新型2000系デビューも健在!「京王名物」分割編成のイマ&懐かしの分割運用

京王7000系 2024年12月01日撮影
京王電鉄は2026年1月31日、最新通勤型電車2000系の運行を開始しました。2000系は「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」をコンセプトに開発された車両で、5号車に設置された車両の約半分を占める開放的なフリースペース「ひだまりスペース」などが特徴。前面形状が古代魚「サカバンパスピス」に似ている点や、「けい太くん絵本シリーズ」で新キャラクター「にこちゃん」になったことも話題になりました。

京王2000系ついにお披露目!
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新型車両2000系導入の裏で気になるのが、京王線最古参である7000系などの動向。2000系は当初10両1編成で営業運転を開始し、2027年3月までに計4編成・40両を導入する計画。報道によると、2000系導入に伴う7000系の廃車は発生しないとのことですが、現在運用されている7000系や9000系の分割編成に関して、今後の動向が気になるところです。そこで今回は、かつて存在した京王線の分割併合運用と、現在も残る分割編成についてご紹介します。
◾️合言葉は「緑のつり革」京王シーズンダイヤの名物、分割併合運用
京王線では、かつて2000年代まで分割併合運用が存在しました。そのきっかけは1967年の高尾線開業。高尾線の誕生により、京王八王子・高尾山口の双方へ特急を運転するために新宿〜高幡不動間で併結運転し、高幡不動で分割・併合を行う運用スタイルが確立されました。1990年代から2000年代にかけては、4月から6月、9月から11月の土休日ダイヤを「シーズンダイヤ」として設定。高幡不動で分割・併合する新宿〜京王八王子・高尾山口行きの分割特急や、新宿〜高尾山口・多摩動物公園行きの分割急行が設定されました。

京王5000系(初代) 1992年05月30日撮影
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分割併合運用では、初代5000系から6000系、8000系と優等運用の車両が活躍。初代5000系では八王子方4両が八王子行き、新宿方2両(後年は3両)が高尾山口行きの編成でしたが、6000系では八王子方3両と新宿方5両の8両編成に。8000系では八王子方6両と新宿方4両の10両編成となるなど、時代ごとに様々な両数や編成パターンが存在しました。

京王八王子・高尾山口行きに使用される京王8000系の10両編成 1993年05月30日撮影
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京王における分割・併合運用の名物は、「緑のつり革」を用いた案内。分割併合を実施する際の行き先をわかりやすく案内するため、7000系・8000系の4両編成(初代5000系・6000系では2両または3両編成)のつり革を緑色に。6両編成(初代5000系・6000系では4両・5両編成)の白色と区別していました。

急行高尾山口・多摩動物公園行きに使用される京王6000系 1992年10月11日撮影
©レイルラボ こめさん
「シーズンダイヤ」は2006年をもって廃止されましたが、このほかにも朝ラッシュ時間帯の8両編成に6000系・7000系の2両編成を連結した10両編成も存在。こちらは朝ラッシュ後に高幡不動などで2両編成を分割する運用が、2010年代まで存続していました。

京王6000系 2002年04月28日撮影
©レイルラボ よったんさん
◾️今も残る中間運転台 2000系登場直前の分割編成と導入2週間の動きは?
京王において営業列車での分割・併合運用はすでに消滅していますが、現在も4両と6両、8両と2両を連結した10両の分割編成が運用中。2000系が運行を開始する1月30日以前には以下の編成が使用されていました。
◾️6両+4両
7701F+7807F
7703F+7803F
◾️2両+8両
7422F+9704F(1/23まで)
7423F+9706F
7424F+9707F
7425F+9708F

京王7000系 2024年10月13日撮影
©レイルラボ Tomo-Papaさん
2000系がデビューした1月31日以降も、6両+4両・8両+2両のどちらも京王線で運用を継続。2月7日には7421F(2両)と7703F(6両)による8両編成も運用されました。分割8両については突発的なものと見られ、午前中のうちに9000系8両と車両交換が実施されています。
京王では現在9000系10両編成のリニューアルを実施しており、ダイヤ改正などの影響も受け10両編成が慢性的に不足している状況。分割編成も恒常的に運用されており、姿を減らす可能性はあるものの今後も活躍に期待できます。ただし、2021年10月に京王線の車内で発生した刺傷事件の影響もあってか、同社は編成全体を通り抜けることができない分割編成の置き換えを進める方針。今後本格的な置き換えとともに、他の7000系よりも優先的に廃車されるものとみられ、今後の動向が注目されます。

今も運用されている7701Fと7807Fの分割10両編成
©レイルラボ ニュース
以上、京王線でかつて実施されていた分割併合運用と今も残る分割編成についてご紹介しました。懐かしの分割併合運用の記憶を今に伝える京王の分割編成。多くが活躍を続けている今こそ分割編成に注目し、その姿を記録してみてはいかがでしょうか。
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