NISAで「オルカンだけ」はもう卒業!“守りの高配当”と“攻めの小型株”で注目の投資信託2本

2024年1月からスタートした新NISAは、来年から3年目に突入。新NISAが始まったタイミングでは投資信託の積立をする人が増え、「オルカン」などの大ヒット商品も生まれた。今後もオルカン1本で積立を続けるだけでもいいが、投資に慣れてきた人の中には「もっとほかの商品にも投資してみたい」という思いもあるだろう。そこで、今回はオルカン+αで投資したい、NISAで買えるおすすめ投資信託を紹介!(ダイヤモンド・ザイ編集部)

「ダイヤモンド・ザイ」2026年1月号の「2026年NISAはこの9本の【投信】を買え!」を基に再編集。データはすべて雑誌掲載時のもの。

オルカンの一歩先に進むならアクティブ型の投資信託に注目!

日本株型なら為替リスクがなく、情報収集もしやすい

 NISAには所定の投資信託を積立で買える「つみたて投資枠」と、投資信託だけでなく、株などの幅広い商品にも投資できる「成長投資枠」がある。新NISAを機に投資を始めて間もない人は、つみたて投資枠を活用してインデックス型の投資信託を買っているパターンが多い。

 特に人気があるのは、世界中の株に丸ごと投資できる「全世界株型」か、世界経済をリードする米国の株に投資する「米国株型」だ。いずれも1本で高い分散効果を得られるため、すでに保有していてパフォーマンスに満足している人は、そのまま積立を続けるだけでも問題はない。

 だが、そろそろ投資に慣れてきて、何かほかにも投資がしてみたいということであれば、NISAの成長投資枠を活用し、アクティブ型の投資信託を買うのも手だ。アクティブ型は、対象指数と連動して動くインデックス型の投資信託とは異なり、運用方針や運用を指示するファンドマネージャーの力量によって成績に大きな差が出る。そのため、同じタイプ内の投資信託で比較して、より好成績なものを選ぼう。成績だけでなく、何に投資しているかも把握した上で買いたい。

 さて、すでにつみたて投資枠で全世界株型や米国株型のインデックス型投資信託を買っている場合、それに追加して何か買うなら2つの考え方ができる。1つ目は、より利益を追求できるような投資対象を選ぶこと。現状は、幅広い国・業種の株に分散投資しているが、たとえば“成長性の高い業種”などに絞って投資するテーマ株型の投資信託を選べば、より高いリターンを期待できる。また、将来の高成長が期待できる新興国株型も選択肢の1つだ。

 一方、為替リスクのある海外株型の投資信託のリスクを抑えたいなら、値動きの仕方が異なる投資対象を選びたい。具体的には、株価と違う値動きをしやすい金(ゴールド)や、為替リスクがない日本株型の投資信託などが挙げられる。

 何を選ぶかは人それぞれのリスク許容度や投資プラン次第で、正解はない。強いて言うなら、情報収集しやすく、為替リスクに振り回されないという意味で、日本株型の投資信託は初心者にとっても比較的難易度が低いだろう。

「日本株」に投資する“買い”の投資信託を2本紹介!

株式型でも値動きが安定している高配当株型はリスクが低め

 ここからは、NISAの成長投資枠で買える「日本株型」のアクティブ型投資信託を2本紹介する。1本は値動きが安定していて、オルカンなどと組み合わせて持つことで、資産全体が目減りするリスクを抑えられるタイプ。もう1本は、同じ日本株型ではあるが、成長性の高い小型株を投資対象としていて、高いリターンが期待できるタイプをピックアップした(以下、基準価額と純資産額以外のデータは2025年9月末時点。基準価額と純資産額は10月末時点。最大下落率は、過去5年のうちどこかの時点で1年間保有した場合の数値で、月次ベース)。

 最初に紹介するのは、リスクを抑える効果を持つディフェンスタイプの「日本株配当オープン【四季の実り】」(三井住友トラスト)だ。

「日本株配当オープン【四季の実り】」は、日本株の予想配当利回りの高い銘柄や、増配期待の銘柄に投資する投資信託。メガバンクなど、王道の高配当銘柄の組入比率が高いのが特徴。一方で、配当利回りが高くなくても、好業績で株価上昇が狙える銘柄も組み入れている。成績のブレが小さいので、リスクを抑える1本として有力。年4回の分配金があるため、分配金重視の人にもおすすめだ。また、信託報酬が日本株型のアクティブ型投資信託の中では安い点も魅力。

 続いて紹介するのは、利益の上乗せを狙う1本「カレラ 日本小型株式ファンド」(カレラ)だ。

「カレラ 日本小型株式ファンド」は、時価総額2000億円以下の小型株に特化して運用。ニッチトップなどの約30銘柄に集中投資する。独特な銘柄選定で、組入上位には船の入替時期を迎える造船関連や、防衛関連が並ぶ。値動きの激しい中小型株型の中で、直近5年の最大下落率が小さいことも魅力だ。

ダイヤモンド・ザイ NISA投信グランプリとは

ダイヤモンド・ザイでは1年に1回、「NISAで買える本当にイイ投資信託」を部門別にランキングし、上位のファンドを表彰している。人気や知名度ではなく、データを最重視した完全実力主義のアワードだ。「1.どれだけ上がったか(上昇率)、2.どんな時も下がらない(下がりにくさ)、3.ずっと優等生(成績の安定度)」の3つの独自基準で評価を行う。また、非常に人気があり多くのお金を集めているにもかかわらず成績が振るわない投資信託も、「もっとがんばりま賞」として発表している。

<ダイヤモンド・ザイNISA投信グランプリ2025>

[2025年]受賞投資信託30本一覧

▼日本株総合部門

▼日本中小型株部門

▼米国株部門

▼世界株部門

▼新興国株部門

▼リート部門

▼フレッシャー賞

▼もっとがんばりま賞

▼(番外編)インデックス型「最安ランキング」

▼当グランプリの「選定基準」はこちら⇒https://diamond.jp/articles/-/363017

本記事は、ダイヤモンド・ザイ1月号の内容紹介を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で運営しているものではありません。投資は自己責任において行ってください。