ドイツ人が豚肉を生で食べる理由。「ネギトロみたいな味」で絶品だった
「ドイツの食事」と聞いてまず何を思い浮かべるだろうか?ドイツに住み始める前に私がイメージしていたのは「ビールとソーセージ」だった。そして、私たちが毎日寿司を食べないように、ドイツの人々もさすがに毎日ソーセージを食べているわけではないだろうと思っていた。ところが実際にドイツに7年ほど住んでみてわかったのは、「ドイツの人々はかなりの高頻度で、なんなら毎日ソーセージを食べている」ということだった。最初はこれには非常に驚いたが、納得できる理由もとても多かった。ドイツでどのようにソーセージが親しまれているか、その一部を紹介したい。
ソーセージは1500種類以上ある

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私たちがソーセージと聞いてイメージするものといえば、茹でたり焼いたりして食べる、お弁当などにもよく入っているあのソーセージくらいのものだろう。ところが実はドイツではそうではない。ソーセージはドイツ語でヴルストと呼ばれているが、一口にヴルストといっても多種多様で、そもそも加工肉全般を指す語でもある。肉のパテやサラミ、生ハムや加熱されたハムも含んでヴルスト(ソーセージ)とくくっているため、一説によるとその種類はドイツ国内だけで1500以上にのぼるという。「ドイツの人は毎日のようにソーセージを口にする」というのは、決して嘘ではないのだ。

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スーパーの冷蔵コーナーにはヴルストのコーナーが広く取られ、量り売りのコーナーも充実している。それぞれの地域特有のヴルストというものも多くあり、私の暮らすニーダーザクセン州には穀物とひき肉を一緒に腸詰にしたソーセージがあったり、ミュンヘンなど南ドイツには、鮮度を重視するあまり「午前中しか口にしてはいけない」といわれている白ソーセージなどもあり、そういった現地の味を楽しみにドイツ国内を旅行する人も少なくない。
世にもおいしい「生肉のソーセージ」

スーパーで購入した、生の豚肉を使ったMettwurst 。
ドイツのソーセージ文化のなかでもとりわけ異色に感じるのが、Mettwurst(メッドヴルスト)だ。