「驚愕の2兆4000億円超増加!」自助努力の個人年金が大人気ってホント?

将来の年金を自分で準備するための保険【個人年金保険】新契約件数と新契約高とも4年連続で爆上がりなのは一体ナゼ?

「定額・変額ともに増えている!」個人年金保険が好調, 定額年金保険の新契約件数は全体の約67%を占め、主流を維持, 全体の新契約高(金額)は前年より2兆4000億円以上の増加, 「将来の年金を自分で備える」個人年金保険のしくみ, 定額個人年金保険は「受取額が一定」, 変額個人年金保険は「運用結果によって変動」, 運用次第で「死亡給付金」も変動

「驚愕の2兆4000億円超増加!」自助努力の個人年金が大人気ってホント?

「将来いくら公的年金が受給できるかご存じですか?」

「人生100年時代」と言われる中、公的年金のみに頼るだけではなく自助努力が必要となります。将来の年金を自分で備える手段として注目される「個人年金保険」。近年は契約件数・金額ともに増加傾向にあります。定額型・変額型それぞれの特徴や最新の契約動向を、データとともにわかりやすく解説します。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

「定額・変額ともに増えている!」個人年金保険が好調

将来の年金を自分で準備するための保険が個人年金保険ですが、老後資金づくりの手段として有効的です。

最近の契約動向についてみていきましょう。

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個人年金保険の種類別新契約件数と新契約高の推移

2020年度から右肩上がりで新契約件数と新契約高が伸びているのがわかります。

2023年度について、ポイントにそってみていきましょう。

定額年金保険の新契約件数は全体の約67%を占め、主流を維持

2023年度の新契約件数は以下の通りです。

・定額個人年金保険:89万件

・変額個人年金保険:42万件

・合 計 :132万件

定額個人年金保険は89万件で全体の約67%を占めています。

個人年金保険の主流は定額個人年金保険だということがわかりますね。

全体の新契約高(金額)は前年より2兆4000億円以上の増加

2023年度の新契約高(金額)は以下の通りです。

・定額個人年金保険:5兆691億円

・変額個人年金保険:3兆1918億円

・合 計 :8兆2610億円

2022年度の合計が5兆8581億円なので、2023年度は2兆4000億円以上増加したことがわかります。

「将来の年金を自分で備える」個人年金保険のしくみ

個人年金保険とは、将来の年金を自分で準備するための保険で、あらかじめ決めた時期(たとえば60歳)から定期的に年金を受け取れるしくみです。

主に「定額個人年金保険」と「変額個人年金保険」の2種類があります。

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定額個人年金保険と変額個人年金保険のイメージ図

図表では平準払いのケースを想定しています。

個人年金保険の保険料支払い方法については、保険会社や商品によって定期的に分割して保険料を支払う「平準払い」と、まとまった金額を一括して支払う「一時払い」があります。

年金の受取額が決まっている「定額型」と運用成果次第で資産が増える可能性がある「変額型」について、ポイントにそって解説します。

定額個人年金保険は「受取額が一定」

定額個人年金保険は積立後の年金受取額が毎年同じ。将来の計画が立てやすく、老後の収支を安定させたい人に向いています。

変額個人年金保険は「運用結果によって変動」

積立金額や将来受け取れる年金額が運用次第で変動します。運用がうまくいけば年金額が増え、逆に不調だと減るリスクもあります。

また、年金額は年金支払日ごとに再計算されるため、年金支払い開始後も毎年変動する可能性があります。

運用次第で「死亡給付金」も変動

変額個人年金保険では、積立の増減に応じて死亡給付金の額も変動します。

死亡時に残せる金額も運用の成績によって左右される点が特徴です。

まとめにかえて

定額個人年金、変額個人年金と見てきましたが、そもそも個人年金の種類自体も多くの保険会社が扱っており、自分に合った個人年金を始めることが大切です。特にいま新NISAをきっかけに資産運用を始める方が非常に多い中で、注目を集めているのが外貨建ての個人年金です。外貨建て個人年金は為替の影響を受けますが、毎月利率があるので新NISAやiDeCo等の投資信託の運用よりも安定運用となります。ただ外貨建て個人年金が良いというわけではありません。ご自身にあった運用方法や資産形成方法を見つけることが最重要となります。

参考資料

・一般社団法人生命保険協会「生命保険の動向(2024年版)」全頁