金だけじゃない──「銀」も高騰、45年ぶり高値ナゼ? ケーキやアクセサリーが…身近な影響も 売る時のコツ【なるほどッ!】

金だけでなく、銀も高騰しています。16日に45年ぶりの高値をつけました。背景には金に対しての割安感や、需要の高まりがありそうです。一方で銀は様々な製品に使われているため、身近なところにも影響が出ています。売却する際のコツも紹介します。

■16日も…金の値段は「最高値」更新

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森圭介アナウンサー

「金が連日最高値、というニュースをお伝えしています。田中貴金属工業株式会社によると金の値段は16日も更新され、1グラムあたり2万2706円(税込み)です」

「金は上がっていて、銀も上がっています」

■「ゴールデンゴジラ」は1億円超

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森アナウンサー

「さいたま市のそごう大宮店で20日まで開催されているイベント『大黄金展』を取材しました」

「金のパンダもありますが、特製のゴールデンゴジラは1億1000万円です。金でできた千手観音像は8668万円、抹茶のお茶碗は1点で1716万円、平和の象徴の鳩は455万4000円。皆さん金に魅せられていました」

■銀の製品が15点…買取金額は?

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森アナウンサー

「イベントでは買取もやっていて、金ではなく銀を持ち込む方もいました。銀を売りに来ていた80代の女性は、口紅のケース・ライター・箸など、お父様が作ったという15点の品々を持ち込みました。買取金額は5万8100円でした」

銀を売りに来た女性

「テレビを見たら、銀が上がっているというので。娘と一緒においしいもの食べようかなと」

■銀の「年次最高価格」の推移

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森アナウンサー

「銀はいろんなものにも入っていますし、純度も金より様々という部分があるのかもしれません。銀が値上がりしているわけでが、田中貴金属工業が出している銀の価格のグラフがあります。その年の一番高かった時の価格がグラフになっています」

「50年くらい前の1975年は1グラムで約54円でした。1980年にグーンと上がり、約366円で史上最高値に。ハント兄弟というアメリカの経営者が買い占めました。一気に上がり、その後は暴落をしたということです」

「史上最高値は366円ですが、1980年の1年で平均すると170円くらいでした。この後しばらく50円以下という時期が続きますが、じわじわと上がり、16日に最高値の約286円(税込み)となりました。50円くらいの時に買っていたら、かなり上がっていました」

山﨑誠アナウンサー

「1991年の生まれですが、お年玉を毎年ちょっとずつ銀をもらっていたらなあ…」

森アナウンサー

「もう1つデータがあります。9月以降では、金よりも銀の方が値上がり率は高いということです。この理由について田中貴金属工業に聞きました。実物資産である金に対して銀は割安感があり、資金が流入しているのではないかということです」

「ただ日本貴金属マーケット協会の池水代表理事によると、銀は相場の変動が激しいそうです。そのため投資をする際にはリスクがあるため、購入は慎重にと話していました」

■身近なところに…銀を使った商品は?

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森アナウンサー

「値上がりしているのは資産だから、という理由を紹介しましたが、もう1つ理由があります。それは需要の高まりです。銀はどんな製品に使われているイメージがありますか?」

忽滑谷こころアナウンサー

「真っ先に思いつくのはアクセサリーです」

直川貴博アナウンサー

「当てずっぽうですが電化製品や、スマートフォンとかにも使われているのかな?」

森アナウンサー

「あとは食器などにも使われています。意外と、こんなものにも銀が入っていたんだということがあります。抗菌・消臭効果を売りにした靴下がありますよね」

「そもそも銀には、においの原因となる細菌の増殖を抑制する抗菌・防臭性があると言われていて、靴下の繊維に銀がコーティングされている商品もあります」

「例えば商品にAgと書かれたものがありますよね。Agとは元素記号で銀のことです。いろんなものに使われています。身の回りにもあるかもしれません」

「太陽光パネルもあります。銀は電気を通す高い導電性、さらには安定性を保つということで、発電された電気を効率的に集める、取り出すことに不可欠だそうです。今は脱炭素の流れもあるので、太陽光パネルは世界的に非常に需要が高まっています」

「需要が高まっているので、値上がりするということです」

■ケーキやアクセサリーにも影響が

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森アナウンサー

「銀製品を扱う企業にも影響が出ています。ケーキに銀の粒があるのを見たことはありませんか? アラザンという、砂糖やチョコレートを食用の銀箔でコーティングしたものです。これにも銀が使われています」

「都内でオーダーメイドケーキを販売する『パティスリーCONCENT』に聞きました。去年8月の仕入れ値は200グラムで2010円でしたが、今では2670円。3割くらい上がりました。去年のクリスマス前に、ドンと値上がりをしたそうです」

「都内の別のケーキ店では、アラザンの使用をやめたというところも出てきています。食べるための銀にも影響が出ています。こういうところに銀が使われているなんて、なかなか気づきませんよね」

鈴江奈々アナウンサー

「装飾のキラキラで見た目が華やかになるので、確かに言われてみればと思いますが、そこが値上がりしているとは思わなかったです」

森アナウンサー

「デコレーションされた綺麗なケーキも値上がりをするということになるんでしょうか。さらに、銀といえばアクセサリーです。ジュエリーブランドを展開する東京・渋谷の『JAM HOME MADE東京店』に聞きました」

「これまで銀を約23.7g使った指輪を4万4000円で販売していたそうですが、最近の新商品では銀の使用量を約6.5gに抑えました。リングのボリュームはそんなに変わったようには見えませんが、よく見ると、隙間がちょっと空いています」

「3Dプリンターを使って、中を空洞にして軽量化したということです。テクノロジーとデザインを掛け合わせて、銀の使用量を減らしています。値段は2万7500円で、サイズによって重さや価格が変わります。デザインなどでも変わっているということです」

■売りに出す際はピカピカの状態で

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森アナウンサー

「家に眠っている銀を売りたいという方がいるかもしれません。買取価格の目安に、銀の純度があります。一部のアイテムにはSVやAgの後に数字が書かれてます。例えば『AG925』と書かれていると、純度92.5%を表しています」

「純度が高い方がやはり高い査定がつくということです。家にあるものを売ってみようと思う前に、銀は黒ずむことが多いので、お手入れなどをしてピカピカの状態で売るのがコツです」

「思い出の品があるかもしれません。使っていないのであれば、この物価高で苦しい家計の手助けになるかもしれません。探してみて、売る前にはピカピカにして出すのもいいかもしれません。売りに出す際の参考にしてみてください」

(10月16日『news every.』より)