【60歳代の貯蓄格差】「0円から3000万円超まで!」節約しやすい4大固定費とは?
元マネースクール講師が「ムリなく支出を抑えるポイント」をコッソリ伝えます!

【60歳代の貯蓄格差】「0円から3000万円超まで!」節約しやすい4大固定費とは?
2025年の後半戦がはじまった7月。「これからの暮らし、ちょっと見直してみようかな」と感じている60歳代の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、内閣府やJ-FLECの最新データをもとに、60歳代の収入・支出・資産のリアルな状況を解説します。
収入が減っても支出は意外と減らないこの時期。元マネースクール講師の筆者が、固定費の見直しや資産活用のポイントをわかりやすくご紹介します。無理なく前向きに、家計を整えるヒントを一緒に考えてみませんか?
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【60歳代】稼ぎ方が変わるタイミングは家計を見直すチャンス!
内閣府で2025年6月10日に公表した「令和7年版高齢社会白書」をみていきましょう。
【収入】60歳代は“現役モード”から“年金モード”へシフト中

現在の1か月あたりの収入金額
60歳代前半の男性は、約68%が月収25万円以上と高めの収入を維持していますが、後半では約60%に減少し、年金中心の生活に移行しつつある様子がうかがえます。
一方で女性は、前半・後半ともに25万円以上の収入が約51%と変化が小さく、継続的に働くケースが多いと見られます。
【支出】生活費は意外と高水準?“引き算家計”のヒントも

現在の1か月あたりの生活費
支出面では、男性の約46%が前半で月25万円以上の生活費をかけており、レジャーや交際費なども含めた“現役並み”の消費が続いています。
後半になるとその割合は約40%に下がり、支出の見直しが進んでいる傾向です。
女性では60歳代後半になると、収入に大きな変化がないにもかかわらず、25万円以上の生活費をかける割合が約40%と増えており、貯蓄の取り崩しを前提に暮らしている世帯も少なくないと考えられます。
このように、60歳代は「収入の変化」と「支出の見直し」が求められる転換期であり、これまで築いてきた資産の使い方が大きなカギとなります。
【金融資産】0円から3000万円超まで…60歳代の《貯蓄格差》が鮮明に
続いて、J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額について階層ごとの世帯割合(金融資産非保有世帯を除く)をみていきましょう。
※金融資産保有額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。

60歳代・二人以上世帯の金融資産保有額
60歳代・二人以上世帯では、約2割が金融資産を保有しておらず、平均2033万円・中央値650万円と保有額には大きな差があります。
資産3000万円以上の世帯が2割いる一方で、100万円未満の世帯も約6.5%と分布は幅広く、二極化が進んでいます。
このように、60歳代の金融資産状況には大きなばらつきがあり、将来の安心感にも影響を及ぼすと考えられます。だからこそ、今ある資産をどう守り、無理なく活かしていくかが重要です。次は、家計の見直しで効果が出やすい「4大固定費」に注目してみましょう。
【固定費】見直しでグッとラクに!節約しやすい4大固定費とは?
日々の節約といっても、食費や日用品などの「変動費」は削減に限界がありますよね。
だからこそ、毎月決まって出ていく「固定費」を見直すことで、ムリなく継続できる節約効果が期待できます。

節約できる4大固定費はコレだ!
節約できる4大固定費はこちら
通信費
契約プランの見直しや格安プランの利用で、月々の支出を大きく抑えられることがあります。
保険料
加入の目的を振り返り、必要以上の保障内容になっていないかを定期的にチェックすると無駄な支払いを減らせます。
定額サービス
あまり使っていないサービスは思い切って解約することで、支出をスリムにできます。
光熱費
プラン変更や時間帯割引などによって、効率的な節約が可能です。
毎月決まって出ていく「固定費」は、見直すだけで節約効果が長く続きやすいのが特徴です。特に通信費・保険料・定額サービス・光熱費の4つは、工夫次第でムリなく支出を抑えられる代表格といえるでしょう。
まとめにかえて
今回は、内閣府やJ-FLECの調査をもとに、60歳代の収入・支出・資産状況について解説しました。
まとめると、
・60歳代は収入が減少しても、支出は大きくは減らない傾向がある
・貯蓄や資産の状況には大きなばらつきがあり、将来不安の感じ方にも差が出る
・通信費や保険料など固定費の見直しが、家計を安定させるカギになる
元マネースクール講師の筆者としては、無理に節約を頑張るよりも、先を見据えて「お金をどう使うか」を考える方が、ずっと安心につながると感じています。
ぜひ、これからの生活設計に役立てていただければと思います。
参考資料
・内閣府「令和7年版高齢社会白書」
・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」