【純金融資産保有額】1億円以上の富裕層+5億円以上の超富裕層は、全世帯数の何%を占めているのか?

「お金に好かれる人」に共通する4つの特徴

富裕層とは?日本にはどのくらいいるの?, 【階層:純金融資産保有額/世帯数】, お金に好かれる人に共通する4つの特徴, 支出にメリハリをつけている, 情報の一次ソースを求め、常に学び続ける, お金では買えない「時間」や「健康」を大切にする, 上質なネットワークを作る

【純金融資産保有額】1億円以上の富裕層+5億円以上の超富裕層は、全世帯数の何%を占めているのか?

新年度が始まるタイミングは、貯蓄に取り組む絶好のチャンスです。目標とする金額は人それぞれ異なりますが、1億円をめざして貯蓄をしていこうと考えている方もいるのではないでしょうか。

では、現在の日本において純金融資産保有額が1億円以上あるのは、どのくらいの割合なのでしょうか。

また、お金が貯まっていく「お金に好かれる人」にはどのような特徴があるのでしょうか。本記事で、詳しく解説していきます。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

富裕層とは?日本にはどのくらいいるの?

そもそも「富裕層」とはどのような人を指すのでしょうか。実は、富裕層には明確な定義が定められているわけではありません。

純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の調査を行っている野村総合研究所では、富裕層を「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」と定義付けています。

さらに、5億円以上の純金融資産を保有している層を超富裕層と定義しています。

野村総合研究所は、世帯が保有する純金融資産保有額をもとに、国内の世帯を次の5つの階層に分類しました。

富裕層とは?日本にはどのくらいいるの?, 【階層:純金融資産保有額/世帯数】, お金に好かれる人に共通する4つの特徴, 支出にメリハリをつけている, 情報の一次ソースを求め、常に学び続ける, お金では買えない「時間」や「健康」を大切にする, 上質なネットワークを作る

純金融資産保有額の階層別の資産規模と世帯数

【階層:純金融資産保有額/世帯数】

・超富裕層:5億円以上/11万8000世帯

・富裕層:1億円以上5億円未満/153万5000世帯

・準富裕層:5000万円以上1億円未満/403万9000世帯

・アッパーマス層:3000万円以上5000万円未満/576万5000世帯

・マス層:3000万円未満/4424万7000世帯

「1億円以上5億円未満」の富裕層が153万5000世帯、「5億円以上」の超富裕層が11万8000世帯で、合計すると165万3000世帯です。

これは全世帯数の約3%であり、ごく一部の限られた人であることがわかります。

2005年の統計開始以降、富裕層と超富裕層を合わせた世帯数は増加傾向にあり、2023年には2005年のおよそ2倍となっています。

富裕層とは?日本にはどのくらいいるの?, 【階層:純金融資産保有額/世帯数】, お金に好かれる人に共通する4つの特徴, 支出にメリハリをつけている, 情報の一次ソースを求め、常に学び続ける, お金では買えない「時間」や「健康」を大切にする, 上質なネットワークを作る

純金融資産保有額の階層別にみた保有資産規模と世帯数の推移

富裕層・超富裕層が増加した背景としては、主に以下のような資産価値の上昇が挙げられます。

・株価や投資信託といった資産の価値が大幅に上昇したこと

・円安により外貨建て資産の価値が増加したこと

また、相続により親から高額な資産を受け継いだことも理由のひとつと考えられます。

お金に好かれる人に共通する4つの特徴

富裕層や超富裕層など「お金に好かれる人」には、共通する考え方や行動が見られます。主な4つの特徴を確認していきましょう。

支出にメリハリをつけている

お金に好かれる人は、支出する際に「これが欲しい!」と衝動的に購入するのではなく、その支出が本当に必要なものか、また、価格以上の価値のあるものかを十分に検討します。

お金がある人は、好きなものを何でも自由に買ったり、値段を見ずに買い物をしたりすると思われがちです。

あるいは、貯蓄に励むために、厳しい節約をしているのではないかとイメージされるかもしれません。

実際には、スキルアップなど自分磨きのための費用や、家族や大切な人たちとの食事・旅行といった「自分の資産」になるものには積極的に支出している傾向があります。

その一方で、コンビニでの「なんとなく買い」やATM使用時の手数料など、無駄な支出は極力抑えることを意識しています。

情報の一次ソースを求め、常に学び続ける

SNSで一方的に流れてくる断片的な情報に左右されず、最新の一次情報をもとに判断することを心がけています。

例えば、社会保障や税制など、改正されたタイミングで内容を正しく把握することで、制度を有効活用できます。

また、資産運用をするにあたり、仕組みや注意点などを十分に理解してから取り組むため、自分に適した方法を選択できたり、軌道修正がしやすくなったりします。

既存の知識だけに満足せず、積極的に新しい知識や技術の習得を目指すのも特徴の一つです。

お金では買えない「時間」や「健康」を大切にする

お金に好かれる人は、お金と同じくらい時間や健康も大切にする人が多いです。

常に「タイム・イズ・マネー」を意識することで、惰性的に過ごす時間を極力減らし、自身の成長や幸福に結びつく上質な時間を作り出しています。

また、お金で買えない価値あるものとして健康にも十分に気を遣っています。

例えば、質の高い睡眠をとること、栄養バランスの良い食事を摂ること、適度な運動を取り入れることなどです。

良好な健康を保てれば医療費がかからず節約に役立つほか、療養のために働けなくなるリスクを減らせます。

上質なネットワークを作る

お金が貯まる人は、相互に信頼し合える人たちとのコミュニティを大切にし、お互いに高め合うという特徴も見られます。

自分から「奪う人」や「エネルギーを吸い取る人」と距離を置き、上質な人脈づくりを心がけています。

知識があることが質の高いネットワーク形成に役立ち、質が高い人が集まるからこそ、より貴重な知識が得られます。

その知識を活用してさらに資産を増やせるという循環が、資産を増やし続けられる仕組みといえるでしょう。

まとめ

現在の日本における富裕層・超富裕層の割合は、全世帯の約3%のみと、ごく一部に限られています。

しかし、その数や保有資産額は年々増加傾向にあります。

富裕層・超富裕層といったお金に好かれる人たちは、単にお金を大切にしているだけでなく、お金に好かれる思考や行動を意識して生活している傾向にあります。

お金と同様に時間や健康も大切にし、常に新しい情報や専門的な知識を積極的に取り入れ、コミュニティを形成してさらなる資産形成に役立てています。

お金に好かれる人になれるよう、日々の生活の中にできることから取り入れてみてはいかがでしょうか。

※金額等は執筆時点の情報に基づいています。

参考資料

・野村総合研究所「日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」

関連記事

【いまどき70歳代の懐事情】「貯蓄額の平均」はいくら?《年金月額・ひと月の家計収支》から見るシニアのリアルな暮らしとは

【平均年収400万円で38年間働いた人】「厚生年金+国民年金」はいくらもらえる?《年金受給額の目安》を試算してみた

【富士通】株価急落の裏で起きた利益倍増の謎。AIを逆手にとる「SIerの逆襲」と投資の勝機を元機関投資家が解説