「セルフ飲食店」拡大 人手不足の解消に フレンチやカフェ…安くお得に

「人手不足」に悩む企業がいま、全国で増えています。「人手不足」を解消するため、お客自らが注文して商品を受け取る「セルフ飲食店」が広がっています。

人件費を抑えて、さらに私たちもお得になる、様々な工夫がありました。

■本格フレンチのコースを“破格”で実現できるワケは…

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一頭の牛から数キロしかとれないという希少部位「牛フィレ肉」の上に、高級食材のフォアグラをのせた贅沢な一皿や、前菜やエビのグリル、パスタなど全7品の本格フレンチのコースが、2時間の飲み放題つきで、“破格”の5380円です。

去年11月、東京・恵比寿にオープンしたフレンチレストラン「TOKIOフレンチ 恵比寿店」。訪れたお客さんはこう話します。

お客さん

「恵比寿の中ではきれいだし、おいしいし、コスパがいいのかなと思います」

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この価格を実現できるワケは、“セルフサービス”の導入です。

店長

「56番の方、呼ばれました」

通常はスタッフが一皿ごとに運びますが、こちらでは注文から配膳、片付けまでを、お客さんが全てセルフで行います。

お客さん

「家でやるような動作だと思うので、それでウィンウィン」

「テーブルを自分で拭いてくださいというのは驚きました」

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ホールにスタッフを置かない分、人件費を削減。その分をお客さんに“価格”で還元しているといいます。

TOKIOフレンチ恵比寿 會津安砂美店長

「普通のフレンチレストランと比べると(価格は)3分の1におさえられる。人件費はレストランではだいぶ多くの部分を占めるので、(人件費は)30%とか40%とか」

■“接客をしない”コンビニでお弁当や総菜を安く販売

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東京商工リサーチの調査では、2025年度の「人手不足」による倒産は過去最多の442件となる中、人件費をおさえることでお客さんがお得になるお店が続々と登場しています。

東京・池袋に去年オープンしたコンビニ「ミンナカ東池袋2丁目店」。

記者

「店内を見てみると、店員の姿がありません」

お客さんがセルフで会計を行う“接客をしない”コンビニです。その特徴は、お弁当や総菜などの価格の安さです。

お客さん

「デミグラスソースのハンバーグ弁当、400円ですね。普通のコンビニと比べて安いと思う」

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大手コンビニだと200円近くするおにぎりが、この店だと半額の106円。ご飯が見えないほど特大のメンチカツがのったお弁当も538円と、ほぼワンコインです。

店員の業務を店内調理と品出しだけに減らし、人件費をおさえることで、お弁当や総菜を安く販売。入り口の顔認証システムや防犯カメラを設置することで、万引きなどの犯罪を抑止しているということです。

ミンナカ エリアマネージャー 宇谷朝陽さん

「人と関わりたくないという人も働かれているので、採用の担当者に負担をかけていないのもいいところであります」

無人決済システムを開発・販売している会社によりますと、人件費の高騰などの影響で、システムを採用する無人店舗の数は右肩上がり。

■「気楽と言えば気楽」無人カフェ 防犯対策は…

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3月、東京・渋谷には店員がいない“無人カフェ”「セルフカフェ渋谷神南店」もオープンしました。自販機でドリンクを1杯購入すれば、早朝から深夜まで利用できます。

防犯対策を機械化し、全国50店舗以上に拡大しているという“無人カフェ”。

会社員(20代)

「気楽と言えば気楽ですね。(普段)カフェとかにいると、混み合ってきた時に店員さんの目を気にする。次に何か注文しないといけないという意識が働く。それが無人となっただけでもずっといられるなと」

セルフカフェ 関東エリア担当 中神正詞さん

「うちの代表が街中で気軽に仕事できるスペースがほしいと。人を雇用せずに運営できるビジネスモデルを探していたらここに辿り着いた」

店もお客さんも“ウィンウィン”な取り組みが広がっています。

(4月10日放送『news every.』より)