【10月は年金支給】《厚生年金+国民年金》「30万円(月額15万円)」もらえる人は何パーセントいる?年金にプラスできる“上乗せ収入”の作り方2選

年金が増えても家計はまだ赤字?最新データで見る「年金生活のリアル」と、今からできる備え方。

【令和5年度】厚生年金の平均受給額と受給額ごとの人数, 【家計の現実】高齢者世帯の平均赤字は月3万4000円, 公的年金の上乗せとなる収入を作る方法, 無理のない範囲で働く, 高配当株投資を行う

【10月は年金支給】《厚生年金+国民年金》「30万円(月額15万円)」もらえる人は何パーセントいる?年金にプラスできる“上乗せ収入”の作り方2選

厚生年金を月額15万円以上受給している人は、受給者全体の47.6%にとどまります。一方、高齢者世帯の家計は毎月約3万4000円の赤字が発生しており、年金だけで生活するのは困難な状況です。

経済的に安心して老後生活を送るには、年金のプラスアルファとなる収入源が必要です。本記事では、令和5年度の厚生年金受給額の実態と高齢者世帯の家計状況を解説します。

さらに、無理のない範囲での就労や高配当株投資など、年金に上乗せできる収入を作る具体的な方法を紹介します。

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【令和5年度】厚生年金の平均受給額と受給額ごとの人数

厚生労働省の資料を参考に、令和5年度における厚生年金の受給額を見てみましょう。

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年金月額階級別老齢年金受給権者数(男女別)

・1万円未満:4万4420人

・1万円以上~2万円未満:1万4367人

・2万円以上~3万円未満:5万231人

・3万円以上~4万円未満:9万2746人

・4万円以上~5万円未満:9万8464人

・5万円以上~6万円未満:13万6190人

・6万円以上~7万円未満:37万5940人

・7万円以上~8万円未満:63万7624人

・8万円以上~9万円未満:87万3828人

・9万円以上~10万円未満:107万9767人

・10万円以上~11万円未満:112万6181人

・11万円以上~12万円未満:105万4333人

・12万円以上~13万円未満:95万7855人

・13万円以上~14万円未満:92万3629人

・14万円以上~15万円未満:94万5907人

・15万円以上~16万円未満:98万6257人

・16万円以上~17万円未満:102万6399人

・17万円以上~18万円未満:105万3851人

・18万円以上~19万円未満:102万2699人

・19万円以上~20万円未満:93万6884人

・20万円以上~21万円未満:80万1770人

・21万円以上~22万円未満:62万6732人

・22万円以上~23万円未満:43万6137人

・23万円以上~24万円未満:28万6572人

・24万円以上~25万円未満:18万9132人

・25万円以上~26万円未満:11万9942人

・26万円以上~27万円未満:7万1648人

・27万円以上~28万円未満:4万268人

・28万円以上~29万円未満:2万1012人

・29万円以上~30万円未満:9652人

・30万円以上~:1万4292人

公的年金は、偶数月に前月までの2カ月分が支給される仕組みです。厚生年金を月額15万円、つまり年金支給日に合計30万円以上受給している方の割合は、厚生年金受給者全体の47.6%という結果でした。

ただし、厚生年金を受給していない人も含めて考えると、この割合はさらに低くなります。

【家計の現実】高齢者世帯の平均赤字は月3万4000円

「年金だけで老後生活を送れるか不安」という方もいるのではないでしょうか。総務省統計局の資料を参考に、高齢者世帯の家計状況を見てみましょう。

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高齢者世帯の家計状況

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高齢者世帯の家計状況

あくまでも平均値とはいえ、65歳以上・無職夫婦世帯では、毎月約3万4000円の赤字が発生しています。経済的に安心して老後生活を送るためには、年金のプラスアルファとなる収入を得ることが効果的です。

公的年金の上乗せとなる収入を作る方法

具体的に、すでに年金生活に突入している方でも実践可能な、公的年金の上乗せとなる収入を作る方法を解説します。

無理のない範囲で働く

公的年金だけでは生活に余裕が持てない場合、無理のない範囲で働くことは有効な選択肢です。

高齢者の雇用環境は改善しており、軽作業・警備員・清掃業務やシルバー人材センターから紹介を受けた仕事など、体力に合わせた仕事が見つかりやすくなっています。

週2〜3日程度のパートタイムなら、健康維持や社会とのつながりを保つ効果もあり、生きがいづくりにもなります。

ただし、無理は禁物です。一般的に高齢になると心身が衰えるため、高齢になると労災事故が起こりやすくなります。

実際に、厚生労働省の資料を見ても、60歳以上の「労働災害による死傷者数」と「割合」は上昇傾向です。

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労働災害による死傷者数

無理をして働いた結果、ケガや病気になってしまうと幸福感を大きく損ねてしまうでしょう。自分の健康状態をよく見極め、あくまでも「無理のない範囲」で働くことを意識しましょう。

高配当株投資を行う

高配当株投資は、安定した企業の株式を保有し、定期的な配当金を受け取る方法です。年金のように定期的な収入が得られるため、老後の生活費の上乗せとして活用できます。

日本には長年安定した配当を出し続けている大企業も多く、年3〜5%程度の配当利回りが期待できる銘柄もあります。

100万円を投資すれば年3〜5万円の収入となり、預貯金の利息より高いリターンが見込めます。

しかし、株式投資には元本割れのリスクがあることを忘れてはいけません。企業業績の悪化で株価が下落したり、配当が減額・無配になったりする可能性もあります。

高齢期は投資で失った資金を働いて取り戻すことが難しいため、生活に必要な資金まで投資に回すのは危険です。

投資は余裕資金の範囲内で行い、複数の銘柄に分散投資してリスクを抑えることが重要です。

まとめにかえて

年金に上乗せする収入を作るには、自分の健康状態や資産状況に合わせた無理のない方法を選ぶことが重要です。週2〜3日程度での就労なら、無理なく収入を得つつ、社会とのつながりも保てます。

ただし、60歳以上は労災事故が増える傾向にあるため、体力に合わせた選択をしましょう。

高配当株投資を実践すると、年3〜5%の利回りで定期収入が得られます。しかし、元本割れリスクがあるため生活資金は投資せず、余裕資金で複数銘柄に分散投資しましょう。

参考資料

・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

・総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」

・厚生労働省「令和5年 高年齢労働者の労働災害発生状況」