである程度まとまった金額になる, 積立投資パターン2:「月額2万円」×利回り3%, 「月額2万円」:より豊かな老後が期待できる, 積立投資で「必ず押さえておきたい」2つのポイント, ポイント1:シミュレーション通りには推移しない, ポイント2:長期積立投資の重要性

将来の運用資産額(月2万円積立)

【さらに10年保管後】

・運用益:156万円

・最終資産:610万円

※(454万円 × 1.03^10)で算出

25年間の合計運用利益:250万円(94万円+156万円)

「月額2万円」:より豊かな老後が期待できる

「月々2万円の積立」は決して小さな額ではありません。月5000円と比較すると、家計を見直したり、余裕資金を活用したりして「捻出する」という、少しの頑張りが必要になるかもしれません。

しかし、その一歩を踏み出すことで、将来の暮らしをぐっと楽にするほどの、まとまった資産を築ける可能性があることが、このシミュレーションによりわかります。

積立投資で「必ず押さえておきたい」2つのポイント

ここからは、積立投資をする上で知っておくべき、大切なポイントをいくつかお伝えしていきます。

ポイント1:シミュレーション通りには推移しない

今回のシミュレーションは、あくまで「毎年3%のペースで資産価値が上がり続けたら」という仮定で計算したものです。

投資信託の「利回り」は固定されているわけではありません。投資した商品の価値は上がったり下がったりするため、その結果により変動をします。

例えば、日本株に連動した投資信託であれば、日本経済が好調な時は価値が上昇し、不調の時は下落することもあります。

そのため、毎年きっちり「3%」で増え続けることはありません。

シミュレーションの結果はあくまでも「目安」であり、結果が保証されたものではないのです。

実際の結果は、様々な要因により「シミュレーションよりも良くなることも悪くなることもあり得る」ということを心に留めておくことが大切です。

ポイント2:長期積立投資の重要性

比較的安全だと言われる、新NISA制度のつみたて投資枠での投資も、投資である以上は「元本割れ」のリスクはゼロではありません。しかし、「長期的」に「定額」で積み立てることで、そのリスクを大きく下げることが可能です。

まず、つみたて投資枠などで選べる投資信託商品の多くは、特定の国や世界経済全体の動きに連動する「インデックスファンド」です。

インデックスファンドは一般的に、短期的に見れば上下の波もありますが、長期的には経済成長と連動してゆるやかに価値が上がっていくことが見込まれます。

さらに、毎月定額の投資を続けると、価格が安い時には多く、高い時には少なく買うことになります。

これを長く続けることで、購入単価が平均化され、高値で買いすぎてしまうリスクを自然と避けることができるのです。

そのため、一時的な価格の下落に一喜一憂せず、コツコツと続けることで、結果的に元本割れのリスクを抑え、安定したリターンを目指すことが可能になるのです。

【新NISA・つみたて投資枠】「月5000円VS月2万円」投資期間15年→ほったらかし!最終的な資産額はいくら?シミュレーション結果, 積立投資パターン1:「月額5000円」×利回り3%, 「月額5000円」:少額でも「長期投資」することである程度まとまった金額になる, 積立投資パターン2:「月額2万円」×利回り3%, 「月額2万円」:より豊かな老後が期待できる, 積立投資で「必ず押さえておきたい」2つのポイント, ポイント1:シミュレーション通りには推移しない, ポイント2:長期積立投資の重要性

資産形成にあたってのポイント

おわりに

今回のシミュレーションを通して、少額からでも始められる積立投資の可能性を見てきました。

毎月の金額は大きくなかったとしても、長期的に積立・保有をすることで、老後の生活を大きく左右するような資金に育つ可能性があることがわかりました。

もちろん、実際の運用では市場の上下動により、シミュレーション通りの結果にはならないことも理解しておく必要があります。

しかし、長期的な視点で定額の積立投資を続けることで、市場の変動リスクを抑えて資産を育てていくことが可能となります。

投資と聞くと難しく感じたり、まとまった資金が必要だと思ったりしがちですが、実際は「月数千円から」でも始めることができます。まずは自分に無理のない範囲で一歩を踏み出すことを、ぜひ検討してみてください。

参考資料

・金融庁「リスク性金融商品販売に係る顧客意識調査結果」

・金融庁「つみたてシミュレーター」

・金融庁「長期・積立・分散投資とNISA制度」