【新NISAシミュレーション】「月5万円」50歳→65歳まで積立投資したら、最終的な資産額はいくらになる?
知っておいて損はない!新NISAにはどんな「メリット」がある?

【新NISAシミュレーション】「月5万円」50歳→65歳まで積立投資したら、最終的な資産額はいくらになる?
年末が近づき、資産形成や節税対策を見直すにはちょうどいいタイミングとなる11月。2024年からスタートした「新NISA」は、投資初心者から経験者まで幅広く注目されている制度です。
非課税枠の拡充や制度の恒久化など、これまでのNISAと比べて使いやすくなった点も多く、老後資金の準備にも活用しやすくなっています。とはいえ、「実際どれくらい資産が増えるのか?」という疑問を持つ方も少なくありません。
そこで本記事では、新NISAの基本的な仕組みやメリットを整理しながら、具体的にどのくらいの資産形成が見込めるのかを、シミュレーションを交えてわかりやすく解説していきます。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
知っておいて損はない!新NISAにはどんな「メリット」がある?
NISA(ニーサ)は、2014年に資産形成を後押しする目的で導入された制度で、2024年からは制度改正により「新NISA」として運用が始まりました。
最大の特徴は、投資による利益に税金がかからないことです。
通常であれば、売却益や配当金には約20%の税金が課されますが、NISAを活用すれば非課税となり、得た利益をそのまま手元に残すことができます。

新NISA「非課税」のしくみ
ただし、NISAには投資できる金額や対象商品に上限や制限があるため、利用する前に制度内容をしっかりと把握しておく必要があります。
「新NISA」の知っておきたい魅力的な6つのポイント
「新NISA」の主な特徴として、次の6点が挙げられます。

【新NISA】「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の特徴
・非課税保有期間は無期限
・「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能
・年間投資枠は、つみたて投資枠「年間120万円」・成長投資枠「年間240万円」
・非課税保有限度額は1800万円(内、成長投資枠1200万円)※枠の再利用可能
・つみたて投資枠の投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託」
・成長投資枠の対象商品は「上場株式・投資信託等」
「投資」というと、大きな資金が必要だとイメージする人も少なくありません。
しかし、実際には500円や1000円といった少額から始められる商品も多くあり、NISAを活用すれば、投資信託や株式も少額から購入できるため、初心者でも取り組みやすい点が特徴です。
次章では、毎月積み立てを続けた場合に将来どの程度の資産が形成できるのか、そのシミュレーション結果を確認していきます。
【利回り別】50歳から65歳「毎月5万円」で積立投資シミュレーション
ここでは、NISAを活用して積立投資を行った場合、どの程度の資産形成が可能になるのかを試算します。
以下の前提条件をもとに、想定利回りを1%から5%まで変えたシミュレーションを行います。
・50歳から65歳までの15年間で老後資金をつくる
・積立額は毎月5万円
・投資信託は「安定的な運用」を重視した1~5%の商品
【シミュレーション結果】「毎月5万円」×15年×「年1~5%」で積立投資
【新NISA】想定利回り別「月5万円」積立投資シミュレーション結果

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO編集部作成
想定利回り:資産評価額(元本部分は900万円)
・年1%:970万6000円
・年2%:1048万6000円
・年3%:1134万9000円
・年4%:1230万5000円
・年5%:1336万4000円
15年間にわたり毎月5万円を積み立てると、総額で1000万円を超える資産を築ける可能性があります。
積立元本は900万円ですが、運用利回りによっては70万円から最大で436万円程度の利益が上乗せされる見込みです。
ただし、投資にはリスクが伴い、リターンが大きい商品ほどリスクも高くなる傾向があるため、この点をしっかり理解したうえで活用することが大切です。
【積立額別】15年間で「2000万円」を作る!毎月の積立投資額をシミュレーション
老後に必要な資金は家庭の状況によって異なりますが、ここでは目標額を2000万円としたケースを想定します。
50歳から65歳までの15年間でこの金額を用意するには、毎月どれくらい積み立てる必要があるのかをシミュレーションしてみましょう。
【シミュレーション結果】「15年間」×3%で積立投資
【新NISA】積立金額別「想定利回り3%」積立投資シミュレーション結果

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」をもとにLIMO編集部作成
毎月の積立金額:資産評価額
・1万円:227万円
・3万円:680万9000円
・6万円:1361万8000円
・9万円:2042万8000円
・12万円:2723万7000円
※想定利回り:年3%
試算によると、年利3%で15年間積み立てた場合、毎月9万円の拠出で2000万円を超える資産形成が可能です。
ただし、月9万円という金額は家計への負担が大きく、さらに利回りは保証されていないため、運用が想定どおりにいかず目標額に届かないリスクもあります。
そのため、老後資金の準備は早めに始めることが重要です。
たとえば30歳から65歳までの35年間、同じ年利3%で積み立てる場合、必要な月々の積立額は2万6971円に抑えられます。
このように、時間を味方につけることで、毎月の負担を軽減しながら将来の資産を着実に築くことができるでしょう。
預貯金だけでは資産価値が目減りしてしまうかも…
今回は「新NISA」について、利回り別のシミュレーションを交えながら確認してきました。
物価がじわじわ上がっている今、使わないお金をただ銀行に置いておくだけでは、気づかないうちに価値が目減りしてしまうこともあります。
「どうせ使わないから」と預金に眠らせているお金も、少し視点を変えるだけで将来の安心につながる力になります。
新NISAは、投資のハードルを下げてくれる制度ですし、長期でコツコツ続ければ、無理なく資産を育てることも可能です。
年末が近づくこの時期、来年に向けてお金の置き方を見直してみるのもいいかもしれませんね。
参考資料
・金融庁「NISAを知る」
・金融庁「つみたてシミュレーター」