カンタス向け「超長距離仕様」A350-1000、トゥールーズで最終組立開始!最大22時間飛行可能

カンタス向け「超長距離仕様」A350-1000、エアバス・トゥールーズで最終組立開始!

カンタス航空は2025年11月7日、超長距離直行便計画「プロジェクト・サンライズ」に使用するエアバスA350-1000型機(ULR:超長距離仕様)の初号機が、フランス・トゥールーズの最終組立ラインで組み立てを開始したと発表しました。

「プロジェクト・サンライズ」は、シドニーやメルボルンなどオーストラリア主要都市から、これまで直行便のなかったロンドンやニューヨークなどをノンストップで結ぶ計画です。第二次世界大戦中の長距離飛行「ダブル・サンライズ」にちなんで名付けられ、実現すればシドニー〜ロンドン間の所要時間が最大4時間短縮される見込みです。

同計画に使用されるA350-1000(ULR)は、追加燃料タンクなどを備えた特別仕様機で、最大22時間の連続飛行が可能。カンタスは2022年5月に同機を12機発注しています。

機内は4クラス238席で構成され、ファースト6席、ビジネス52席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー140席を配置。長時間フライトに備え、全座席のうち約4割をプレミアムシートが占めます。ファーストクラスには個室型の「ファースト・スイート」を導入し、プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは同社史上最も広いシートピッチを採用。また両クラスの間には、体を伸ばしてストレッチできる「ウェルビーイング・ゾーン」が設けられています。

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© カンタス航空ファーストクラス 客室

現在製造中の初号機は、前部・中央・後部胴体の結合が完了し、主翼や尾翼、着陸装置も取り付けられています。今後はエンジンと試験装備の搭載を経て、2026年に試験飛行を開始し、同年後半に納入、2027年前半の商業運航開始を予定しています。

© Qantasプレミアムエコノミーとエコノミークラスの中間に設置される「ウェルビーイング・ゾーン」 © Qantasプレミアムエコノミーとエコノミークラスの中間に設置される「ウェルビーイング・ゾーン」