コメ高騰続くワケは…倉庫に新米“売れ残り”1200トン 生産卸売会社「余ったまま8年産が出たら悲劇」
コメの平均価格が高い状況がいまだに続いています。21日に発表された、全国のスーパーでのコメの平均価格は4260円。過去最高値となった前の週より56円安くなったものの、依然、高額となっています。なぜ、高騰が続いているのでしょうか。
■新米は4000円台 スーパーでも売れ行き低迷

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都内のスーパーに並んだ新米。価格はどれも4000円台です。
客(50代)
「全然安くならないですね。でも新米は食べたいので、いつも見てるんですけど」
高騰するコメ。売れ行きは低迷しているといい、店頭にはまだ先月下旬に精米したコメが余っている状況ですが、店の裏には…。
スーパーマルヤス 代表
「11月中旬精米のコメが届いている状況。まだ10月下旬精米のコメが、こちらにも残っている」
さらにコメの在庫がかさんでいる状況です。そのため…
スーパーマルヤス 代表
「売り急ぎたいというところもあって200円値下げして販売を始めた」
利益を減らし、少しでも安く売っていました。

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21日に発表された、全国のスーパーでのコメの平均価格は4260円。
過去最高値となった前の週より56円安くなったものの、依然、高額となっています。
■倉庫に“新米”1200トン 高騰続く理由は?

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「news zero」は、コメの生産だけでなく、卸売りも行う業者を取材しました。
生産・卸売会社の代表
「(令和)7年産をしまっている低温倉庫になります」
倉庫のなかには…。
──かなり迫力のある…量ですね。
袋に入っているのは、すべて新米です。
生産・卸売会社の代表
「1個1トンある」
──ひとつが1トン。それが何袋ある?
生産・卸売会社の代表
「(合計)1200トンなので、約1200袋ありますね」
なぜ、高騰が続くのか聞くと…
生産・卸売会社の代表
「買った値段が高いので、企業努力しても下げられる限界がある」
実は、新米は昨年のコメ不足を受けて、卸業者などの間で、集荷競争が激化。こうした影響により、農家などから例年より高値で買っているため、市場に卸す価格も上がったままだということです。
■生産・卸売会社「ここまで余るとは全く予想できず」

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高騰によって、卸業者側にもある問題が起きていました。
生産・卸売会社の代表
「売れなさすぎて困っています。そもそも7年産(新米)の価格が高い。(安い)備蓄米と外国産米の影響が大きい」
倉庫にある、1200トンものコメは“売れ残り”。しかし、今よりも価格を下げてしまうと、赤字になってしまうといいます。
──昨年(今の時期)ここはどういう状態?
生産・卸売会社の代表
「昨年はもうここはからっぽです。なんにもなく、からっぽでした」
──ここまで余るのは予想した?
生産・卸売会社の代表
「全く予想できませんでした。“コメ騒動”の時はすごいハイペースで新米が売れていったので、(新米が)余ったまま8年産のおコメが出てしまったら悲劇ですね。7年産ていうのは高くて古米になってしまうので、行き先は本当に困ります」
■鈴木農水相「集荷価格が著しく上昇したことが原因」

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鈴木農水相も、価格高騰の原因について…。
鈴木農水相
「かねての不足感から、集荷競争により集荷の価格が著しく上昇したことが原因。いずれにしても価格はマーケットのなかで決まっていくものであり、引き続き需給の安定を通じて、結果として価格の安定がはかられるよう努力する」
価格は、いつになったら安定するのでしょうか。「news zero」が話を聞いた2人の専門家は、年明け以降に、4000円前後に落ち着いていくと予想しています。
※11月22日(土)午前0時5分(金曜深夜)放送『news zero』より