世界長者番付トップ10 [2026年版] 億万長者の資産は10年間で8倍に膨れ上がった

アルファベットの共同創業者のセルゲイ・ブリン(左)とラリー・ペイジ(中)、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス(右)。
- 世界の長者番付上位の資産は、2016年から膨れ上がっている。
- トップ10の個人資産の総額は、10年前は6000億ドルに満たなかったが、現在は2兆6000億ドルだ。
- 1位だった慈善活動家のビル・ゲイツと3位だったウォーレン・バフェットは、それぞれ17位、10位に順位を下げた。
2016年から多くのことが変わった。ネットフリックス(Netflix)で「ストレンジャー・シングス」が始まり、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)がついにアカデミー賞を受賞し、「ポケモンGO」の熱狂によってプレイヤーがバーチャル生物を捕まえようと動物園や軍事基地に入り込んだ年だ。
ミレニアル世代の2016年を懐かしむ心がネット上にあふれる中、Business Insiderは世界の富裕層が過去10年をどのように過ごしてきたのかを検証した。目立つ傾向は、富裕層がさらに豊かになっていることだ。
ブルームバーグ・ビリオネア指数(Bloomberg Billionaires Index)によると、2015年末時点における世界の長者番付トップ10の資産は合計5590億ドルだった。だがそれは現在、5倍近くの2兆6000億ドルとなり、イーロン・マスク(Elon Musk)だけでも6820億ドルだ(1月15日の株式市場の取引終了時点)。
長者番付の上位には大きな変化はない。2016年にトップ10だったのは、ビル・ゲイツ(Bill Gates)、アマンシオ・オルテガ(Amancio Ortega)、ウォーレン・バフェット(Warren Buffett)、ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)、カルロス・スリム(Carlos Slim)、チャールズ・コーク(Charles Koch)、デービッド・コーク(David Koch)、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)、ラリー・ペイジ(Larry Page)、ラリー・エリソン(Larry Ellison)だ。

2016年と2026年の世界で最も裕福な10人(2015年12月31日および2026年1月15日時点の数値)。
故デービッド・コークを除いて、全員が現在の長者番付のトップ25に入っている。そして、デービッド・コークの妻、ジュリア・フレッシャー・コーク(Julia Flesher Koch)とその家族が、彼の代わりに22位にランクインしている。
マスクは、新しく加わった人物で最も注目すべき存在だ。テスラ(Tesla)やスペースX(SpaceX)のCEOを務め、今日の世界で最も裕福な人物になった。ペイジと、彼とともにアルファベットを共同創業したセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)は、それぞれの資産が2500億ドルを超え、2位と3位になった。
アマゾンの創業者で会長であるベゾスは、純資産2600億ドルで再び4位になった。そして、オラクルの共同創業者エリソン、メタの共同創業者であるザッカーバーグが、資産それぞれ2420億ドル、2200億ドルで続いた。
現在の長者番付のトップ10には、LVMHの創業者ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)、マイクロソフト(Microsoft)の元CEO、スティーブ・バルマー(Steve Ballmer)、エヌビディア(Nvidia)の創業者でCEOのジェンスン・フアン(Jensen Huang)の名前が並んだ。彼らの資産は、1480億ドルから2000億ドルになる。
有力者たちの動き

ウォーレン・バフェット(左)とビル・ゲイツ(右)は、慈善活動で寄付を行ったため、2016年から順位を落とした。
インディテックス(Inditex)の創業者のオルテガは、過去10年で資産が730億ドルから1330億ドルに倍近くに増加したが、テック界の資産が近年急速に増加したため、2位から15位に順位が下がった。
同じように、通信業界の大物であるカルロス・スリムは5位から16位に、実業家のチャールズ・コークは6位から24位になった。
10年前の長者番付を率いていたゲイツは、慈善活動への寄付のため、17位に順位を落とした。ゲイツ財団のウェブサイトによると、彼と元妻のメリンダ・フレンチ・ゲイツ(Melinda French Gates)は2024年末時点で、同財団に600億ドル以上の寄付を行っている。マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツは2025年5月、自身の資産を1080億ドルと見積もって、2045年までにその99%を寄付することを約束した。
バフェットも同じような動きで、彼は自身のバークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)の株の半分以上を寄付したことで、3位から10位に順位が下がった。投資家であるバフェットは2025年11月、60代と70代の3人の子どもに、彼らが元気なうちにすべての財産を分配したいと語った。