ANA、2026年度機材計画発表 777-300は今年度で完全退役 737MAX5機受領へ

羽田空港 2020年12月25日撮影 JA751A ボーイング777-381 全日空
ANAホールディングスは2026年4月30日、2026年3月期決算とあわせて2026年度の機材計画を公表しました。主な動きとして、ボーイング787、737MAXなどを16機を導入します。既存機は7機を退役させ、中でも現在3機保有する777-300型機は、今年度中に完全退役することが明らかになりました。
◾️737MAX導入開始、787も増備進む
新造機の内訳は、ボーイング787-10型機が1機、787-9型機が4機、737-8型機(737MAX8)が5機、エアバスA320neoが3機、デ・ハビランド・カナダ DHC-8-400型機が3機の予定です。
787-10は、これまでロールス・ロイスエンジンを搭載した国際線機材を3機を運航するほか、GEnxエンジンを搭載した国内線機材を2023年度に2機、2024年度に3機、2025年度に2機の計7機受領。今年度に導入する1機も国内線に導入されるとみられます。同社は国内線用に11機を発注していたものの、そのうち3機を787-9に発注変更することを2026年3月に発表。これにより、国内線向けとして発注していた787-10は、今年度受領分で引き渡しが完了する見通しです。

© FlyTeam Ari@FUKさん福岡空港 2024年7月29日撮影 JA983A ボーイング787-10 全日空
787-9については、2026年8月に受領する長距離国際線用機材に、新型ビジネスクラス「THE Room FX」をはじめとした新シートを全クラスに導入することを発表済み。同社中型機のビジネスクラス刷新は約10年ぶりとなります。

© ANAANA、新型ビジネスクラス「THE Room FX」発表!斜め上から
737-8(737MAX8)については、ANAとして初の受領となります。3月には国土交通省が同型機について日本での型式証明を付与するなど、初就航へ向けた準備は最終段階に。同社は現在、38機の確定発注を行っています。
DHC-8-400については、製造元であるデ・ハビランド・カナダの認定中古機を導入。2024年7月に7機を発注しており、そのうちの3機となります。
このほか、3機のA320neoに関してはピーチ・アビエーション(ピーチ)向けの機材と見られます。

© BoeingANA 737-8-MAX イメージ
◾️777-300完全引退へ、737-800も置き換え開始
退役機の内訳は、ボーイング777-300型機が3機、ボーイング737-800型機が1機、デ・ハビランド・カナダ DHC-8-400型機が3機です。
777-300は現在、「JA751A」「JA752A」「JA755A」の3機を運航しています。いずれも1998年から1999年にかけて導入された機齢27〜28年の機体で、514席仕様で国内幹線輸送を担ってきました。今回の退役によりANAの777-300は完全退役となるほか、国内線での500席を超える大量輸送時代は終焉を迎えます。

© FlyTeam Gambardierさん伊丹空港 2002年3月9日撮影 JA751A ボーイング777-381 全日空
737-800型機については、737-8への更新に伴い段階的な退役が始まります。現在運航する39機に対し、737-8の確定発注数は38機となっており、今後世代交代が進む見込みです。
DHC-8-400型機についても導入初期の機体が機齢22年となっており、認定中古機導入により置き換えが行われます。なお、DHC-8-400退役は、高知空港で2007年に発生した胴体着陸後に退役した「JA849A」以来となる見込みです。

© FlyTeam sumihan_2010さん伊丹空港 2026年4月25日撮影 JA467A ボンバルディア DHC-8-402Q ダッシュ 8 ANAウイングス
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