NISAで積立投資、「つみたて投資枠フル活用!」その後15年間継続保有したらどうなる?シミュレーション結果を発表!
NISAを知る、つみたて投資枠と成長投資枠「それぞれ何が違う?」

NISAで積立投資、「つみたて投資枠フル活用!」その後15年間継続保有したらどうなる?シミュレーション結果を発表!
2024年からスタートした新しいNISA制度は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠を併用できるようになり、年間最大360万円まで非課税で投資できるようになりました。

より使いやすいNISAへ
「結局、2つの枠は何が違うの?」「どれくらいの効果があるの?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。この記事では、まず2つの枠の違いをわかりやすく解説します。さらに、つみたて投資枠をフル活用し、長期(30年間)運用した場合、資産がどれだけ増える可能性があるのかを金融庁のシミュレーション結果をもとに具体的にご紹介します。
※投資には元本割れのリスクがあり、シミュレーション結果のように必ずしも資産が増えるわけではない点にご注意ください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
NISAを知る、つみたて投資枠と成長投資枠「それぞれ何が違う?」
2024年からスタートした新しいNISAは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つを組み合わせて利用できるようになりました。

NISA「つみたて投資枠と成長投資枠」
まず「つみたて投資枠」は、長期の積立・分散投資を応援する枠で、年間120万円まで非課税で投資が可能です。対象となるのは、金融庁が定めた基準を満たす投資信託やETFなど、長期保有に向いた商品です。
一方「成長投資枠」は、株式や投資信託など幅広い商品に投資でき、年間240万円まで利用できます。2つの枠をあわせると、年間で最大360万円まで非課税で投資できる仕組みです。
非課税で保有できる期間は無期限となり、制度自体も恒久化されました。そのため、期限を気にせず、じっくりと資産づくりに取り組めます。
さらに、生涯で非課税のまま保有できる上限(非課税保有限度額)は1800万円(うち成長投資枠は1200万円)まで。
いったん売却した場合でも、その分の投資枠は翌年以降に非課税保有限度額の残高として再利用可能となり、再び非課税で投資を行うことができます。
NISAで積立投資、「つみたて投資枠フル活用!」その後15年間継続保有したらどうなる?
「つみたて投資枠」は、年間120万円まで非課税で投資が可能です。この枠をフル活用して、たとえば毎月10万円を15年間、積立投資した場合いくらぐらいになるのか?金融庁のつみたてシミュレーターを使って試算してみました。
毎月10万円を15年間年利3%で積立投資した場合のシミュレーション結果はこちら
毎月10万円を15年間(想定利回り3%)つみたて投資枠で積立投資を実施した場合、15年目の元本は1800万円に対して、運用資産額は2262万円でした。この結果、運用収益は462万円となります。

シミュレーション結果
ちなみに、その後さらに15年間(運用利回り3%)継続保有した場合どうなるのか。こちらも金融庁のNISA活用事例でみてみましょう。

年間投資枠を有効活用パターン
総額は約3525万円になる可能性が示されています。元々の投資元本1800万円の約2倍になる結果です。シミュレーションはあくまでも予測で参考程度にみるものですが、積立投資期間と継続保有期間を合わせて30年間の長期運用によって、3000万円を超える資産形成が可能になる一例としてイメージできます。
なお、投資である以上、価格変動により損失が生じるリスクがあり、必ずシミュレーション通りの成果が得られるものではありません。
NISAのこれから、さらなる拡充に期待!
2025年8月29日に公表された金融庁「令和8年度 税制改正要望項目」には、NISAのさらなる拡充を要望する内容がまとめられていました。この要望の目的は、若年層や高齢層を含むあらゆる世代の長期・安定的な資産形成を支援することにあります 。

NISA対象商品の拡充を含む制度の充実
具体的な要望事項として、あらゆる世代が自身のライフプランに沿った資産形成ができるよう、対象商品の拡充などの措置を講じることを求めています 。
また、要望項目には、こども支援の一環としてつみたて投資枠における対象年齢等の見直し(こども家庭庁が共同要望)や、非課税保有限度額の当年中の復活(投資商品の入替をしやすくするため)も含まれています 。
非課税保有期間は無期限、年間投資枠は成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円で、非課税保有限度額は1800万円(うち成長投資枠は1200万円まで)とされています。
若年層から高齢層まで、より柔軟で長期的な資産形成を可能にするため、NISAの対象商品拡充や非課税保有限度額の復活など、さらなる制度の充実に今後も期待が高まります。
まとめにかえて
今回は、2024年から始まった新NISAの「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いと、長期積立投資の具体的な効果について解説しました。まず、「つみたて投資枠(年間120万円)」は長期・分散投資向けの投資信託に限定され、「成長投資枠(年間240万円)」は幅広い商品に投資できる点が大きな違いです。
どちらの枠も非課税保有期間は無期限、生涯非課税限度額は1800万円と、制度は非常に強力です。金融庁もさらなる制度拡充を要望しており、NISAは今後ますます重要な資産形成の手段の一つとなります。まだNISAをはじめていない人も、まずは少額からでも長期的な資産づくりをスタートしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融庁「つみたてシミュレーター」
・金融庁「NISAの活用事例」
・金融庁「令和8年度 税制改正要望項目」