【最新】2025年度の年金生活者支援給付金の給付額はいくら?年金の受給額に個人差がある理由も解説
- 【最新版】2025年度の年金生活者支援給付金の給付額はいくら?あなたの金額を確認しよう
- 年金生活者支援給付金「2025年度の給付額」はいくら?
- 年金生活者支援給付金をもらえる人のすべてをわかりやすく解説
- 「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件
- 「障害年金生活者支援給付金」の支給要件
- 「遺族年金生活者支援給付金」の支給要件
- 【重要】給付金をもらい忘れしない!手続きのすべてを解説
- 【パターン1】65歳の誕生日を迎え、老齢基礎年金を新規に請求する人
- 【パターン2】基礎年金を受給中で、新たに年金生活者支援給付金を受け取ることができる人
- 年金生活者支援給付金の支給日はいつ?
- 【驚き】年金の受給額に個人差がある理由とは?グラフで確認しよう
- 【グラフ】厚生年金・国民年金《実際の受給額》個人差・男女差を見る
- 厚生年金の平均年金月額
- 国民年金の平均年金月額
- 2025年の年金改正であなたの老後はどう変わる?最新の改正内容
- 給付金の知識を今すぐ活かして、老後のお金の不安を解消
2025年の年金改正であなたの老後はどう変わる?最新の改正内容や年金の平均受給額と個人差を徹底解説します

【最新】2025年度の年金生活者支援給付金の給付額はいくら?年金の受給額に個人差がある理由も解説
秋の夜長、皆さんはどんなふうに過ごしていますか?これからの季節は、落ち着いて将来のお金を考える良い機会かもしれません。
特に、「年金だけじゃ生活が苦しい…」と、お金のことで漠然とした不安を抱える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、年金生活者支援給付金の対象者や支給額、そして手続きまでをすべて解説します。
さらに、年金の平均受給額に個人差が生まれる理由や、2025年の年金改正についても触れていきます。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【最新版】2025年度の年金生活者支援給付金の給付額はいくら?あなたの金額を確認しよう
「年金生活者支援給付金」は、公的年金等の収入金額やその他の所得が一定基準に満たない場合に受け取れる給付金です。
老齢年金、障害年金、遺族年金のそれぞれの年金に給付金が設けられており、2カ月に一度、公的年金に上乗せして支給されます。また、給付額は公的年金と同様に、年度ごとに見直しがおこなわれます。
年金生活者支援給付金「2025年度の給付額」はいくら?

出所:厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」をもとにLIMO編集部作成
2025年度の「年金生活者支援給付金」の給付額は、前年度より+2.7%引き上げられており、6月支給分の「4・5月分給付金」から増額率が適用されています。
各給付金の2025年度月額は以下の通りです。
・老齢年金生活者支援給付金(月額):5450円(※基準額)
・障害年金生活者支援給付金(月額):1級6813円・2級5450円
・遺族年金生活者支援給付金(月額):5450円
なお、老齢年金生活者支援給付金については、上記を基準額として、保険料納付済期間などをもとに実際の給付金額が計算されます。
年金生活者支援給付金をもらえる人のすべてをわかりやすく解説
「老齢」「障害」「遺族」、3種類ある年金生活者支援給付金には、それぞれの支給要件が定められています。
一つひとつ整理していきましょう。
「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件
老齢年金生活者支援給付金の対象となるのは、下記の支給要件をすべて満たす方です。
・65歳以上の老齢基礎年金の受給者
・同一世帯の全員が市町村民税非課税
・前年の公的年金等の収入金額(※1)とその他の所得との合計額が昭和31年4月2日以後に生まれの方は90万9000円以下、昭和31年4月1日以前に生まれの方は90万6700円以下(※2)
※1 障害年金・遺族年金等の非課税収入は除く
※2 昭和31年4月2日以後に生まれた方で80万9000円を超え90万9000円以下である方、昭和31年4月1日以前に生まれた方で80万6700円を超え90万6700円以下である方には「補足的老齢年金生活者支援給付金」が支給される

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
「障害年金生活者支援給付金」の支給要件
・障害基礎年金の受給者である
・前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 障害年金等の非課税収入は除く

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
「遺族年金生活者支援給付金」の支給要件
・遺族基礎年金の受給者である
・前年の所得(※)が479万4000円以下である(扶養親族等の数に応じて増額される)
※ 遺族年金等の非課税収入は除く

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
いずれの年金生活者支援給付金も、前年の所得額が支給要件に関わっています。
なお、年金生活者支援給付金は、受給要件を満たしても自動では支給されません。受け取るためには、必ず「請求手続き」が必要です。
【重要】給付金をもらい忘れしない!手続きのすべてを解説
年金生活者支援給付金の支給対象となった人には、日本年金機構からお知らせを兼ねた請求書が郵送されます。
請求書の送付時期や書類形式は、年金の受給状況により異なります。今回は該当する人が多い2つのパターンを見ていきましょう。
【パターン1】65歳の誕生日を迎え、老齢基礎年金を新規に請求する人

出所:日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」
・65歳になる3か月前に、年金受給に必要な「年金請求書(事前送付用)」に同封して送付
・必要事項を記入し、受給開始年齢の誕生日の前日以降に、年金の請求書と併せて年金事務所に提出
【パターン2】基礎年金を受給中で、新たに年金生活者支援給付金を受け取ることができる人

出所:日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
・毎年9月の第1営業日から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が順次郵送される
・2025年1月以降に65歳に到達し、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた方は電子申請を利用できます
・電子申請を利用しない場合は、必要事項を記載し、切手を貼ってポストに投函
なお、支給要件に当てはまるかどうかが確認できない人には「年金生活者支援給付金請求書(A4型)」および「所得情報等を確認するための所得状況届」が届きます。
年金生活者支援給付金の支給日はいつ?
年金生活者支援給付金は、年6回に分けて、偶数月の15日に支払われます。なお、15日が土日または祝日のときは、その直前の金融機関の営業日に前倒しとなります。
年金の受取口座と同じ口座に、同日、年金とは別に振り込まれます。(通帳にはそれぞれ別の振込として記載されます)
各支払月には、原則、その前月までの2カ月分の年金生活者支援給付金が支払われます。例えば、10月に給付されるのは、8月分・9月分の給付金です。
【驚き】年金の受給額に個人差がある理由とは?グラフで確認しよう
今のシニア世代の年金受給事情についても触れていきます。
厚生労働省が公表している「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」のデータをもとに、60歳以上のすべての受給権者の男女差・個人差に着目してみましょう。
【グラフ】厚生年金・国民年金《実際の受給額》個人差・男女差を見る

出所:厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成
厚生年金の平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:14万6429円
・〈男性〉平均年金月額:16万6606円
・〈女性〉平均年金月額:10万7200円
国民年金の平均年金月額
〈全体〉平均年金月額:5万7584円
・〈男性〉平均年金月額:5万9965円
・〈女性〉平均年金月額:5万5777円
厚生年金(国民年金部分を含む)の平均年金月額は、男性の平均が16万6606円であるのに対し、女性の平均は10万7200円と、約6万円の開きがあります。
この格差が生じる背景には、厚生年金の計算方法があります。厚生年金は、現役時代の給与や加入期間が年金額に反映されるため、平均勤続年数が長く、生涯賃金が高かった男性の受給額が大きくなる傾向があるのです。
一方で、国民年金は加入月数に応じて受給額が決まる仕組みのため、男女間の受給額に大きな差はありません。
厚生年金受給額が月額2万円未満から30万円超までと幅が広いことからも、一人ひとりの働き方や加入期間が年金額に大きく影響していることがわかります。
2025年の年金改正であなたの老後はどう変わる?最新の改正内容
2025年6月13日、「社会経済の変化を踏まえた年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する等の法律案」が参議院本会議で可決され、法律として成立しました。
この改正は多様化する働き方や家族構成、ライフスタイルを踏まえた年金制度を目指すものです。また、私的年金制度の拡充や所得再分配の強化などによって、シニアの暮らしの安定に繋げることなども大切な狙いです。
今回の改正の全体像を見ておきましょう。
主な改正内容

出所:厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
社会保険の加入対象の拡大
・中小企業において短時間で働く人などが、厚生年金や健康保険に加入し、年金増額などのメリットを受けられるようにする
在職老齢年金の見直し
・年金を受け取りながら働くシニアが、年金を減額されにくくなり、より多く働けるようにする
遺族年金の見直し
・遺族厚生年金の男女差を解消。子どもが遺族基礎年金を受給しやすくする
保険料や年金額の計算に使う賃金の上限の引き上げ
・月収が一定以上となる人が、賃金に応じた年金保険料を負担し、現役時代の賃金に見合った年金を受給しやすくする
その他の見直し
・子どもの加算などの見直し、脱退一時金の見直し
・私的年金の見直し:iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)加入年齢の上限引き上げなど
上記の改正内容からも、公的年金は「老後の受給額」だけの話ではなく、現役世代の働き方やキャリアプラン、人生設計とも深い関わりを持つことが分かります。
給付金の知識を今すぐ活かして、老後のお金の不安を解消
公的年金などの収入が一定以下の場合、年金生活者支援給付金の対象になるかもしれません。
日々の生活に少しでもゆとりが出るよう、受け取れる給付金はしっかり活用しましょう。
年金額は物価上昇などをふまえて毎年改定されていますが、実際の物価上昇率と等しいわけではありません。
年金額が引き上げられたとしても実質の価値としては目減りしている場合もあります。
老後、年金だけに頼って生活していくのは現実的ではありません。若いうちから老後のためにある程度資産形成をしておく必要があるでしょう。
参考資料
・厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
・厚生労働省「年金生活者支援給付金制度」
・厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
・日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
・日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」