葛飾区が新小岩-金町間にBRT導入案 貨物線沿いに「バス専用道」、ルート7kmに10駅ほどを整備
東京都葛飾区は24日、JR総武線の新小岩駅からJR常磐線の金町駅にかけ、区内を南北に走る貨物線路沿いにバス専用道を通す方針を決め、同日の区議会委員会で示した。区はこれまで貨物線に旅客鉄道を走らせることを中心に検討していたが、バス専用道を使うバス高速輸送システム(BRT)の方が早期に実現できると判断した。(加藤裕治)
◆ピーク時には1時間に10本程度運行

新小岩-金町間を走る新金線にある国道6号線の踏切を通過する貨物列車。葛飾区は同線に沿ってBRTを整備する方針を決めた=2022年、東京都葛飾区で(笠原和則撮影)
貨物線は「新金(しんきん)線」と呼ばれ、長さは約7キロ。区の案では、線路沿いにバス専用道を建設し、国道6号と交差する地点など一部で一般道をルートに使う。ルートには10駅ほどを整備し、ピーク時には1時間に10本程度を走らせる。

東京都内では、都心と臨海部を結ぶ東京BRTが既に運行されている(資料写真)
土地や施設などは区が取得、整備し、運行は民間や第三セクターが担う方式を検討している。事業費は今のところ320億~560億円と見込んでいる。年内に整備構想案をまとめ、その後、事業化に向けた計画を具体化していく。
区では、東から西方向の都心へ多くの鉄道路線が通っているのに対し、南北方向はバス路線が中心になっている。区民から新金線に旅客列車を走らせるよう要望が上がり、区は2022年8月に専門家やJR東日本、京成電鉄の関係者が加わる検討委員会を設置した。

この委員会でBRTも検討。2025年1月の報告書では、最も事業費が安く済む一方で、金町駅周辺の整備の必要性があることが指摘されている。区の担当者は「自動運転の採用など新しい交通システムを検討していく」と述べた。
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