【新NISA】50歳→65歳までの15年間「毎月5万円」積立投資ミュレーション!想定利回り「2%・4%・6%」の3パターンで試算

50歳代からでも間に合う資産形成のススメ

【新NISA】50歳→65歳までの15年間「毎月5万円」積立投資ミュレーション, パターン1:年間利回り2%, パターン2:年間利回り4%, パターン3:年間利回り6%, シミュレーション結果からわかること, 積立投資の売却タイミングの考え方, 目標金額を決めておく, 一時的な価格変動に惑わされない, 一部売却も視野に入れる

【新NISA】50歳→65歳までの15年間「毎月5万円」積立投資ミュレーション!想定利回り「2%・4%・6%」の3パターンで試算

人生100年時代、そして老後2000万円問題。将来への経済的な不安から、今、資産形成への関心が急速に高まっています。

中でも、自分で資産を育てる「資産投資」は大きな潮流に。総務省の調査によれば、個人の資産に占める「有価証券」の割合は年々増加し、2024年には二人以上世帯において平均19%に達しました。

これは、多くの人が「ただ貯める」から「賢く育てる」へと、意識と行動をシフトさせている証拠です。

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貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成費(二人以上の世帯)

資産形成は50歳からでも遅くはありません。10月は年末に向けて家計を見直す絶好のタイミング。

本記事では、新NISAで毎月5万円を15年積み立てたらどうなるか、利回り別にシミュレーションを行います。豊かな老後設計に向けた一助となれば幸いです。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

【新NISA】50歳→65歳までの15年間「毎月5万円」積立投資ミュレーション

今回は、例えば50歳から65歳の15年の間、新NISAのつみたて投資枠を利用して「毎月5万円」を投資した場合に想定される最終的な利益を、3つの異なる利回りでシミュレーションします。

【シミュレーションの前提条件】

・投資期間:15年間

・年間利回り:2%・4%・6%の3パターン

・投資方法:毎月定額投資

・投資金額:月5万円(年間60万円・総額900万円)

パターン1:年間利回り2%

・総投資額: 900万円

・運用益: 147万円

・最終的な運用資産: 1047万円

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将来の運用資産額(利回り2%)

パターン2:年間利回り4%

・総投資額: 900万円

・運用益: 323万円

・最終的な運用資産: 1223万円

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将来の運用資産額(利回り4%)

パターン3:年間利回り6%

・総投資額: 900万円

・運用益: 535万円

・最終的な運用資産: 1435万円

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将来の運用資産額(利回り6%)

シミュレーション結果からわかること

投資の世界では、「複利効果」が大きな力を発揮します。利回りが上がることで、最終的な利益は単純な倍数以上に増えることがあります。これは、得た利益を再投資することで、利益が利益を生む「複利」の働きによるものです。そのため、投資を検討する際には、将来的に成長が期待できる商品(たとえば投資信託の中でも長期的な成長性が見込まれるもの)を選ぶことが重要なポイントのひとつです。

しかし、長期的な将来の経済状況や市場動向を正確に予測することは非常に困難です。短期的な利回りに左右されて商品を選択したり、多くの商品に分散投資しすぎたりすると、長期投資の本来のメリットが損なわれてしまう恐れがあります。

今回のシミュレーションでは、仮に年利2%という控えめな利回りでも、15年間コツコツと投資を続けることで約147万円の利益を得られる可能性があることがわかりました。

重要なのは、高い利回りだけを追求するのではなく、自分の資金ニーズ(いつまでに、どの程度の資金が必要か)を明確にし、それに基づいて適切な投資期間と投資金額を設定することです。

積立投資の売却タイミングの考え方

最後に、積立投資をした際の「売却のタイミング」について、大切な考え方をお伝えします。

目標金額を決めておく

積立投資を始める際は、なぜその投資をするのかという「目的」と「目標金額」を設定しておくことが大切です。

例えば、「10年後にマイホームの頭金として1000万円の資金が必要」「20年後に老後資金として2000万円を用意しておきたい」という具体的な目標を設定します。

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ライフプラン参考図

ゴールが決まっていないと、投資をいつまで続ければ良いのかわからず、思わぬタイミングで価格が下落して損をしてしまう可能性もありますが、目標金額を設定することにより、売却のタイミングの目安とすることができます。

目標金額を達成したら、それ以上の利益を追求しすぎずに、適切なタイミングで売却をすることが大切です。

一時的な価格変動に惑わされない

積立投資の最大の魅力は、時間を味方につけて資産を育てられることにあります。だからこそ、日々の値動きに一喜一憂したり、短期的な相場の上下で売買を判断したりするのはおすすめできません。

特に避けたいのは、市場が下落したときに「もうダメかもしれない」と不安になって売却してしまうことです。これは、将来得られるはずだったリターンを自ら手放してしまう行為にもなりかねません。

なぜなら、毎月定額で同じ商品を購入していく積立投資(ドルコスト平均法)は、価格が安いときには多く、高いときには少なく買うことを自動で行う仕組みだからです。つまり、価格の下落は、平均購入単価を下げる絶好のチャンスなのです。

特に、新NISAの「つみたて投資枠」で人気のあるインデックスファンドのように、経済全体の成長に連動する商品は、一時的な下落があっても長期的には右肩上がりで成長していく傾向があります。

短期的な値動きに惑わされず、あらかじめ決めた「目標金額」や「投資期間」に達するまでは、淡々と積み立てを続ける姿勢が大切です。焦らず、コツコツと時間を味方につけていきましょう。

一部売却も視野に入れる

「投資資産の売却」というと、全資産を一度に手放すイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし実際には、保有資産の一部だけを必要に応じて売却する方法も有効な選択肢です。

特にNISA口座を活用している場合、運用益に税金がかからず、売却手数料も無料の金融機関が多いため、「一部売却」を柔軟に行えるのが大きなメリットです。

この特性を活かした柔軟な運用方法として以下のような選択肢が考えられます。

・目標金額に到達したら、必要な分だけ売却し、残りはそのまま運用を続ける

・退職後の生活資金として、毎年少しずつ計画的に取り崩す

・市場の状況を見ながら、段階的に利益を確定していく

・積立をやめても、NISA口座内で保有を継続し、将来の値上がりを待つ

このように、一部売却を上手に使うことで、資産を「使いながら増やす」ことも可能になります。

ただし、保有を続ける資産には当然、市場変動のリスクが伴います。

今後の値上がりが期待できる一方で、下落する可能性もあることを忘れず、無理のない範囲で運用を続けていくことが大切です。

おわりに

人生100年時代、50歳という節目を迎え、「もう遅いのでは」と不安に感じる方もいるかもしれません。

しかし、今回のシミュレーションからも分かるように、大切なのは目標を明確にし、無理のない金額で積み立てを続けることです。利回りの予測は誰にもできませんが、コツコツと積み重ねることで、やがて大きな成果につながります。

50歳でも決して遅くはなく、これまでの経験を活かし、豊かなセカンドライフを築くためのスタートラインです。

新NISA制度を上手に活用し、将来の資産形成に向けた第一歩を踏み出してみましょう。

参考資料

・総務省統計局「家計簿からみたファミリーライフ 第4章 家計資産」

・金融庁「つみたてシミュレーター」

・金融庁「資産形成の基本」