日本を旅行したアメリカ人が後悔する、お金に関する6つの失敗。事前に知っていたら良かった

初めて東京を訪れたとき、私はいくつかの間違いを犯した。

  • 筆者は2025年、2人の友人と1週間ほど日本に旅行で訪れ、長年の夢をかなえた。
  • 富士山近郊の地域や、東京から簡単に足を延ばせる横浜や鎌倉など、幅広い都市を巡るすばらしい旅だった。
  • だが、もっと違う風にすればよかったと後悔することが6つあり、その大半がお金に関係することだった。

私は今年、2人の友人と1週間ほど日本に旅行に行き、長年の夢をかなえた。

出発の1カ月ほど前にニューヨークから東京への往復便チケットを1000ドル(約15万円)で購入した。時期は12月初旬。観光客が少なく、うまくいけば紅葉の最後を楽しめるかもと期待したからだ。

富士山近郊の地域や、東京から簡単に足を延ばせる横浜や鎌倉など、幅広い都市を巡るすばらしい旅だった。建造物、歴史的・宗教的に重要な場所、交通、食事——そのすべてに終始感動した。また、円安だったことも旅の味方だ。

だが、もっと違う風にすればよかったと後悔することが6つあり、その大半がお金に関係する。経済レポーターである僕でさえ、お金に関しては失敗を犯したのだ。

1. 空港で現金に換えるべきだった

ひとたび現金を手にすると、東京散策は素晴らしかった。

日本に行ったことのある友人が、東京では多くの場所で現金しか使えないと注意してくれていた。だから、ホテルにチェックインしたらコンビニのATMで現金を引き出すつもりだった。

だが、その前に現金が必要になるとは思ってもみなかった。

空港からホテルに行くには2回乗り換えが必要だ。空港で、京急スカイライナーの切符をクレジットカードで買った。

ところが、ホテルに行く電車に乗り換えるとき、クレジットカードで切符を購入できなかったうえ、その駅では現金しか使えず、PASMOにチャージをすることもできなかった。

それに、アンドロイドの携帯には交通系カードを登録できなかったので、駅の窓口に行ってクレジットカード決済をしなければならなかった。一度はうまくいったものの、次の駅の窓口ではクレジットカードで処理ができなかった。

電車なら5ドル(約750円)ほどでホテルまで行けたのに、駅からスーツケースを引きずってATMに行く羽目になった。

この時点で14時間のフライトでくたくたになっていた私たちは、タクシーで30ドル(約4500円)かけてホテルに向かった。

あの時、空港で円に換えておけばと悔やまれる。

2. 節約しすぎて、特別な日本の食事や経験を逃した

食事が期待外れだったわけではないが、もう少しお金を払ってもよかった。

私たちのホテルは皇居の北側に位置する静かな場所にある。その近くで、たいていの食事を10ドル(約1500円)以下で楽しむことができたのは嬉しい驚きだ。ドルに換算すると、ほとんどの食事が5~15ドル(約750~2250円)だったのだ。

だが、円安で安い価格に慣れすぎてしまい、少しでも高いと詐欺か、その価値がないもののように感じた。

高すぎると思っていたので、いろいろなレストランで高級とんかつ、高い寿司の握り、和牛などを試さず過ごした。どれも、ニューヨークに帰れば平均的な夕食の価格だったのに、だ。

財布のひもを引き締めたことで、何年も楽しみにしていた新鮮な地域の名産を味わう機会を逃した。もちろん、体験面でも同様である。

富士山が見えることで人気のある観光地の一つ、富士河口湖の町まで、景色の良い直行電車に乗りたかった。だが、その代わりに、いくつかの小さな町を眺めながら走る安いバスのチケットを予約した。

また、 ジブリ美術館や草間彌生美術館も見逃した。入館料は15ドル(約2250円)もしなかったと思うが、その代わりに無料で街中をぶらぶらすることを選んだ。

とはいえ、結局のところ、絶対に必要というわけでもないものにお金を払わずに済んだことには満足している。ある意味、値ごろ感にとらわれ過ぎて、慎重になり過ぎていたようだ。

3. こうしたマインドセットに荷造り下手が相まって、思う存分買い物できなかった

東京では多くのショッピング街に足を運んだが、あまり買い物をしなかった。

バックパック1つと機内持ち込み用スーツケースを1つしか持ってこなかったので、荷物を詰め込み過ぎ、スーツケースに洋服やその他大きなお土産を入れる場所がなくなるという初歩的なミスを犯した。

ほとんどスペースがなかったので、大切な人たちや友人へのお土産の購入を優先したが、その大半は絵葉書や小物に限定された。

ユニクロでシャツを2枚といくつか衣類を購入したが(米国のユニクロで買うよりずっと安かった)、もっと日本での買い物の機会を生かせばよかったと思う。

何しろ、円安だし、一部の店は非課税なのだ。たった15ドル(約2250円)の地域限定シャツを買わなかったことを今も後悔している。

帰路ではスーツケースのチャックが辛うじて閉まる状態で、買ったものを友人の鞄にいくつか入れてもらわなければならなかった。

振り返ると、持ってくる洋服を半分にして、旅行中に頻繁に洗濯すべきだった。そしてスーツケースに買った物を入れる場所を増やせばよかったのだ。

4. もっと日本各地を巡ればよかった

もっといろいろな場所に行ったり、特定の地域に長く滞在したりするべきだった。

複数の都市を数日ずつ回ると慌ただしくなりすぎると思ったので、旅行中は東京に滞在することにした。友人から訪問を勧められていた大阪や京都に行っても良かったのだが、数年後にまた日本に戻ってくるつもりなので、このアドバイスは次回に取っておく。

少なくとも、東京郊外や富士山まで足を延ばせたことで、都会の中心から離れたいという欲求は満たされた。

5. それより悔しいのは、東京での滞在場所を2カ所に限定したことだ

少なくとも下町エリアに一泊すればよかった。

私たちが宿泊したのは、皇居の北側に位置する千代田区飯田橋だ。そこからさらに東の浅草のホテルに移動した。

特定の場所に詳しくなったのはよいのだが、いくつかの場所にただ行くのではなく、そこに滞在してその土地の良さを味わうべきだったと後悔している。

東京が広いことは知っていた。しかし、各地域にあれほどアクティビティがあるとは思ってもいなかった。新宿の近くや下町に宿泊する手もあったのだ。

それに、さまざまなタイプの宿泊施設を選べばよかった。

最初の7泊はコンドミニアムに滞在し、最後の夜は贅沢な昔ながらの旅館に泊まった。振り返ると、サウナやジムなどの施設が充実したもっと良いホテルや、東京の郊外に一軒家を借りるなど、宿泊体験そのものにお金を使えばよかった。

日本で人気のカプセルホテルを試してみるのもアリだったかもしれない。

6. 文化の違いへの心構えが足りなかった

いろいろと文化の違いがあり、その心構えをしておくべきだった。

日本で文化の違いを経験することは予期していたが、その違いにかなりうろたえることがあった。場面によっては、明らかに礼儀違反だった。

たとえば、電車のような公共の場所で電話をしたり、他の人に話しかけたりするとひんしゅくを買う。旅行中も、電車やバスの中で友人と話し始めては、途中で気がついて口をつぐんだ。

また、公共の場での飲食が、マナー違反と見なされることを思い知らされた。地下鉄の構内でアイスクリームを食べていた時は、周りの視線が痛かった。

東京はとてもきれいな街として知られているが、ゴミ一つ落ちていないとは予想していなかった。

街中でゴミ箱を見かけることはほとんどなかったので、包み紙や飲んだビンを1時間以上持ち歩き、コンビニのゴミ箱やホテルに戻ってから捨てることも多かった。今度日本に行くときは、ごみ入れ用に小さい袋をリュクサックに入れておくつもりだ。

また、ウェイターやウェイトレスがおらず、顧客と従業員がやり取りしないレストランが多いことに驚いた。タッチパネルや券売機を使って注文する店が多く、「ありがとう」と言うときや、何か頼むときしか従業員とやり取りしなかった。

ある意味、耳が痛くなるほどの静けさだ。簡単な日本語を知っていれば、そうした居心地の悪さにも対応できたのではないか、と後悔している。