40代タイミーおじさんが大阪王将でスキマバイト!「餃子を食べるお客さん」にひそかに願ったこと

写真はイメージです Photo:PIXTA

ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は大阪王将で働いてみた。担当は食器洗いとホール補助。大変だったこととは?(ライター みやーんZZ)

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ランチタイムの大阪王将で

スキマバイトしてみた!

 氷河期世代の40代おじさんである僕が、突如ハマったスキマバイト。今回は中華料理チェーン、大阪王将でスキマバイトをしてきました。

 お店に伺い、制服に着替えて厨房へ。今回の僕のお仕事は食器洗い&ホール補助ということで、先輩バイトさんに業務説明をしていただきます。

 基本的に僕は厨房の食洗機コーナーに待機し、ホール担当の方がどんどん食器を下げてくれるのでそれを洗っていきます。食器はシンクで下洗いをしてから食洗機へ。コップは専用のカゴに入れておき、カゴがいっぱいになったら食洗機に。ビールなどのジョッキは食洗機ではなく手洗いするという流れのようです。これはよくある食器洗いフローなので問題なしですね。

 食器洗いをしつつ、手が空いている時はホールのお手伝い。料理を運んだり、ホールの食器を片付けたり、テーブルを拭いたりして次のお客様をお迎えできる状態にすればよいようです。こちらもだいたいいつもやっているホールのお仕事と同じなので大丈夫っぽいです。

 僕が働いたのはランチタイム。なので、お客様はひっきりなしにご来店され、30席ぐらいある席はあっという間に埋まってしまいました。オーダーはお客様が自分の席のテーブルのタブレットで行い、そのオーダーが厨房内にどんどん飛んできます。

 キッチンプリンターから次々に出力されるオーダーを厨房にいる店長とバイトさんの2人で分担しつつ、手際よく片付けていく様は壮観です。

食器洗いで

一番厄介だったのは…?

 出来上がった料理はカウンターのお盆に乗せられ、「◯番テーブルにお願いします」と言われるので、手が空いていれば僕もそれを運んでいきます。紙にテーブル番号とメニュー名が書かれているのでそれを運んで「チャーハンセット、お待ち!」なんて提供していけばOK。

 お昼時で座席は全て埋まっており、待ちのお客様も何人か出ている状態だったので食事が済んだテーブルはすぐに片付ける必要があります。ほとんどの方がセットメニューをオーダーされているので麺類などの丼と餃子皿、タレ用の小皿、ご飯のお椀、コップ、お箸にレンゲなど片付けなければいけない食器の数は多めです。

 全部まとめてお盆に乗せて片付けていきますが、すぐに食器を下げる台がいっぱいになってしまうのでどんどん洗い場のシンクに食器を移し、スペース確保しなくてはいけません。ホールの手伝いをしていたら食器洗いが滞り、シンクが食器でいっぱいになってしまいました。

 ということで一旦、ホールは他のバイトさんにお任せをして食器洗いに集中します。中華料理なので食器には結構な油が付着しており、これをしっかり落としてから食洗機にかけないときれいになりません。

 丼やチャーハン皿などは浸け置きとお湯で下洗い、そして食洗機という処理でいい感じに汚れが落とせたのですが、一番厄介だったのが餃子のタレを入れる小皿。

 タレやお酢だけなら問題ないのですが、ここにラー油が入っていると汚れを落とすのが一気に大変になってくるんです。このタレ用小皿を水を溜めたシンクに入れて浸け置きしても、ラー油が皿にこびりついていて全然取れません。下洗いをかなりしっかりやらないと、食洗機にかけてもラー油が小皿に残ってしまうので洗い直しが必要になってしまいます。

 先日行ったインド料理店(詳しくは『こりゃ大変だ…40代タイミーおじさんが「インド料理店の食器洗い」に大苦戦したワケ』)でも食器に付着したカレーの油分が落ちなくて苦労しましたが、ラー油入りのタレ小皿も同じぐらい大変です。

チャーハン作りを観察

プロの技を見られるのも醍醐味

 ラー油の落ちづらさに衝撃を受け、途中からは食器が下がってくるたびに「またラー油入りか……」とげんなりするようになってしまいました。餃子を食べる時はラー油ではなく、酢コショウなどで食べてほしいと切に願うのですが、そんな渋い食べ方をする人は稀。とにかく入念にタレ小皿を下洗いし、食洗機をかけた後の洗い直しが極力、発生しないように務めました。

 食洗機にかけて洗い上がったお皿は食洗機横のスペースに種類ごとに仕分けて置きます。それを厨房の方が片付けてくれる運用なのですが、厨房の皆さんは料理のオーダーをさばくので大忙しでなかなか片付けてくれません。食器の種類もなかなか多く、食器置きスペースもすぐにいっぱいになってしまって洗い上がったものが置けなくなってしまいました。

 このままでは次の食器が洗えないので、厨房の方に食器の片付け先を聞いてどんどん片付けていきます。皆さん、忙しいのに快く片付け先を教えてくださり、助かりました。だいたい料理提供カウンター周りに置いておけば大丈夫なことが判明し、調理の邪魔にならないように隙を見て片付けていきました。

 洗い物もホール補助の仕事も慣れ、次第に自分のペースで働けるようになってきました。少し余裕が出たので作業をしながら厨房内での料理の様子を横目で観察。最近、チャーハン作りにハマっているので店長さんのチャーハンの作り方をじっくり見てしまいます。

 やっぱりコンロの火力が強いので、一気に炒められるのはすごいですね。いくつか、参考になる動きがあったので今度、自宅でチャーハンを作る際に真似してみようと思いました。こんな感じでプロの技を間近で見て、盗んだりできるのもスキマバイトの楽しいところです。

写真はイメージです Photo:PIXTA

お楽しみのまかないタイム!

チャーハンと餃子を堪能

 午後2時をすぎるとお昼のラッシュも終了。お客様の来店も散発的になり、僕の勤務終了時間も近づいたのでラストスパートをかけます。食器に加えてタッパーや調理器具など大きめの洗い物も回ってくるので、それを片っ端から洗います。

 シンク内に溜めていた浸け置き用の水も餃子のタレのラー油まみれでギトギト状態に。これでは浸け置きしてもラー油が他の食器に付着して下洗いの手間が増えるので、シンクの水を抜いて水の張り替えをしたりしました。

 スキマバイトを始めるまで飲食未経験だった僕ですが、洗い場の経験も結構積んだので、こんなこともサラッとやれるようになりました。人間、いくつになっても成長するんですね(笑)。

 そうこうしているうちに勤務終了の時間となりました。着替えをし、退勤手続きを済ませた後はお楽しみのまかないタイム。ここのお店では200円払えばほとんどのメニューをまかないとして食べられるので、チャーハン&餃子セットをいただくことにしました。

「ちょっと待っててね!」と言いながらものすごい勢いで中華鍋を振ってチャーハンを作ってくれた店長さん、かっこいいですね。ふんわりパラパラに仕上がった最高においしいチャーハンが仕事後の体に染み渡ります。餃子もパリッと焼き上がっていていい仕上がり。ラー油ではなく、酢コショウでいただきました。

 とても忙しかったけど超充実していた大阪王将のスキマバイト、楽しかったです。次は京都王将でも働いて、その違いを比較してみたいと思っています!